02.がんについて 33.化学療法レジメン

乳がん TC療法(DTX+CPA)の奏効率(効果)、生存率、副作用と対策は?

【レジメン】 DTX(ドセタキセル:タキソテール)=75mg/m2:点滴静注(1時間) CPA(シクロホスファミド:エンドキサン)=600mg/m2:点滴静注(30分) 【前投薬】 ①5-HT3受容体拮抗薬(Day1) ②デキサメタゾン9.9mgIV(Day1),8mgPO(Day2~3) 基本事項 【適応】 [術後化学療法] ・StageI~Ⅲの症例に推奨される ・腋窩リンパ節転移陽性、陰性にかかわらず効果が期待できる ・アントラサイクリン系薬剤が使用できない患者や心毒性が懸念される患者に適している 【 ...

ReadMore

02.がんについて

がんゲノム医療 遺伝子パネル検査はどの病院で受けられるのか

2022年時点で遺伝子パネル検査が保険適用の対象となるのは、標準治療では効果がないか、終了した場合、もしくは終了する見込みの固形がんの患者になります。 遺伝子パネル検査を受けられるのは、全国のがんゲノム医療中核拠点病院、がんゲノム医療拠点病院、がんゲノム医療連携病院のいずれかになります。 検査を受けることになった場合、患者のがん組織と血液の両方、もしくはいずれかを検 査機関に送り、対象の遺伝子を解析します。 患者が同意した場合は、国立がん研究センターの「がんゲノム情報管理センター」に検査の解析データと患者 ...

ReadMore

腫瘍溶解性ウイルス

02.がんについて

がん治療における「腫瘍溶解性ウイルス」とは?その仕組みを解説

そもそもウイルスとは? ウイルスは細菌よりもはるかに小さく、生きた細胞(宿主)のなかでしか増殖できません。 細胞に感染して侵入すると、そこでウイルス自身の設計図であるDNAやRNAを放出し、細胞を乗っ取って新しいウイルスを次々と増やします。 こうしてできた新しいウイルスが細胞の外へ広がり、ほかの細胞にも感染して増殖を繰り返す、という仕組みです。 がん治療で注目を浴びている「腫瘍溶解性ウイルス」はウイルスの仕組みを利用してがん細胞をせん滅させるためのものです。 腫瘍溶解性ウイルスの特徴 腫瘍溶解性ウイルスは ...

ReadMore

02.がんについて

CAR-T(カーティ)細胞療法の副作用とその対策。TCR-T細胞療法の仕組み

CAR-T細胞療法の開発経緯 CAR-T(カーティ)細胞療法の歴史を紐解くと、研究開始は1980年代です。 イスラエルのワイツマン研究所のジーリグ・エシュハー博士は、T細胞がより正確に「敵」であるがんを認識できるようにするため、がんの抗原に強力に接続する抗体のパーツをつくり、T細胞受容体に加える方法を考えました。 また、現・藤田医科大の黒澤良和博士たちが1987年に発表した「免疫グロブリンとT細胞受容体でつくったキメラ受容体」も原型のひとつとされます。 抗原認識部位をT細胞へ導入したことには成功しましたが ...

ReadMore

02.がんについて

CAR-T細胞療法の仕組みを分かりやすく解説

がんを攻撃する免疫の中心で活躍するのがT細胞です。CAR-T(カーティ)細胞とは、がんをみつけて攻撃しやすいように人工的につくり替えたT細胞のことです。 簡単にいうと、CAR-T細胞は、患者の体のなかにあるがんを瞬時にみつけ攻撃をしかけます。さらに体内で増殖して、がん細胞を一斉攻撃する役割を担います。 人工的にパワーアップされたT細胞である。 がんの発生は遺伝子に傷がつくことと大きな関わりがあります。遺伝子への傷が多いと、T細胞ががんをみつけたり、破壊したりしやすくなります。 一方でがんは攻撃から逃れるた ...

ReadMore

02.がんについて

がん光免疫はどのようにがん細胞を破壊するのか?なぜ「光免疫療法」と呼ばれるのか?

