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05.肺がん 33.化学療法レジメン

肺がん 非小細胞肺がん シスプラチン+ジェムザール+ネシツムマブ療法の奏効率、生存率、副作用と対策

【レジメン】

CDDP(シスプラチン)=75mg/m2:点滴静注(2時間)
GEM(ジェムザール)=1,250mg/m2:点滴静注(30分)
Necitumumab(ネシツムマブ)=800mg:点滴静注(60分)

【投与前】

1,000~2,000mLの輸液

【制吐対策】

①5-HT3受容体拮抗薬(Day1)
②アプレピタント125mg (Day1) ,80mg(Day2~3)
③デキサメタゾン9.9mgIV(Day1),8mgPO(Day2~3)
④オランザピン5mg(Day1~4)(糖尿病患者には禁忌)

【投与後】

①1,000~2,000mLの輸液
②20%マンニトール200~300mL、フロセミド注10mg(必要に応じ投与)


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基本事項

【適応】

切除不能な進行・再発の扁平上皮非小細胞肺がん

【奏効率】

<国内第Ⅰb/Ⅱ相試験(JFCM試験)>

・奏効率(CR+PR)
51.1%

・無増悪生存期間(中央値)
4.21カ月

・全生存期間(中央値)
14.9カ月

<海外第Ⅲ相試験(SQUIRE試験)>

・奏効率(CR+PR)
31.2%

・無増悪生存期間(中央値)
5.7カ月

・全生存期間(中央値)
11.5カ月

【副作用】

<JFCM試験>

・発疹:All Grade=11.1%、Grade3以上=0.0%
・ざ瘡様皮膚炎:All Grade=80.0%、Grade3以上=5.6%
・皮膚乾燥:All Grade=53.3%、Grade3以上=0.0%
・爪囲炎:All Grade=48.9%、Grade3以上=4.4%
・掻痒:All Grade=8.9%、Grade3以上=0.0%
・口内炎:All Grade=38.9%、Grade3以上=1,1%
・悪心:All Grade=60.0%、Grade3以上=2.2%
・嘔吐:All Grade=12.2%、Grade3以上=1.1%
・食欲減退:All Grade=66.7%、Grade3以上=10.0%
・下痢:All Grade=12.2%、Grade3以上=3.3%
・動脈血栓塞栓症:All Grade=6.7%、Grade3以上=1.1%
・静脈血栓塞栓症:All Grade=5.6%、Grade3以上=2.2%
・低マグネシウム血症:All Grade=38.9%、Grade3以上=4.4%
・間質性肺疾患:All Grade=3.3%、Grade3以上=1.1%

<SQUIRE試験>

・発疹:All Grade=43.7%、Grade3以上=3.7%
・ざ瘡様皮膚炎:All Grade=15.1%、Grade3以上=1.3%
・皮膚乾燥:All Grade=6.5%、Grade3以上=0.0%
・爪囲炎:All Grade=6.7%、Grade3以上=0.4%
・掻痒:All Grade=7.1%、Grade3以上=0.2%
・口内炎:All Grade=10.0%、Grade3以上=0.9%
・悪心:All Grade=48.3%、Grade3以上=2.6%
・嘔吐:All Grade=26.8%、Grade3以上=2.6%
・食欲減退:All Grade=24.7%、Grade3以上=0.6%
・下痢:All Grade=10.6%、Grade3以上=1.3%
・動脈血栓塞栓症:All Grade=5.4%、Grade3以上=3.9%
・静脈血栓塞栓症:All Grade=9.1%、Grade3以上=5.0%
・低マグネシウム血症:All Grade=31.2%、Grade3以上=9.3%
・間質性肺疾患:All Grade=0.9%、Grade3以上=0.4%

レジメンチェックポイント

①投与前の確認

輸液の前負荷、制吐薬

②投与量の確認

<CDDP:腎障害時の減量基準>

GFR(mL/min):10~50=25%減量
GFR(mL/min):10>=50%減量
または
Ccr(mL/min):60~46=25%減量
Ccr(mL/min):45~31=50%減量
Ccr(mL/min):30≧使用中止

<GEM>

投与当日の白血球数が2,000/mm3未満または血小板数が7万/mm3未満であれば骨髄機能が回復するまで投与延期

③GEMは胸部への放射線療法を施行している患者では禁忌

④投与速度・希釈液の確認

CDDP:2時間以上かけて点滴静注
GEM:30分間で点滴静注
Necitumumab:60分で点滴静注

⑤休薬・中止基準の確認(Necitumumab)

・Infusion reactlon:Grade1=投与速度を50%減速する。減速した場合はその後のすべての投与においても減速した投与速度で投与することが望ましい。また、投与時間は2時
間を超えないこと。Grade2=Grade1以下に回復するまで中断する。再開する場合は投与速度を50%減速する。減速した場合はその後のすべての投与においても減速した投与速度で投与することが望ましい。また、投与時間は2時間を超えないこと。Grade3または4=直ちに投与を中止し再投与しない

