yuji-motomura

私は「がん」という病気に、大切なものをたくさん奪われました。無知で、情報に翻弄されるだけだった若い頃の私は、がんに立ち向かうことすらできず、大事な命が消えていくのを黙って見ていることしかできませんでした。
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2026/1/1

【2026年更新】前立腺がんの放射線治療を分かりやすく解説。3D-CRT・IMRT・トモセラピー・陽子線それぞれの適応条件と特徴、効果と後遺症を比較

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺がんの治療において、放射線療法は手術と並ぶ重要な選択肢の一つです。近年、放射線治療の技術は大きく進歩しており、3D-CRT、IMRT、トモセラピー、陽子線治療など、複数の治療法が利用可能になっています。 これらの治療法は、それぞれ異なる特徴や適応条件を持っており、患者さんの病状や治療目標に応じて選択されます。本記事では、各治療法の仕組み、適応条件、メリット・デメリット、効果、そして後遺症について詳しく解説します。 前立腺がんにおける放射線治療の基 ...

2025/8/28

【2025年更新】前立腺がん全摘除手術はどんな手術?術後の後遺症の発生確率まで詳しく解説

前立腺全摘除手術とは何か 前立腺全摘除術は、前立腺がんが前立腺内に限局している場合に行われる根治的治療法です。手術では前立腺のほか、精嚢、精管の一部、膀胱頸部の一部を切除し、関連するリンパ節も郭清対象となります。 手術方法には従来の開腹手術(恥骨後式、会陰式)と、近年主流となっているロボット支援腹腔鏡下手術があります。前立腺がんに対する前立腺摘除術は国内外を問わず広く行われていますが、開腹手術では手術中の出血量が多くなる可能性が高いこと、手術時間が長いこと、傷の大きさが約10cm前後と大きく術後の痛みが強 ...

2025/8/28

【2025年更新】前立腺がんの効果的なセカンドオピニオンの受け方|意味あるセカンドオピニオン実践ガイド

前立腺がんとセカンドオピニオンの重要性 前立腺がんの治療方針については、医師によって意見が分かれる部分があります。前立腺がんは、前立腺の細胞が何らかの原因で異常に増殖することにより起こる病気で、悪性腫瘍の1つです。がんのように治療が複雑で選択肢がさまざまある疾患では、診断や治療方針に不安を感じる患者さんが多くいらっしゃいます。 主治医から診断や治療方針の説明を受けた後、それらに納得できなかったり、他の医師の意見を求めたいと考える方は決して珍しくありません。そのような時に重要になるのが「セカンドオピニオン」 ...

2018/10/8

前立腺がんを告知されそうなときの注意事項と医師に確認すべきこと

前立腺がんは、病期や悪性度、年齢や基礎疾患(持病)の有無などによって、治療方針が患者さんそれぞれで異なります。十分な情報を得たうえで、治療法を決めなければなりません。 医師には、患者さんに診断や病状とそれに必要な治療法、その効果や副作用をわかりやすく説明する義務がありますし、納得してもらってから治療を始めなければなりません。 以前は、すべて医師にまかせる「おまかせ医療」の時代がありました。しかし、病院や治療法の選択肢が広がったことで、患者自身が勉強して医療情報を蓄積する傾向が強くなると、従来の「おまかせ医 ...

2025/8/28

【2025年更新】前立腺がん病院選び方ガイド - 実績重視の選択基準と病院ランキング活用法

集団検診や人間ドックなどで前立腺がんが疑われ、精密検査をすすめられた際には、病院選びを慎重に行うことが治療成功の鍵となります。PSA検査の普及により、現在発見される前立腺がんの10%前後は診断時に骨への転移を伴っており、まだPSA検診の普及が十分ではないと考えられています。このような状況だからこそ、適切な病院選びが一層重要になっています。 前立腺がんの診断から治療まで、一連して通い続けることができる病院を選ぶことが基本です。前立腺がんの場合「泌尿器科」を標榜している病院を選択します。信頼できる病院との出会 ...

2025/8/27

【2025年更新】前立腺がんの悪性度とは?グリソンスコアでみる「顔つき」と生存率の関係を詳しく解説

前立腺がんの悪性度とは何を表すのか 前立腺がんの悪性度は、がん細胞の組織構造や増殖のパターンが正常な前立腺組織とどれだけ異なっているかを示す重要な指標です。健康な前立腺の細胞は、規則正しい配列を保ちながら分裂し、きれいな組織構造を形成します。 しかし、がん細胞では、この正常な組織構造が崩れており、細胞の配列が乱れています。この組織構築の乱れ具合を観察することで、そのがんがどの程度悪さをする可能性があるかを予測することができます。これを「がんの顔つき」と表現することがあります。 前立腺がんの悪性度が高いとい ...

