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05.肺がん

肺がんと陽子線治療、重粒子線治療

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肺がん陽子線治療、重粒子線治療

陽子線・重粒子線治療とは、放射線治療の一種です。通常の放射線治療で使用される放射線(X線)ではなく、陽子線や重粒子線を用いることで、がん病変部位のみに集中的に強いエネルギーを照射することができます。

このため、これまでの放射線治療よりもからだへの侵襲性が低く、副作用も少ないのが特徴です。

陽子とは水素の原子核であり、それを加速させたものが陽子線です。また重粒子とは、水素より重い粒子(通常は炭素など)が使われ、それを加速させたものが重粒子線です。

■肺がんに対する陽子線と重粒子線治療

陽子線・重粒子線治療は肺がん患者さんのうち、がん病変がひとつのみで転移のない人に対して使われます。これが原則です。

放射線(X線)は、がん細胞を死滅させるという点で有効な治療法です。ただし、照射したいところにだけ照射することは、簡単ではありません。

また、放射線(X線)は、照射してがん病変部位へ到達する前にエネルギーが減少していきます。そのため、がん病変に届かせるためには、周りの正常な組織も傷害してしまいます。ところが、陽子線・重粒子線を用いると、正常な組織を傷つけることなく、がん病変部位を集中的に治療することが可能になります。

なぜなら、陽子線・重粒子線は、がん病変の周りにだけエネルギーを放出できるよう、コントロールすることができるためです。このため、放射線(X線)よりも高い治療効果が得られます。

しかしながら、陽子線・重粒子線治療は現在のところ、いまだ保険適用外の治療法です。したがって、1回約300万円という高額の医療費が全額自己負担となります。また、陽子線や重粒子線の治療をおこなっている医療機関は少なく、日本ではまだ数カ所でしかありません。

■陽子線、重粒子線の副作用と合併症

陽子線・重粒子線の副作用としては、X線を使った通常の放射線療法と同じく、治療中や治療後に炎症などがあらわれます。しかし、陽子線・重粒子線治療では正常な組織へのダメージが少ないため、からだへの侵襄が低く、副作用の少ない治療法といえます。

以上、肺がんの放射線治療についての解説でした。

私がサポートしている患者さんでも陽子線、重粒子線などの放射線治療を受けている方は多くいます。手術に比べてダメージが少ないですが、再発のリスクや後遺障害のデメリットもあります。

肺がんと闘うためには総合的なアプローチが必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?


 

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