yuji-motomura

私は「がん」という病気に、大切なものをたくさん奪われました。無知で、情報に翻弄されるだけだった若い頃の私は、がんに立ち向かうことすらできず、大事な命が消えていくのを黙って見ていることしかできませんでした。
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2018/10/8

非ホジキンリンパ腫の化学療法(薬物療法・抗がん剤治療)の進め方と副作用

非ホジキンリンパ腫に対する治療としては、複数の抗がん薬による化学療法、抗体医薬(リツキサン)による治療が中心です。B細胞性リンパ腫の場合は抗体医薬を併用することが多くなっています。 治療としては病変が完全に消えている「完全寛解」と呼ばれる状態を目指します。 化学療法・リツキサン療法 ・CHOP療法 現時点では、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫をはじめとする多くのタイプの非ホジキンリンパ腫に対して、CHOP療法と呼ばれる抗がん薬の組み合わせを基本とした治療法が最も多く選択されています。 過去には、抗がん薬の量 ...

2025/8/26

【2025年更新】非ホジキンリンパ腫とは?最新の症状・分類・タイプ別治療法を分かりやすく解説

非ホジキンリンパ腫とは 悪性リンパ腫は、白血球の一つであるリンパ球が「がん」化し、リンパ節や脾臓をはじめとするリンパ組織を中心に、無制限に増殖していく病気です。リンパ節以外の他の臓器へと進展することもあります。 腫瘍組織の形態の違いによって大きく、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫とに分けられますが、日本では非ホジキンリンパ腫が圧倒的に多く、90%以上を占めています。非ホジキンリンパ腫は、いくつものタイプに分類され、それぞれのタイプによって進行のスピードなどが異なります。 悪性リンパ腫は高齢者に多く、7 ...

2025/12/29

【2025年更新】悪性リンパ腫の治療中に妊娠・出産は可能か?不妊対策と妊娠中の治療選択

悪性リンパ腫の治療が妊娠能力に与える影響 悪性リンパ腫の治療を受ける患者さんの中には、将来的に子供を持つことを希望している方も少なくありません。特に若い世代の患者さんにとって、治療後の妊娠・出産の可能性は重要な関心事です。 悪性リンパ腫の標準的な治療では、抗がん薬を組み合わせた化学療法が中心となります。この化学療法は、がん細胞だけでなく、正常な細胞にも影響を及ぼすため、生殖機能に一定の影響が生じることが知られています。 治療開始前に妊娠能力への影響について理解し、必要に応じて対策を講じることが、患者さんの ...

2025/8/26

【2025年更新】悪性リンパ腫の骨髄移植・自家造血幹細胞移植・ミニ移植治療の最新情報と効果について

悪性リンパ腫における造血幹細胞移植の基本知識 造血幹細胞移植は、悪性リンパ腫の治療において重要な選択肢の一つです。造血幹細胞とは、血液を作り出すもととなる細胞のことで、骨髄、末梢血、臍帯血(へその緒の血液)から採取できます。この造血幹細胞を患者さんの体内に移植することで、正常な血液産生機能を回復させる治療法が造血幹細胞移植です。 2025年現在、造血幹細胞移植は技術的な進歩により、以前よりも安全性が向上し、適応範囲も拡大してきています。特に高齢者への適用や合併症の軽減において進展が見られます。 自家造血幹 ...

2018/10/8

悪性リンパ腫の化学療法(抗がん剤治療)と放射線治療

悪性リンパ腫の治療は、抗がん薬による化学療法が基本となり、タイプによってさまざまな抗がん薬の組み合わせが選択されます。また、診断時点での病気の拡がり具合によっては、化学療法に放射線療法を加えることがあります。 最近、抗体医薬と呼ばれる新しい薬が登場し、特にB細胞性リンパ腫に対して盛んに使われるようになりました。 化学療法(抗がん剤治療) 悪性リンパ腫の治療の基本は、複数の抗がん薬による化学療法です。ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫とで、使用される抗がん薬の組み合わせは異なりますが、いずれにしても腫瘍細 ...

2018/10/8

悪性リンパ腫の検査方法と診断

悪性リンパ腫の診断は、血液検査・超音波検査・CT検査から始まり、リンパ節生検で確定診断をします。生検で確定診断がつくと、次に骨髄検査、PET検査などによって、病気がどこまで拡がっているのかを明らかにしていきます。 主な検査の種類と流れ ・血液検査 血球の数、血液の性状などを検査 ・超音波検査 リンパ節の形や数、大きさを検査 ・CT検査 リンパ節や脾臓の腫れなどを検査 ↓ ・リンパ節生検 リンパ節の切除による病理学的検査 ↓ ・骨髄検査 悪性リンパ腫の骨髄への浸潤の有無を検査 ・脳脊髄液検査 悪性リンパ腫の ...