2026/1/28

【2026年更新】前立腺がんの病期分類(ステージ)を分かりやすく解説。TNM分類とABCD分類の見方と治療への影響

前立腺がんの病期分類について こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺がんと診断された後、治療方針を決める際に最も重要となるのが病期分類(ステージ分類)です。病期分類とは、がんがどの程度進行しているのか、前立腺の外まで広がっているのか、転移があるのかといった情報を体系的に整理する方法です。 前立腺がんの病期を正確に把握することで、患者さん一人ひとりに最適な治療法を選択できます。現在の医療現場では主に「TNM分類」が使われていますが、「ABCD分類(ジュエット分類)」という分類法も併用さ ...

2026/2/3

【2026年更新】前立腺がんのCT検査と骨シンチグラフィーを分かりやすく解説。画像検査の種類・費用・精度

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺生検でがんが確認された場合、次に必要となるのが「がんの広がり」を調べる検査です。 がんが前立腺の中だけにとどまっているのか、それともリンパ節や他の臓器に転移しているのかを知ることは、治療方針を決める上で欠かせません。 2026年現在、前立腺がんの画像検査として中心的な役割を果たしているのが、CT検査、骨シンチグラフィー、そしてMRI検査です。 特に前立腺がんは骨に転移しやすいという特徴があるため、骨シンチグラフィーによる骨転移の有無の確認が重要と ...

2018/10/8

前立腺がんかどうかを調べる「前立腺生検」の方法と注意点

生検とは、生体(組織)検査の略で、前立腺生検では組織を採取して顕微鏡で確認し、がん細胞があるかないか、あればどのくらいの悪性度なのかを調べます。最終的ながんの確定診断をするために、いちばん重要な検査といえます。 PSA値が基準値を超えている人、直腸診で前立腺にかたい部分がふれる人、超音波検査でがんの疑いがある人が対象です。 前立腺生検で最もよく使われるのは「針生検」という方法です。まず、肛門から超音波検査用のプローブを入れます。プローブで探知してモニターに映し出される前立腺画像を見ながら、バイオプティガン ...

2018/10/8

前立腺がんのMRI検査

MRI検査は、人体の磁気共鳴作用を利用し、体に電磁波を当ててコンピュータで画像化するものです。 従来のMRIはT2強調画像を基本とし、がんの前立腺皮膜への広がりや、精嚢、直腸、膀胱など、周辺機器への広がりを調べるのに適していました。 経直腸コイルなどを用いて前立腺部のみを撮影する場合は、前立腺の内部のがん病巣や皮膜外への浸潤(がんが深く入り込む)、精嚢への浸潤が、さらにくわしくわかるようになっています。その役割は、がん病巣の発見ではなく、すでに発見された前立腺がん進展の診断が主でした。 しかし、近年のMR ...

2026/1/27

【2026年更新】前立腺がん超音波検査とは?検査方法・分かること・最新技術と費用を解説

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺がんが疑われる場合、超音波検査は診断の重要な一歩となります。この検査は、前立腺の状態を詳しく調べ、がんの可能性を評価するために用いられる画像検査です。 超音波検査には大きく分けて2つの方法があり、それぞれに特徴と役割があります。この記事では、前立腺がんの超音波検査について、検査方法や分かること、最新技術、費用などを詳しく解説します。 前立腺がんの超音波検査とは 超音波検査は、音波を利用して体内の臓器を観察する画像検査です。前立腺がんの診断では、P ...

2026/1/11

【2026年更新】前立腺がんの直腸診とは?検査の流れと重要性を分かりやすく解説

前立腺がんの直腸診とは こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺がんの早期発見には、いくつかの検査を組み合わせて行うことが大切です。その中でも、直腸診は古くから行われている基本的な検査の一つです。 直腸診は、医師が肛門から直腸に指を挿入し、直腸の壁ごしに前立腺に触れて状態を確認する検査法です。前立腺は直腸のすぐ前にあるため、肛門から指を入れると前立腸の背面部分に触れることができます。 この検査は特別な機器を必要とせず、診察室で短時間に実施できます。医師の熟練した指先の感覚によって、前立 ...

2026/1/12

【2026年更新】前立腺がん「PSA」の完全ガイド。基準値・判断方法・検査費用を詳しく解説

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺がんは、日本人男性のがん罹患数で第1位となっており、早期発見が極めて重要な疾患です。 この前立腺がんを早期に見つけるための最も基本的で有効な検査が、血液検査によるPSA測定です。 PSA検査は、健康診断や人間ドックで広く実施されており、多くの男性が受けたことのある検査かもしれません。しかし、「PSA値が高い」と言われても、それが何を意味するのか、どのように判断すればよいのか、よくわからないという声も多く聞かれます。 この記事では、PSAとは何か、 ...

