考え方

頭が混乱してパニックになってしまったら

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大きなショック(病気の告知、解雇など経済的な打撃など)を受け、頭が混乱してパニックになり、動悸がつづき、手がワナワナとなる・・という経験を持つ人は多いと思います。

受けたショックが大きければ、混乱状態はすぐにはおさまらず、数日や一週間程度続いてしまうことがあります。

時間が経てば軽減してくるものとはいえ、そのさなかにいるときはとても辛く、精神的にも肉体的にも強く疲労してしまうことになります。

また、ショックに対しての感受性が強く、すぐに精神的に不安定になったり、気分が大きく落ち込んでしまう頻度が多い、という人もいます。

特に夜、眠るべきときにベッドに入ってもその状態が続けば、睡眠障害や不眠にもつながるため、できるだけ早くパニックから抜け出すことは大切なことです。

この記事では私が実際にアドバイスしている内容のうち、1つのアプローチ方法をお伝えしたいと思います。

頭が混乱してパニックになってしまったときの解決法

1.ノートを買う。A4サイズ。無地のもの。
2.誰にも見られない場所(自分の部屋やカフェの奥の席など)に行く。

ここまでが準備です。

このノートは誰にも見せません。自分だけのものです。

何のためにノートを使うかというと、「自分自身との対話のため」です。

「悩みをなんとなく書き出す」のではなく、自分と話すためのものです。

なぜ、そうするのか

頭の中で渦巻いているのは「言葉」です。

明日、何食べようか考えるとき、実際に頭のなかでは「あした、なにたべよかな」という言葉を話しています。

しかし、頭のなかで話している言葉は、あまりクリアな感じではありません。

文字にすると伝えにくいのですが、上の例でいうと

「あ・・た、なに べよ な」

こんな感じです。

しかも、頭の中の言葉は泡のように一瞬で無くなります。

頭のなかで色々と考えていても、一向にまとまらないのは「言葉がクリアでないうえに、すぐに消えてしまうから」です。

頭だけをつかって「この場合はこうすればいいのかな?」「いや、こうするのがいいのではないか?」などと自問自答しようとしても良い解決策が生まれにくいのです。

そのため、ノートとペンを使います。

パソコンやスマホのメモではだめです。これを使うと「文字情報」になってしまい、自分の心の言葉であるというリアリティが失われます。

大事なのは自分で書き、文字を目で確認することです。

自分の言葉を自分で書くことでリアリティのある会話になる、ということですね。

ノートを使った自問自答のやりかた

「カッコつけないこと」

これが一番重要です。なので、誰にも見られないという前提が必要になります。

心の中から出てくる言葉を、編集せずに自問自答をします。

例えば

「何が恐いんだ?」と質問します。

答えは、思い浮かんだことをそのまま文字にします。

例えば

「家族を失うこと」

と書いたとします。

書いたことに心から納得すれば、そのまま質問を続けるのですが、実際にやってみると自分で書いた言葉なのに「なんか違和感がある」ということがあります。

「家族を失うこと」と書いてみたものの、なんかモヤっとした場合は

「本当にそうか?それだけか?他にもあるんじゃないか?」と質問する側の自分から再度問いかけます。

すると、色々なイメージがわいてきて「自分が痛い思いをするのがいや」「経済的に自立できなくなり、弱みを見せるのが恐い」など、もっとリアルな本音がでてきます。

そうやって、「何が問題なのか」「何を怖がっているのか」を自分自身に追求します。

本当の根っこの答えは、1つか2つです。

それを見つけることが重要です。それが根っこかどうかは自分の感覚で分かります。

根っこの原因が見えてくれば、次はそれに対して

「どうすればいい?」「今のおれ(わたし)には何ができる?」「まず何からならできる?」という自問をしていきます。

そうやって、本当の問題や解決するための具体策、アクションに繋がるものを書き出していくのです。

で・・・

これがノートのよい点なのですが、実際にやった自分の自問自答をゆっくり振り返ります。

そうすると気持ちは落ち着いてきます。

悩んだり不安になったりする要素は、もう頭の中には残っておらず、すべてノートに書いて文字になっているので、「頭が混乱してどうにもならない」という状況からは脱却しているからです。

恥ずかしがらずにやる

私は、壁にぶつかったときや、何かの戦略や計画を考えるときは、必ずノートを使います。

誰かに見れれたとき、これほど恥ずかしいモノはありません。裸でその辺を歩くより恥ずかしいので誰にも読まれないようにしまっています。

あなたもぜひ試してみてください。

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本村ユウジ

「がんの研究と、患者さんのサポート」を2008年から続けています。現在まで、3,000名を超えるがん患者さんやご家族をサポートしてきました。詳しいプロフィールはこちら。

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