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11.腎臓がん 25.抗がん剤・分子標的薬

「スーテント(スニチニブ)」の効果と副作用(腎臓がんの分子標的薬

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がん治療専門のアドバイザー、本村です。

当記事では「スーテント(スニチニブ)」の効果と副作用について解説します。

スーテント(スニチニブ)

スーテント(スニチニブ)

腎臓がんが進行し、転移をするようになると手術や放射線などの局所的な治療法は適応外となります。

医療行為としては化学療法(薬をつかった治療)のみが適応となりますが、このときに第一選択肢となるのがスーテント(スニチニブ)」です。

スーテントは従来の抗がん剤のように「毒をもって毒を制す」タイプの薬ではなく、分子標的薬といわれるカテゴリに入る薬です。では、どのような効果と副作用があるのでしょうか。

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腎臓がんに対するスーテントの効果

がん細胞は増殖するときに栄養分を必要とします。栄養は血液から運ばれてきますので、がん細胞は血液を送ってくれる血管を増やそうとします。「新生血管」という新しい血管を自ら作るのです。

スーテントはがん細胞が新生血管を作ることを防ぐ薬です。新生血管ができないとがん細胞に栄養が供給されず、活動を停止したり、壊死したりします。

進行・転移した腎臓がんに対してはスーテントを中心にいくつかの分子標的薬が使われています。

治療のタイミング 治療方法(選ばれる薬)
一次治療 スーテント、またはヴォトリエント
スミフェロン(インターフェロンアルファ)
トーリセル(テムシロリムス)
二次治療 ネクサバール(ソファフェニブ)
スーテント
インライタ
アフィニトール(エベロリムス)
ヴォトリエント

スーテントが使われる前、腎臓がんに対する化学療法の中心はインターフェロンという薬でした。臨床試験において、スーテントやインターフェロンよりも有効であると証明され、現在は化学療法の主軸となっています。

ただ、分子標的薬といっても副作用がやや強くでる傾向にあるので、進行が緩やかで緊急性が少し低い場合はインターフェロンを使って様子を見るなどの工夫がされています。

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スーテントの投与方法

がん治療で使われる薬は主に点滴薬と経口薬ですが、スーテントは経口で服用する薬です。基準の量は1日4カプセル(12.5mgのカプセルを4つ)です。ただ、副作用の関係もあるので実際には標準量ではなく3カプセルで開始することもあります。それでも副作用が厳しい場合は2カプセルに減量されることもあります。

投与のスケジュールは、4週間投与を続け、その後2週間休むことで1クールとします。そのサイクルを繰り返して効果や副作用の度合を確認しながら継続するかどうかを判断します。副作用が厳しい場合は2週投与して1週休むという間隔に変更する場合もあります。

スーテントの副作用

スーテントの副作用には手足症候群、倦怠感、味覚異常、高血圧、下痢、血小板の減少、白血球の減少などがあります。

・手足症候群
手足の皮膚に、赤みや水泡などの症状が出ます。症状には程度がありますが発症すると痛みを伴うことが多いです。投与してからでは対応が難しいですがステロイドなどの外用薬で対処します。

・倦怠感
日常生活がままならないほどの辛い症状が出ることもあります。甲状腺機能の低下がみられるときは甲状腺ホルモン薬を使います。

・味覚異常
甘い味だけが残ったり、何を食べても苦みを感じるなど不快な症状が出ます。有効な対策はないので、改善するには休薬が必要になります。

・高血圧
血圧が高くなれば降圧剤を使うことがあります。

・血小板、白血球の減少
造血細胞がダメージを受けることで血液の状態が悪くなります。程度によってはスーテントの投与量を調整しますが、減少が著しい場合は投薬を休止します。

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スーテントが効かなくなったら

腎臓がんの薬として軸になっているスーテントですが、効果がみられなったり、副作用が厳しくて継続できない場合は他の薬を使うことになります。

2014~2015年現在でよく使われているのはインライタという薬です。これはスーテントと同じように新生血管ができることを阻害する薬です。インライタも経口で服用する薬で、1回1錠を2回服用します。

スーテント(スニチニブ)を使うための費用

スーテントをはじめとする分子標的薬は進行性腎臓がんの治療に有効ではありますが、一方で、患者の経済的負担のみならず国が負担する医療費も非常に大きくなっています。

スーテント1錠(12.5mg)8,546円を4錠分1で4週投与、2週休薬の形で処方します。70歳未満、3割負担、所得区分一般の方であれば、最初の4週間の支払いは、287,280円となります。高額医療制度を利用すると、最終的には200,274円払い戻しがあり、87,006円の自己負担となり、4カ月以降は44,400円となります。

このように、国からの援助はあるものの、一般にはこの経済的負担はとても大きいといえます。経済的困難さから分子標的治療を行えなかったり、せっかく有効であっても治療を中止せざるを得なくなったりするケースもあります。

以上、腎臓がんで使われる分子標的薬スーテントについての解説でした。

 さいごに

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

過去10年間で、4,300名の患者さんをサポートしてきました。

がんとの闘いは選択の連続。

間違えないためには、がんを治すための「たった1つの条件」を知っておく必要があります。

「たった1つの条件」とは何だと思いますか?

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本村ユウジ プロフィール

私はどこにも属さない、中立的な立場のがん治療専門アドバイザーです。

医者同士が「がんは放置しろ」「いや、病院で治療すべきだ」と批判しあう異常な時代。玉石混合の情報が飛び交っています。

そんななかで私は「誰とも仲間にならず」「特定の人間に影響を受けず」。

たったひとりで「どうすればがんに勝てるのか」を突き詰めてきました。

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患者さんの声
昨年の今頃は、抗がん剤のせいで母の体はボロボロでした

「病院で治療をしても、治る保証はない」と気づいた人は、他の手段を探し始めます。

それが【混乱の日々】の始まりになります。

自分の選択に自信が持てず「これでホントに合ってるの?」という不安と恐怖。そんな毎日が続くのです。

どのようにがんに向き合い、闘えばがんに勝てるのでしょうか?

がんを治すためには「たった1つの条件」が必要です。

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「私は本村先生がナンバーワンであると信じて疑いません」

このたびは、妻のがんサポートにあたり、医学・栄養学・健康学というさまざまな分野を統合した、トータルサポートをいただき感謝の念にたえません。

おそらく、単なる病院に勤務する医師では知りえないこと、また、栄養管理士という職業の方では気づかないことなど。

貴重な数々の情報を得たことは、何よりも私たち家族にとっての貴重な財産です。

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