2026/1/1

【2026年更新】前立腺がんの生存率をデータで解説。ステージ別5年・10年生存率と再発率などを詳しく

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 前立腺がんと診断されたとき、多くの患者さんが最初に知りたいと思うのが「自分はどのくらい生きられるのか」という予後の見通しです。 医療機関で説明を受ける際、「5年生存率」という言葉を耳にすることが多いと思いますが、この数字が具体的に何を意味し、自分の状況にどう当てはまるのかを正確に理解することは、今後の治療方針を考えるうえで重要になります。 この記事では、前立腺がんのステージ別生存率、5年生存率と10年生存率の違い、再発率のデータなど、統計情報を整理して ...

2025/12/29

【2025年更新】成人T細胞白血病・リンパ腫の検査・診断から治療法までをくわしく。病型別の治療選択と予後

成人T細胞白血病・リンパ腫の診断に必要な検査 成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)は、HTLV-1というウイルスの感染によって引き起こされる血液のがんです。診断には複数の検査を組み合わせて、病型を正確に判断することが重要になります。 診断のための検査には、血液検査、リンパ節生検、画像検査、脳脊髄液検査などがあります。血液検査では、異常なリンパ球の有無や数、LDH(乳酸脱水素酵素)の値、カルシウムの値などを確認します。 特に、花びらのような形をした特徴的な異常リンパ球が見られることが、この疾患の診断において ...

2018/10/8

成人T細胞白血病・リンパ腫の検査と診断

血液検査 タイプによって血液検査の結果も異なります。急性型と慢性型では白血球数の増加、特に異常リンパ球の増加を認めます。花細胞も見られますが、慢性型では多くありません。 赤血球や血小板の低下はそれほど認めません。その他、LDH値、可溶性IL-2受容体の増加が認められます。 急性型とリンパ腫型では、しばしばカルシウム値が上昇します。なお、LDH(乳酸脱水素酵素)や可溶性IL-2受容体の値は、病気の進み具合や治療効果を判断する指標にもなります。 リンパ節生検 リンパ腫型の場合、血液中に異常リンパ球(腫瘍細胞) ...

2018/10/8

成人T細胞白血病・リンパ腫の4つのタイプ

成人T細胞白血病・リンパ腫は現在のところ、症状や進行スピードの違い、検査結果の違いによって、急性型、リンパ腫型、慢性型、くすぶり型の4つのタイプに分けられます。 ・急性型 最も多いタイプです。白血球数の増加が目立ち、特に異常なリンパ球(腫瘍細胞)が多く認められます。典型的な異常リンパ球は、花細胞と呼ばれる独特の形をしています。 その他、リンパ節の腫れ、肝臓や脾臓の腫れ、皮膚の発疹など多彩な症状が見られ、急激に進行することが多いタイプです。 ・リンパ腫型 リンパ節の腫れが主な症状です。血液中に異常リンパ球を ...

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2015/8/25

成人T細胞白血病・リンパ腫とその症状

リンパ球には、B細胞、T細胞およびNK細胞といった種類があります。 「成人T細胞白血病・リンパ腫(ATLL)」は、HTLV-1というウイルスの感染によって、この中のT細胞が"がん"化したものです。 ウイルスの感染から発症するまでの期間が、平均55年といわれるほど長いため、ほとんどの場合は中高年以降に発症します。 ■HTLV-1について 国内では、100万人を超える人がHTLV-1に感染しており、「キャリア」と呼ばれています。キャリアの多くは、九州、沖縄や四国、紀伊半島の太平洋側に集まっているという特徴があ ...

2025/8/27

【2025年最新】ホジキンリンパ腫の抗がん剤治療完全ガイド - ABVD療法の効果と副作用などを分かりやすく解説

ホジキンリンパ腫における抗がん剤治療の現状 悪性リンパ腫の一種であるホジキンリンパ腫に対する化学療法(薬物療法・抗がん剤治療)について初回治療として最も広く使用されているのが、ABVD療法と呼ばれる多剤併用化学療法です。 ABVD療法は、アドリアマイシン(Adriamycin)、ブレオマイシン(Bleomycin)、ビンブラスチン(Vinblastine)、ダカルバジン(Dacarbazine)の4つの抗がん薬を組み合わせた治療法で、それぞれの頭文字を取ってABVD療法と命名されています。この治療法は、多 ...

2025/8/26

【2025年最新版】非ホジキンリンパ腫の治療成績と予後:タイプ別生存率と再発率を分かりやすく解説

非ホジキンリンパ腫の治療成績の現状【2025年版】 非ホジキンリンパ腫の治療成績は、腫瘍のタイプ、患者さんの年齢、病気の進行度などによって大きく異なります。近年では新しい治療薬の開発や治療技術の向上により、全体的な予後は改善傾向にあります。 最新の治療成績データを基に、各タイプの特徴と予後について詳しく解説します。治療法の選択や将来の見通しを理解する上で重要な情報をお伝えします。 活動性の強いタイプの治療成績と生存率 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の予後予測 びまん性大細胞型B細胞リンパ腫を代表とする「活 ...