光免疫療法は日本初の治療法 2020年9月、「がん光免疫療法」のための薬と医療機器が、日本で承認されました。光免疫療法の承認は世界初であり、日本での研究開発が最も進んでいる治療法です。 狙ったがん細胞をピンポイントで物理的に破壊する、従来のがん治療とは大きく異なるコンセプトをもち、これまで実施された臨床試験では、従来の方法では治療が難しかったがん患者が治癒する例も確認されています。 「免疫」という言葉が名前についていますが、これまで知られている免疫療法とはまるでちがう仕組みをもつことも大きな特徴です。 が ...

ReadMore

02.がんについて

がんの免疫療法の歴史。保険適応の免疫療法と、受けることが推奨されていない免疫療法の違いとは?

がんの免疫療法が生まれたのは? 免疫療法とよばれる治療法には、さまざまな方法がありますが、効果が科学的に証明されず、長く信用できるのかどうかわからない治療法という位置づけでした。 その歴史を振り返ってみます。 免疫療法のはじまりは、100年以上前にさかのぼります。1890年、米ニューヨークでがん治療医をしていたウィリアム・コーリー博士が、高熱を発したがん患者のがんが小さくなったり、消えたりしていることに気づきました。 高熱の原因は、マラリア、麻疹、インフルエンザ、梅毒などでした。コーリー博士は翌年、頭と咽 ...

ReadMore

02.がんについて

免疫力とがんの関係。がんの発生メカニズムとがんを抑制するメカニズムの解説

細胞分裂とがん発生の原因 がんは、私たちの体の遺伝子に傷が入ることで発症します。 がんと遺伝子にかんする研究については米国の研究者、ロバート・ワインバーグ博士とダグラス・ハナハン博士とともに発表した有名な論文があります。 2000年に発表された「がんの特徴」2011年の「がんの特徴次の世代」です。 2000年の論文「がんの特徴」のなかで、ワインバーグ博士らはがんの特徴を挙げて、それぞれのはたらきを解説しています。 また、2011年の新しい論文「がんの特徴次の世代」では、ワインバーグ博士らはさらに特徴を加え ...

ReadMore

no image

02.がんについて

2016年から開始した「全国がん登録」による5年生存率などの統計データは?

全国がん登録の最新のデータによると、2017年の1年間にがんと診断された人は97万7393人でした。 2016年が99万5131人だったので近年では「年間約100万人が新たにがんと診断されている」ということです。 部位別でいうと2017年にもっとも多かったのが、大腸がん(15万3189人)、次いで胃がん(12万9475人)、肺がん(12万4510人)、乳がん(9万1605人)、前立腺がん(9万1215人)でした。 男性でがんと診断された人は55万8869人、女性が31万8510人でした。 5年生存率につい ...

ReadMore

02.がんについて

「医者は抗がん剤を使わない」「いや、抗がん剤は使う」本当はどちら?

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 書籍の中には、「99%の医者は抗がん剤を使わない」という内容のものがあります。これを執筆しているのは医師です。 その他にも「薬剤師は抗がん剤を使わない」という書籍もあります。 これも現役の薬剤師が書いています。 このような意見に対して、反発する医師も多く、 医者は自分にどんな「がん治療」をとる? 99%が抗がん剤を使わず #ldnews http ...

ReadMore

04.大腸・直腸がん

大腸がんの原因と自覚症状について(大腸がんの死亡者数の推移も)

大腸がんの原因と自覚症状

大腸がんは結腸から発生する結腸がんと、直腸から発生する直腸がんがあり、総称として大腸がんと呼ばれます。

進行は他のがんに比べると比較的ゆるやかで、早期発見で早期に対処すれば再発するリスクがとても少なくなります。

しかし近年、大腸がんは日本でも急速に増えており「近いうちに患者数の最も多いがんになるのではないか」と言われ続け、実際に2014年の統計では「男女通じて最も罹患数の多いがん」になりました。(2番目は胃がん、3番目は肺がん)

また、大腸がんの死亡数は1950年が男性1,819人、女性1,909人、2002年が男性20,568人、女性17,100人と半世紀で10倍にもなり、2017年の死亡者数統計では男性27,334人、女性23,347人と増加の一途を辿っています。


