放射線治療の効果があるがんと、効果が薄いがんについて。分かりやすく解説
「がんに放射線を当てると、がん細胞は死ぬらしい」ということは、多くの患者さんが理解していることです。 しかし、「なぜ放射線を当てたらがん細胞が死ぬのか」「放射線治療が効きやすいがんやタイプ、効きにくいがんやタイプ」などの詳しい情報についてはあまり知られていません。 この記事では、放射線治療がどのようにしてがん細胞を殺すのか。また、効果のあるがんや効果の薄いがんについて解説します。 放射線が、がん細胞を殺す仕組み 放射線をがん細胞に当てると、がん細胞のDNAが損傷し、結果として細胞が死にます。「焼く」という ...
【2026年更新】がん患者の下血(肛門からの出血)について解説。原因別の対策と最新治療法について
がん患者さんの下血(肛門からの出血)について こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 がん治療中に下血(げけつ、肛門からの出血)が起きると、患者さんやご家族は大きな不安を抱えられます。お尻から出血するという状況は日常的に起こることではないため、驚かれるのも当然です。 下血とは、肛門を通じて大便に混じって観察される消化管の出血のことを指します。出血部位が肛門から離れるほど、消化液や腸内細菌の影響を受けて黒色便(タール便)となります。直腸や肛門からの出血は鮮紅色、上行結腸から直腸の出血は赤褐色か ...
【2026年更新】がん患者さんが吐血した(血を吐いた)とき。考えられる原因と対策
こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 がん闘病中に自宅などで吐血があったとき、ご本人やご家族は大きな不安を抱えます。 病院で診察を受けるのが第一ですが、ここでは予備知識として「吐血が起きる理由と対策」について、2026年の最新医療情報をもとに解説しています。 吐血とは何か|基本的な知識 吐血とは、口を通じて観察される消化管からの出血のことを指します。 出血量が多いときは下血も併発することがあります。吐血の状態は、胃酸にさらされる時間(出血部位や出血量が関連)が長いほど、鮮血から黒褐色、コー ...
【2026年更新】ロズリートレク(エヌトレクチニブ)の効果・副作用・費用を分かりやすく解説。投与方法と保険適応
こんにちは。がん治療アドバイザー、本村ユウジです。 ロズリートレク(一般名:エヌトレクチニブ)は、NTRK融合遺伝子やROS1融合遺伝子を持つがん細胞に対して効果を発揮する分子標的薬です。2019年6月に日本で世界に先駆けて承認され、がんの部位を問わず使用できる「臓器横断的」な治療薬として注目されています。 この記事では、ロズリートレクがどのような薬なのか、効果や副作用、投与方法、費用など、患者さんが知っておくべき情報を詳しく解説します。 ロズリートレクとはどんな薬か ロズリートレクは、特定の遺伝子異常を ...
【2025年更新】腎盂がん・尿管がんの抗がん剤は?最新治療法と使われ方
腎盂がん抗がん剤・尿管がん抗がん剤の基本的な位置づけ 腎盂がんと尿管がんは、膀胱がんと同じ「尿路上皮がん」として分類され、化学療法(抗がん剤などの薬物を使った薬物療法)においては膀胱がんと同様の治療が行われます。腎盂は腎臓の一部ですが、「腎臓がん」とは大きく性質が異なるため、腎臓がんで使用される薬剤は用いられません。 2025年現在、腎盂がん抗がん剤・尿管がん抗がん剤の治療は大きく進歩しており、従来のGC療法に加えて、免疫チェックポイント阻害薬と抗体薬物複合体を組み合わせた最新の治療法が利用可能になってい ...
「医者は抗がん剤を使わない」「いや、抗がん剤は使う」本当はどちら?
標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 書籍の中には、「99%の医者は抗がん剤を使わない」という内容のものがあります。これを執筆しているのは医師です。 その他にも「薬剤師は抗がん剤を使わない」という書籍もあります。 これも現役の薬剤師が書いています。 このような意見に対して、反発する医師も多く、 医者は自分にどんな「がん治療」をとる? 99%が抗がん剤を使わず #ldnews http ...
腎臓がんの薬物治療で使われる薬【2025年更新】進行腎細胞がんの最新治療薬と治療戦略
腎臓がんは長い間「治療が困難ながん」とされてきました。しかし、2008年以降の分子標的薬の登場、そして2016年以降の免疫チェックポイント阻害薬の導入により、治療成績は劇的に改善されています。2024年から2025年にかけて、さらに新しい治療薬が承認されるなど、腎臓がんの薬物治療は急速に進歩しています。 本記事では、腎臓がんの薬物治療で使われる薬について、最新の2025年の情報をもとに詳しく解説します。現在使用されている薬剤から、注目の新薬まで、分かりやすくご紹介します。 腎臓がん薬物治療の歴史と変遷 腎 ...
【2026年更新】がんゲノム医療 。保険適応の条件と治療費について解説。到達率の実態まで具体的に紹介
こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 2019年6月に保険適応となった「がん遺伝子パネル検査」について、2026年1月時点での最新情報を含めて解説します。 保険適応から7年が経過し、検査の種類も増え、治療に繋がる確率も徐々に向上しています。しかし、保険適応の条件や、検査後に実際の治療に到達できる可能性については、患者さんが事前にしっかりと理解しておくことが重要です。 がんゲノム医療とは何か 従来のがん治療は、がんが発生した臓器ごとに治療方法が決められてきました。 肺がんには肺がんの治療、大 ...