2025/12/29

【2025年更新】悪性リンパ腫の症状を詳しく解説。初期症状から進行時の変化まで

悪性リンパ腫で最も多く見られる症状 悪性リンパ腫は、血液のがんの一種で、リンパ系組織から発生する病気です。この病気の症状は、がんが発生した場所や悪性リンパ腫の種類によって大きく異なります。 最も代表的な症状は、リンパ節の腫れです。リンパ節は全身に分布していますが、特に首(頸部)、わきの下(腋窩)、足の付け根(鼠径部)のリンパ節は体の表面に近い位置にあるため、腫れを自分で触って確認できます。 悪性リンパ腫によるリンパ節の腫れには、いくつかの特徴があります。一般的には、腫れたリンパ節を押しても痛みを感じないこ ...

2025/8/26

【2025年更新】悪性リンパ腫の原因は?ワクチン・タバコ・ストレス等との関連性を徹底解説

悪性リンパ腫とは 悪性リンパ腫は、身体のリンパ組織と呼ばれるところから発生する悪性腫瘍です。リンパ組織には、全身に分布するリンパ節のほかにリンパ管、胸腺、脾臓、扁桃、それから骨髄までが含まれます。がん化したリンパ球は、病気の進展とともにリンパ組織だけでなく全身の臓器へも拡がっていきます。 悪性リンパ腫は白血球の一種であるリンパ球ががん化する病気で、100種類以上の病型があります。がん細胞の形態や性質によって、大きくB細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫・NK細胞リンパ腫、ホジキンリンパ腫に分類されます。 悪性リン ...

2025/8/25

【2025年更新】子宮体がんの再発率や転移時の症状・治療方法について解説

子宮体がんの再発率と基本的な転移パターン 子宮体がんは、治療後の経過観察において再発の可能性を常に考慮する必要があるがんの一つです。子宮体がんの再発率は、初回治療時の進行度や組織型によって大きく異なります。 早期の子宮体がん(I期)では再発率は約3-15%とされていますが、進行期になるにつれて再発率は上昇し、III-IV期では30-60%程度まで高くなることが報告されています。特に筋層への浸潤が深い場合、リンパ節転移がある場合、悪性度の高い組織型の場合には、再発リスクが高まることが知られています。 子宮体 ...

2018/10/8

卵巣がん再発したときに行われる抗がん剤治療とは

手術で切除した部位の近辺にがんが発生することを「局所再発」と呼び、がんが卵巣から離れた組織にできることを「遠隔転移」と呼びます。 卵巣がんは骨盤内で再発する「局所再発」も多いですが、骨盤外へ転移するケースも多く見られます。「遠隔転移」しやすい部位はリンパ節、肺、肝臓、骨、脳などです。 再発がんは総じて治療が難しく、医療行為での根治の可能性は低くなります。特に卵巣がんは、手術などでいったん目に見えるがんが消えても3年以内に再発するものが7割に上ります。 卵巣がん再発時には初回とは抗がん剤を変える 再発した卵 ...

2018/10/8

卵巣がん手術後の定期検査のタイミング(スパン)と検査項目

手術などの治療後に、がんが新たに発生することを「再発」といいます。現在、がんの再発を予防できる医療行為はありません。再発を早期に発見できれば、それだけ治療も早く開始することができるため、卵巣がんの手術後は定期的な検診を受けることが推奨されています。 定期健診の間隔と時期 2~3年以内に再発するケースが多いため、この期間は比較的短い間隔で受診することが大事です。その後は個人個人の病状によって、受診の間隔は異なります。 【定期健診の間隔】 期間 卵巣がん 治療後1年まで 1~2か月ごと 2年目まで 2~3か月 ...

2018/10/8

卵巣がんの治療と骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、骨の強度が低下し、骨折しやすくなった状態です。卵巣欠落症状と同様に、卵巣がんや子宮がんの治療を行うことによるエストロゲンの欠乏によって起こります。 体内で骨は、新しい骨を作り(骨形成)、古い骨を壊す(骨吸収)という代謝(骨代謝)を絶えず繰り返しています。骨吸収を行う細胞を破骨細胞、骨形成を行う細胞を骨芽細胞といい、エストロゲンが減少すると、破骨細胞が活性化され、骨吸収が盛んになります。 そのため骨形成を上回り、骨代謝のバランスが崩れ、骨塩量(こつえんりょう。骨に含まれるミネラル=カルシウ ...

2025/12/30

【2025年更新】子宮体がん手術後の再発率とステージ別リスクを分かりやすく解説。再発時の自覚症状やおりもの変化まで

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮体がんの治療において、手術後の再発リスクをどう評価し、どのような経過観察や追加治療を行うかは、患者さんにとって大きな関心事です。 手術が成功しても「再発するのではないか」という不安を抱える方は少なくありません。実際、子宮体がんの再発率はステージや組織型、浸潤の程度によって大きく異なります。 この記事では、子宮体がん手術後の再発率について、ステージ1やステージ2を含む各病期ごとの違い、再発時に現れる自覚症状やおりものの変化、そして再発した場合の余命や ...