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


大腸がんの主な原因

主な原因としては、食生活の欧米化、高脂肪、高カロリー、低食物繊維の食事などが挙げられています。

また、50歳以上の人や、家族に大腸がんの人がいる場合もリスクが高くなります。

年齢に関しては発症のピークは60歳代で、70歳代、50歳代と続きます。高齢化が進み、こうした年代の人たちが増えれば、大腸がんも増加することになります。

家族性の大腸がん、つまり遺伝的な要因によってがんになることがありますがその割合は、大腸がん全体の5%以下と、ごく一部に過ぎません。

過去に大腸ポリープが見つかったことがある、またはポリープを切除したことがあることも大腸がんのリスク要因となります。

なお、他ののすべてのがんと同様、喫煙は重大な危険因子です。

最近、新たな原因として、リトコール酸が注目されています。

胆汁酸は小腸に入ると、腸内細菌によってデオキシコール酸とリトコール酸という二種類の二次胆汁酸に変化します。リトコール酸は発がん物質で、腸の粘膜を刺激してがん因子をつくります。

リトコール酸の増加を抑える働きをするのはビタミンDで、大腸粘膜を保護する働きをもっビタミンCと一緒にとると効果的だとされています。

その他のリスク要因としては、肥満、運動不足、便秘がちであることも挙げられます。

大腸がんが発生する仕組み

大腸がんは、大腸の壁の内側の表面にある粘膜の細胞から発生します。

もともとは正常な粘膜の細胞が、何らかの原因でがん細胞に変身(がん化)します。

そして、そのがん細胞がどんどん増えて、何億個という数になり、かたまりとして目に見えるようになります。

そうなって初めてがんと診断されるわけですが、実はそのずっと前から、からだの中でがんはひそかに育っているということです。

現在のところ、大腸がんの発生には、2つの経路があると考えられています。

1つは、良性の大腸ポリープの細胞が何らかの発がん刺激を受けてがん化する経路で「腺腫~がん連関」と呼ばれています。

この経路によって発生するがんが、大腸がんの多くを占めると考えられています。

もう1つは、正常細胞から直接がんが発生する経路です。

このようにして発生したがんは「デノボ(de novo)がん」と呼ばれます。デノボがんが発生する経路については、詳しいことはまだよくわかっていません。

大腸がんができやすい場所

大腸は約1.5~2mにわたる長い臓器ですががんが発生する場所は均一ではなく、はっきりとした傾向があります。

その内訳は、直腸が35%、S状結腸が34%、上行結腸が11%、横行結腸が9%、盲腸が6%、下行結腸が5%の順になっています。肛門から30cm以内にある直腸とS状結腸に、大腸がんの約70%が集中しているのです。

直腸やS状結腸に多くの大腸がんが発生するのは、世界共通の傾向です。

その理由の1つとして、直腸とS状結腸は便がためられる部分であるため、それだけ便に含まれる発がん物質にさらされる時間が長く、がん化が起こりやすい状況にあるから、と考えられています。

大腸ポリープと大腸がん

ポリープとは、粘膜に発生するイボのような形をしたものの総称です。

大腸だけでなく、声帯、食道、胃など、粘膜のあるところなら、どこにでもできる可能性があります。

消化管のポリープの中で最も多いのが大腸ポリープです。特に直腸とS状結腸にできる場合が多く、大腸ポリープの約8割がこの部分に集中しています。

これは大腸がんの部位別の発生頻度と同じ傾向です。

大腸ポリープには、いくつかの種類があります。この中でがんになる可能性があるのが腺腫です。

腺腫とは、大腸の粘膜の上皮細胞に発生する良性の腫瘍です。しかし、腺腫が大きくなる過程で遺伝子の異常が起こり、がん化を起こすと考えられています。

腺腫の大きさが1cmを超えるとがん化している可能性が高くなり、2cmを超えるようになると、がんである可能性はさらに高くなります。

しかし、1cm以下の小さな腺腫でもがん化しているものもありますし、逆にすべての腺腫ががんになるわけでもありません。

内視鏡で切除したポリープの組織を顕微鏡で調べると、一部にがん化した部分が見つかることがあります。これは「腺腫内がん」と呼ばれ大腸がんの中でも最も"若い"状態といえます。