大腸がん 重要ニュース2019
大腸がんに関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 進行大腸癌に対して、MEK阻害薬ビニメチニブ、BRAF阻害薬エンコラフェニブと抗EGFR抗体セツキシマブの併用が承認されそう、というニュース。 BRAF V600E変異陽性の進行大腸癌にビニメチニブ、エンコラフェニブとセツキシマブの3剤併用が有効:日経メディカル https://t.co/okiJWqOpU4 — 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年5月24日
がんの薬剤に関する重要ニュース 2019
がん治療薬(抗がん剤、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤など)に関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 オプジーボ、キイトルーダなどの免疫チェックポイント阻害剤使用後、「急性増悪」が起きる確率が9-29%もある、という話。免疫チェックポイント抗体治療で起こるがんの急性増悪 https://t.co/aSW3P0gXHe @agora_japanより— 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) July 30, 2019 補足。免疫チェック ...
肝臓がん 重要ニュース2019
肝臓がんに関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 化学療法後の肝細胞がんにサイラムザが承認された、というニュース。 肝臓がんは使える薬が極端に少ない。これでひとつ増えたことに。#肝臓がん抗がん剤サイラムザの効能効果拡大、奏効可能性を検査で確認し、その旨をレセプトに記載―厚労省 https://t.co/lUBe5UE9Xm— 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年6月22日 かなりのレアケースだが、自分の希望するケアを受けられる ...
食道がん 重要ニュース2019
食道がんに関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 食道がんは選択肢の少ないがん。 保険適応になったこと自体はよいが、これもまた副作用の厳しいレジメン。 食道癌へのFOLFOX療法が保険適用に:日経メディカル https://t.co/Xa6SMLYdbE — 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年4月24日
子宮頸がん 重要ニュース2019
子宮頸がんに関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 維持療法的に使えれば、という感じだろうが奏効率が低い。治療歴のある進行性子宮頸がんを患者に対するキイトルーダ単剤療法、客観的奏効率12.2%を示す | がん情報サイト「オンコロ」 https://t.co/VVTwz7MfZM— 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年4月10日
前立腺がん 重要ニュース2019
前立腺がんに関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 ホルモン療法が効かなくなった前立腺がん向け。アーリーダ(一般名:アパルタミド)が、保険適用になった、というニュース。前立腺癌治療剤『アーリーダ(R)錠60mg』(一般名:アパルタミド)新発売のお知らせ:時事ドットコム https://t.co/gscoiiY36W @jijicomより— 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年5月23日 ホルモン療法単独より「ホルモン」+「ザイ ...
卵巣がん 重要ニュース2019
卵巣がんに関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 予防的な郭清は意味なく、 「正常に見えるリンパ節を摘出することで、どれほど患者に害を与えうるかを浮き彫りにしています」 という結論に至ったというニュース。 進行卵巣がんにおけるリンパ節摘出術の意義 https://t.co/79jtDXbR0W — 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年4月22日
乳がん 重要ニュース 2019
乳がんに関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 アンジェリーナ ジョリーが行ったことでよく知られるようになった予防的切除。国内では実施できる病院が限られる。静岡では初の認定、というニュース。がん「予防的切除」実施へ 静岡県立総合病院、基幹施設に認定 | 静岡新聞アットエス https://t.co/sP89ytKrmg— 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年6月3日 トリプルネガティブ乳がん患者さんに、Ipatasertib+ ...
【2025年更新】がんゲノム医療とは何か?基礎知識から最新動向まで分かりやすく解説
近年、医療関係者や患者さんの間で注目を集めている「がんゲノム医療」について、分かりやすく解説します。 専門用語が多く「いまいち理解できない」という方も多いこの分野を基礎知識から最新動向まで詳しくお伝えします。 がんゲノム医療とは何か?基本的な考え方 ゲノムとは何を指すのか まず基本となる「ゲノム」について説明します。私たちの体を構成する細胞の核の中にはDNAが存在し、そこに刻まれた生命に関する情報を「ゲノム」と呼びます。このゲノムは、いわば体の設計図のような役割を果たしており、一人ひとり異なる情報を持って ...
食道がんでのFOLFOX療法が保険適応に
他の部位のがんではよく使われてきたレジメン、「FOLFOX療法=フルオロウラシル、レボホリナートカルシウム、オキサリプラチンの多剤併用」が食道がんで保険適応になりました。 食道がんは選択肢の少ないがん。 保険適応になったこと自体はよいが、これもまた副作用の厳しいレジメン。 食道癌へのFOLFOX療法が保険適用に:日経メディカル https://t.co/Xa6SMLYdbE — 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年4月24日 選択肢が増えた、という点ではプラスだが、これもま ...
肺腺がん(非小細胞がんステージ4)河内さん|患者さんの声
本村さま 先日はお返事ありがとうございました。 アドバイスいただいたように、〇〇治療を先にと昨日病院へ行ってきました。 入院に向け、造影剤を使ってのCTを撮り、見てもらったところ 肺に小さいものが飛散して転移しているような状態であり、リンパ(首、脇、腹部)にも転移。 脳にも・・・ということで、このような状態では、親玉みたいなものがないので、どこをたたくというものではなく今は脳のことを最優先に考えるというのが一番でもあるし、タルセバのような抗がん剤での治療を優先したほうがよいと言われました。 火曜日に、新し ...
口腔がん・唾液腺導管癌がん(胸膜転移あり)竹内さん|患者さんの声
昨日は早速の返信有難う御座いました。 本村さんの返信により、先日までの気持ちを考えると、なにか光が差し込むように気持ちが楽になれました。心に余裕を持ちながら、癌と闘って行きます。 本日、大学病院の診察日ですので話しをよく聞いて来ようと思ってます。 後ほど、またサポートメールをいたします。よろしくお願いします。 【続き】 竹内です。 抗癌剤治療の為の入院日が決定致しました。 毎日バタバタで、先日の診察順番待ちの間にようやく、[がんを治す生き方]を読み終えました。 とても参考になる冊子に感動致しました。 これ ...