・皮膚障害:Grade3=休薬する。
a)6週間以内にGrade2以下に回復した場合、400mgに減量して再開する
(1)再開後、1コースの間Grade3以上の症状が発現しなければ600mgに増量してもよい。600mgに増量後、1コースの間Grade3以上の症状が発現しなければ,800mgに増量してもよい
(2)再開後、400mgでGrade3以上の症状が発現する、または忍容性に問題がある場合は投与を中止し、再投与しない
b)6週間以内にGrade2以下に回復しなかった場合は投与を中止し、再投与しない

・皮膚障害:Grade3の硬結または線維化=直ちに投与を中止し、再投与しない。Grade4=直ちに投与を中止し、再投与しない

・低マグネシウム血症:Grade3または4=Grade2以下に回復するまで休薬する

・上記以外の副作用:Grade3または4=休薬する
a)6週間以内にGrade2以下に回復した場合、600mgに減量して再開する
(1)600mgでGrade3または4の症状が発現する場合は400mgに減量する
(2)400mgでGrade3または4の症状が発現する場合は投与を中止し、再投与しない
b)6週間以内にGrade2以下に回復しなかった場合は投与を中止し、再投与しない

⑥相互作用(CDDP)

アミノグリコシド系抗菌薬、バンコマイシン、注射用アムホテリシンB、フロセミドとの併用で腎障害リスク増大
アミノグリコシド系抗菌薬、バンコマイシン、フロセミドとの併用で聴器障害リスク増大
フェニトインとの併用でフェニトインの血漿中濃度が低下したとの報告がある


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副作用対策と服薬指導のポイント

①悪心・嘔吐:CDDPは90%に急性、30~50%に遅発性の悪心・嘔吐の発現があり得る。患者の症状に留意し、必要に応じて制吐薬の追加を行う。また、デキサメタゾン、アプレピタント、オランザピンの服用意義を説明する

②腎障害:CDDPでは予防として水分の摂取を心がけるように伝える(目安:1.5~2L/日程度)。アミノグリコシド系抗菌薬との併用で増強されることがある。尿量の確保、体重測定を行い、適宜、利尿薬を併用する

③神経障害:CDDPでは手足のしびれなどの末梢神経障害と4,000~8,000Hz付近の高音域聴力障害が問題とされている。一般的にCDDPの総投与量が300~500mg/m2以上になると聴器障害の頻度が高くなると報告されており、軽度なものは投与中止により軽減することもあるが、不可逆的な場合も少なくない

④急性肺障害・間質性肺炎(Necitumumab):急性肺障害、間質性肺炎があらわれることがあるので、胸部X線検査などの観察を十分に行う。また、患者には初期症状(風邪のような症状:発熱、息切れ、咳)を伝え、早期の医療機関への受診について指導する

⑤皮膚障害(Necitumumab):発疹、ざ瘡様皮疹が強くあらわれることが多いため、あらかじめ症状などを説明しておく必要がある(初回発現までの期間中央値は、発疹:6日、皮膚乾燥:12日、掻痒感:9日)。対応については以下のアルゴリズムを参照

<ざ瘡様皮疹の治療指針>

(軽症)
副腎皮質ステロイド外用薬を用いる。部位によりmedium~very strongの軟膏、クリーム、ローション基剤を選択する。頭部はローション剤、顔面・体幹は軟膏、クリーム剤が使いやすいが、ローション剤やクリーム剤は時に刺激を感じることがあり、基剤選択にも留意する。なお、ミノサイクリンの予防内服も有用である。原疾患の沿療は継続可能である

(中等症)
軽症よりランクアップした副腎皮質ステロイド外用薬を用いる。なお、掻痒を伴う場合は抗アレルギー薬を併用するが、接触性皮膚炎や白癬を併発していることがあり、悪化するときには皮膚科専門医の介入が必要である。なお、原疾患の治療は継続可能である。ミノサイクリン100~200mg/日内服が目安となる

(重症)
原疾患の治療薬を休薬のうえ、皮膚科専門医へ紹介する。基本的には2週間を目安に副腎皮質ステロイドを内服で投与する

⑥動脈・静脈血栓塞栓症(Necitumumab):意識消失やめまい、胸痛、息切れ、手足のむくみ、ろれつが回らないなどの症状が認められた場合は速やかに連絡するよう指導する

⑦低マグネシウム血症(Necitumumab):投与開始前、投与中および投与終了後は血清中電解質(マグネシウム、カルシウム、およびリン)が定期的に測定されていることを確認する。倦怠感、筋痙縮、振戦等を伴う低マグネシウム血症があらわれた場合には、医療機関に相談するように指導する。マグネシウムの補充については、注射製剤の投与が原則であり、補正用硫酸マグネシウム液の補充が推奨されている

 

・・・・・・・・・・

 

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がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

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