放っておくと徐々に大きくなり、最終的には大きながんに育ってしまいます。

また、過去に腺腫ができたことのある人(既往歴のある人)は、できたことのない人に比べて、再び腺腫ができる確率が高いことがわかっています。

つまり、腺腫ができたことのある人は、できやすい体質であることを自覚して、定期的にチェックを受ける必要があります。

腺腫内がんの状態で発見・切除できれば、再発のリスクはとても低いことが分かっています。

大腸ポリープには、腺腫以外にも、老化によってできるポリープ(過形成ポリープ)や炎症性の病気に伴うポリープ(炎症性ポリープ)などがあります。炎症性ポリープは、がんになることはほとんどありません。


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


大腸がんの症状

大腸は約1.5Mの長さがあり、盲腸から肛門まで続きます。

そのなかで、肛門の直前の部分が直腸です。直腸がんは、基木的には(S状結腸、下行結腸)の結腸がんと同じ症状がみられますが、肛門により近いため病変が小さな段階でも比較的早期に自覚症状が出現する傾向にあります。

ただ、一般的に大腸がんは、早期の段階ではほとんど自覚症状は認められません。大腸がん固有の特徴的な症状もなく、症状だけでがんと気づくのは難しいのです。

それでも、大腸がんが進行してくると症状が現れてきます。そのときの代表的な症状が、「出血」、「便通異常」、「腸閉塞」です。

大腸がんの症状「出血」

粘膜の表面に血が行き渡らなくなり、下部の血管まで組織が崩れる(潰瘍)と、出血が始まります。

最初は小さな血管から出血するため、目で見ても血便とは気づきません。やがて、がんによる潰瘍が深くなり、大きな血管が破れると、排便後に血便だとわかるほど出血するようになります。

特に便が通るときには、がんの表面がこすられて、便に血が混じります。ただし、1度に大量に出血することはまれなので、出血に気づきにくく、貧血になってから見つかることもしばしばあります。

大腸がんの症状「便通異常」

がんが大きくなると、大腸の内腔(通り道)が狭くなり、便の通りが悪くなります。そのため、便秘になったり、便が細くなったりします。

また、硬い便は狭いところを通過できず、緩い便が少しずつ出るようになるため、下痢がちと感じることもあります。

狭いところの上流(口側)に便がたまってしまい、おなかが張る、痛む、などの症状が出ることもあります。

大腸がんの症状「腸閉塞」

がんが大きくなると、大腸の内腔をふさいでしまうようになります。こうなると、便やガス(おなら)が出ず、大腸の中にどんどんたまってしまいます。

この状態を「腸閉塞(イレウス)」といいます。大腸がんによる腸閉塞は緊急の処置が必要です。

行き場のない腸の中身が逆流して、嘔吐(吐く)したり、腸がぱんぱんに張って穴があいたりすることもあるからです。

そのほかにも、肺や肝臓の腫瘤(しこり)として大腸から転移したがんのほうが先に発見される場合もあります。

結腸の右半分(上行結腸や横行結腸)のがんの症状

この部分にできたがんでは、出血しても肛門までの距離が長いために血液の赤色の成分(ヘモグロビン)が大腸の中で分解されてしまい、便に血が混じっているかどうかがわかりにくくなります。

また、この部分では、便はまだ液状なので、がんのために大腸の内腔が少し狭くなっていても、通過障害による症状はあまり起こりません。

このため、症状による早期発見が難しく、がんがかなり大きくなってから見つかることが多くあります。

血液検査で貧血と言われ、よく調べたら大腸がんが見つかったり、おなかにしこりを触れるようになって見つかったりする場合も多くみられます。

結腸の左半分(下行結腸やS状結腸)のがんの症状

この部分にできたがんでは、便に赤黒い血や粘液がついていることがあります。

また、便が固形になっているため、がんによって大腸の内腔が狭くなってくると、便が細くなったり、便秘と下痢を繰り返したりする「便通異常」や「腸閉塞」を起こすようになります。

進行した大腸がんの自覚症状とは?