2025/12/30

【2025年更新】子宮頸がんステージ4(4a・4b期)の治療法と生存率は?完治の可能性・転移と症状・余命について

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮頸がんがステージ4と診断されると、患者さんやご家族は大きな不安を感じるものです。 しかし、ステージ4であっても治療の選択肢は複数あり、適切な治療を選ぶことで症状をコントロールし、生活の質を保ちながら治療を続けることが可能です。 この記事では、子宮頸がんステージ4の分類、治療法、生存率、転移の特徴、緩和ケアについて、2025年時点の最新情報をもとに解説します。 子宮頸がんステージ4とは 子宮頸がんのステージ4は、がんが子宮頸部から離れた臓器に広がった ...

2026/1/10

【2026年更新】子宮体がんステージ3期の治療のすべて。手術、化学療法、治療の流れ、生存率、費用、術後の生活まで

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮体がんのステージ3期と診断された患者さんにとって、これからどのような治療が行われるのか、予後はどうなのか、治療費用はどれくらいかかるのかなど、不安や疑問は尽きないと思います。 ステージ3期は進行したステージですが、適切な治療を受けることで良好な予後が期待できる段階でもあります。この記事では、ステージ3期の定義から標準的な治療法、生存率、治療費用、術後の生活まで、治療選択の思考整理に役立つ情報を詳しく解説します。 子宮体がんステージ3期とはどのような ...

2026/2/8

【2026年更新】子宮体がんの準広汎子宮全摘出術と広汎子宮全摘出術について。切除範囲と手術の違いを詳しく解説

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮体がんと診断され、がんが子宮頸部にまで広がっているステージIIと告げられた患者さんにとって、どのような手術が行われるのか、その切除範囲はどの程度なのか、という点は大きな関心事です。 ステージIIの子宮体がんに対しては、がんの広がりに応じて「準広汎子宮全摘出術」または「広汎子宮全摘出術」という、より広い範囲を切除する手術が選択されます。これらの手術は、単純子宮全摘出術よりも切除範囲が広く、がんを確実に取り除くことを目的としています。 この記事では、2 ...

2025/12/30

【2025年更新】子宮体がんの単純子宮全摘術とは?広汎子宮全摘との違い、適応ケース、入院期間、費用、術後の生活まで徹底解説

子宮体がんの「単純子宮全摘術」について こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮体がんと診断された患者さんにとって、これから受ける手術について正確に理解しておくことは、治療への不安を軽減し、納得して治療に臨むために重要です。 子宮体がんの治療では、約9割の患者さんに外科手術が適用されます。手術方法にはいくつかの種類があり、がんの進行状況によって選択される術式が異なります。 この記事では、早期の子宮体がんに適用されることが多い「単純子宮全摘術」について、その適応条件、手術内容、他の術式との ...

2026/1/11

【2026年更新】卵巣がんの腹腔内化学療法とは?適応・使われる薬・費用・効果と副作用を詳しく解説

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 卵巣がんは、腹腔内に広がりやすい性質を持つため、手術後の治療戦略が重要です。その治療法の一つとして注目されているのが、腹腔内化学療法(IP療法)です。 お腹の中に直接抗がん剤を注入するこの治療法は、従来の静脈内投与とは異なるアプローチで、高い治療効果が期待される一方で、特有の副作用や実施における課題も存在します。 この記事では、卵巣がんの腹腔内化学療法について、その仕組み、適応となる患者さんの条件、使用される薬剤、具体的な治療の流れ、費用、そして現在の ...

2025/12/31

【2025年更新】卵巣がん手術後の抗がん剤治療をどう考えるか?目的・使う薬剤・効果と副作用を解説

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 卵巣がんと診断され、手術を受けた後、多くの患者さんが直面するのが「化学療法は必要なのか」「どのような治療を受けるのか」という疑問です。 卵巣がんは、婦人科がんの中でも抗がん剤の効果が期待できるがんとして知られています。そのため、手術後の化学療法は治療戦略において重要な役割を担っています。 この記事では、卵巣がん手術後に行われる化学療法について、その目的、使用される薬剤、効果と副作用、そして卵巣がんの種類による治療の違いまで、詳しく解説します。 卵巣がん ...

2026/1/24

【2026年更新】卵巣がん標準手術を詳しく解説。「卵巣+子宮摘出+大網+骨盤・傍大動脈リンパ節切除手術」とは

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 卵巣がんと診断された患者さんにとって、どのような手術が行われるのかを理解することは、治療の見通しを立てる上で重要です。 この記事では、卵巣がんの標準的な手術である「卵巣+子宮摘出+大網+骨盤・傍大動脈リンパ節切除手術」について、2025年に改訂された最新のガイドラインに基づいて詳しく解説します。 卵巣がんの標準的な手術とは 卵巣がんの治療において、手術は最も基本となる治療法です。 2025年に発刊された「卵巣がん・卵管癌・腹膜癌治療ガイドライン2025 ...