がんが進行すると、はっきりと自覚症状が出はじめます。

食後、小腸で消化と吸収を終えると、食べかすは大腸へ運ばれます。

大腸では、各結腸部位を通って、かすが4分のlの大きさになるまで水分を吸収し、かたまりをつくっていきます。

このため、結腸の部位によって、食べかすの状態が水のような状だったり固形状だったりします。

たとえば、上行結腸から横行結腸の間は水分のほうが多いため水様性ですが、下行結腸を通るころにはかたまりになっています。

腸管の太さも、右側の結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸)は、大量の水様性の食べかすを通過させるために内腔が太くなっていますが、左側の結腸(下行結腸、S字状結腸)は固形性の便となり体積が減るため細くなっています。

このため、大腸がんでは右側の結腸(盲腸、上行結腸、横行結腸)、左側の結腸(下行結腸、S字状結腸)、直腸の3つの部位に分けて、症状別に治療法を考えるのが一般的です。

さて、自覚症状についてですが、おなかの右側にある盲腸、上行結腸、横行結腸にがんができた場合、ほかの部位と比べて自覚症状があまり出ません。

このため、がんの発見に時間がかかるというケースが多く見られます。

代表的な症状は「おなかの痛み、貧血、黒っぽい便」 です。

ただ、これらの症状がすべて出るということではありません。人によっては、黒っぽい便だけ出る場合もあります。

腹痛は、右側のおへその横あたりに起こります。

なんとなく重苦しい、すっきりしないという痛みが連日続きます。

また、慢性的な貧血症状も起こります。

がんが左側の結腸や直腸にできた場合、便に血が混じっていたり便の周りに血がついていたりするのが目で見てわかるものです。

しかし、右側の結腸部分では、まだ便が水様状なため、出血しても便に血が混じってしまい気づきにくく、さらに、便が肛門に到達するのに半日近くかかるため、便に血が混じっていても、よくわからなくってしまいます。

出血量が多くなったときに、初めて黒っぽい色の便が出たと自覚できます。

このように、色が赤い便ではないため、血便が出ていると気づくまでに長期間かかるケースが多く見られます。

ですから「立ちくらみや階段を上がったときの息切れ、ふらつきなど、貧血症状が2年間続いていました」と、原因がわからないまま症状に悩まされていたという患者さんが多くいます。

貧血の診察を受けたときの検査で、偶然、大腸がんが発見されることもあります。

また、がんが大きくなると、大腸の内腔が狭くなり、便が通りにくくなりがちです。

しかし、右側の結腸の場合、がんができても内腔が広いため、便通の異常はあまり起こりません。

さらに右側の結腸にがんができた場合、自覚症状が出にくいため、右側のおなかに腫瘤が触れるほど進行して初めてがんが発見されることもあります。

便の状態・出血と大腸がんとの関連

大腸がんによる出血は、血便の状態から、がんのできた部位を推測することができます。

1.黒色便が出る←右側の結腸からの出血

2.便に血が混じっているのが、肉眼でも少し見える←S字状結腸からの出血

3.便の周りにべったりと血が付着する←直腸からの出血

4.便と血が別々に出ている← 下部直腸からの出血

結腸では、水様の便に血が混じってしまうこと、便が肛門まで通過するための時間がかかることから、出血していても色が変わってしまい、排便時には黒っぽい色になります。

一方、直腸ではがんから出血しても、すぐに排便されるので、赤みが強い便になります。ただし、下血するのはがんに限ったことではありません。

潰瘍性大腸炎、出血性大腸炎でも、血の混じった赤色の便が出ます。

また、胃・十二指腸潰瘍、胃がん、食道静脈癌の破裂などが起きた場合は、黒色の便が出ます。粘り気があり黒ずんだ色をした、いわゆるコールタール状のものです。

総胆管結石症、胆管がん、すい臓がんで胆道が閉塞する場合、皮膚や粘膜、眼球結膜が黄色くなる黄痘を起こし、白っぽい便が出ます。

 

・・・・・・・・・・

 

がんに関する情報は、世の中に溢れています。

そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

詳しくはこちらのページで。

 

がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、話題になっている「がんゲノム医療」とは何か、というテーマの記事です。 専門用語、難解な言葉が登場しやすく「いまいち、理解できない」という人が多いので、でき ...

-04.大腸・直腸がん

© 2024 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