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がん専門アドバイザー 本村ユウジ

17.膵臓がん

【2026年更新】膵臓がん手術後の苦痛はいつまで続く?後遺症・飲酒・食事・回復期間などを分かりやすく解説

膵臓がん手術後・退院後の生活上の注意点


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膵臓がん手術後の痛みはいつまで続くのか

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。

膵臓がんの手術を受けた患者さんからよく聞かれる質問に「痛みや苦痛はいつまで続くのか」というものがあります。

手術後の回復過程や生活への影響について、不安を感じている方は少なくありません。

手術創の痛みについては個人差がありますが、少なくとも数ヶ月間は運動をする際に腹部に痛みが残ったり、ひきつれ感があったりします。

東京科学大学病院の報告によれば、日常生活の範囲内で軽作業程度なら術後1〜2ヶ月からは可能という患者さんが多いとされています。

手術創の痛みと回復の目安

膵臓がんの手術は消化器外科手術の中でも高度な技術を要するものです。膵頭十二指腸切除術では膵臓、胃の一部、十二指腸、胆管、胆嚢を切除し、膵体尾部切除術では膵臓と脾臓を切除します。

傷の痛みは徐々に軽減していきますが、完全になくなるまでには時間がかかります。特に運動時や体を動かす際には痛みやひきつれ感を感じることがあります。無理をせず、徐々に活動範囲を広げていくことが大切です。

退院後2ヶ月ほどはあまり無理をしないことが推奨されます。その後は自分の体調と相談しながら活動していきます。最初は近所への買い物や2〜3時間の外出から始めて、体の疲れ具合を見ながら活動範囲を広げていくとよいでしょう。

膵臓がん手術後の主な合併症

膵臓の手術は他の消化器外科手術と比べると合併症が多い手術です。これは膵臓という臓器の性質によるものです。

膵液漏(膵液瘻)

膵臓が産生する膵液という消化液はタンパク質・脂肪・糖類を分解する酵素を含んでおり、活性化すると自分の体の組織にも障害性を持ってしまいます。この膵液が吻合に対して影響を与えると、吻合した部分が外れて漏れてしまうことがあります。これを「膵液漏」といいます。

国立がん研究センター東病院によれば、膵体尾部切除では合併症発生率は30〜40%とされています。膵液漏は膵臓手術で最も注意すべき合併症ですが、仮に膵液漏が起こってもこれは一般的な術後経過の範囲内です。

膵液漏の程度にもよりますが、1〜2週間入院期間の延長で済むことが多く、最終的な術後の状態は膵液漏が起こらなかった患者さんと変わりません。多くの場合、手術の時に入れた管(ドレーン)から漏れた膵液を排液することで大事には至りません。

その他の合併症

胃内容排泄遅延という合併症もあります。これは胃の動きが悪くなるために、食事を食べてもすぐにお腹がいっぱいになる、吐き気がするなどの症状が出現し、十分な栄養が摂取できない状態です。

その他、腹膜炎、術後出血、感染などの合併症が起こる可能性もあります。ただし、これらの合併症はほとんどが想定される合併症であり、対処法も確立されています。症例数の多い施設で手術を受けることで、合併症への対応がより適切に行われます。


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膵臓がん手術後の後遺症

膵臓がんの手術後には、いくつかの後遺症が生じる可能性があります。主なものは糖尿病の発症と消化吸収障害です。

糖尿病の発症リスク

手術で膵臓を切除した場合、糖尿病を発症したり、もともとあった糖尿病が悪化したりすることがあります。膵臓を半分程度切除すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌量も術後半分程度に減ります。

多くの患者さんはこの量でも糖尿病にはなりませんが、もともと素因がある方は糖尿病になることがあり、内服薬の服用やインスリンの皮下注射が必要になることがあります。糖尿病になった場合は糖尿病専門医の診察を受ける必要があります。

膵全摘術を行った場合には、インスリンが分泌されなくなるため、自分で注射を打ってインスリンを補います。注射の方法などは退院前に担当医あるいは看護師、薬剤師から指導を受けます。

九州大学の研究によれば、膵体尾部切除術では術後5年間に約60%が糖尿病を発症するとされています。一方、膵頭十二指腸切除術では近位小腸のバイパス手術により腸内環境が変化し、インスリン分泌が増加するため、糖尿病発症率は比較的低くなることが報告されています。

消化吸収障害と下痢

膵臓を切除すると、消化液である膵液の分泌が減るため、消化吸収障害が起こります。その結果、下痢しやすくなったり、脂肪肝になったりすることがあります。

脂肪の消化吸収に重要な胆汁や消化酵素を含む膵液が減少したり、分泌されなくなったりすることで、消化不良による下痢などを起こしやすくなります。消化吸収障害が明らかな場合は、膵液の代わりになる消化剤(膵消化酵素剤)を服用します。

体重減少

膵頭十二指腸切除の場合は消化管を切除・再建していますので、術前と比較すると食べられる食事の量が減り、一般的に体重が1割以上減ってしまいます。しかし、徐々に回復していきます。

膵体尾部切除は消化管を切除していないので、食事に関しては術前とあまり変化がありません。


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膵臓がん手術後の飲酒について

膵臓がん手術後の飲酒については、慎重な対応が必要です。国立がん研究センターがん情報サービスでは、規則正しい生活を送ることで体調の維持や回復を図ることができるとし、その中で「禁煙すること、飲酒をひかえること、バランスの良い食事をとること、適度に運動すること」を日常的に心がけることが大切だとしています。

飲酒が膵臓に与える影響

飲酒は膵臓がんの発症リスクを高める要因の一つです。愛知県がんセンターの研究によれば、多量飲酒者は非飲酒者と比べて1.57倍高い膵臓がんリスクが認められています。

また、肺や食道、口腔、膵臓などのがんを発症した人が飲酒をした場合、10年以内に別のがんを発症するリスクが、お酒を1日2合以上飲むと2.4倍高くなることが報告されています。

アルコールは体内でアセトアルデヒドという有毒物質に分解されます。アルコールそのものや分解されたアセトアルデヒドには発がん性があるため、新たながん予防や再発予防のためには、お酒との付き合い方に注意が必要です。

飲酒についての基本方針

膵臓がん手術後の飲酒については、必ず主治医に確認することが重要です。抗がん剤治療中とその前後にお酒を飲むと、過剰な副作用が発生する恐れや、期待する治療効果を得ることが難しくなる可能性があります。

お酒を楽しみたい場合は、必ず主治医に相談して飲酒の可否や開始時期、適量を確認しましょう。

国立がん研究センターがん予防・検診研究センターの「日本人のためのがん予防法」によると、節度のある飲酒の目安は「1日あたりのアルコール量約23g」で、「週150g程度の量にとどめる」とされています。これは日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、焼酎や泡盛なら1合の2/3、ウイスキーやブランデーならダブル1杯、ワインならボトル1/3程度に相当します。

膵臓がん手術後の食事の工夫

膵臓がん術後の食事管理は回復にとって重要です。消化吸収障害が起こりやすいため、食事の内容や取り方に工夫が必要です。

食事の基本方針

食事は、バランスよくなるべく消化のよいものを取りましょう。管理栄養士に相談することで、個々の状況にあった献立や調理の工夫を聞くことができます。

食事の取り方の工夫

工夫のポイント 具体的な方法
食事量の調整 控えめの量から少しずつ始める。消化や吸収に時間がかかることがあるため
食事回数 少量ずつ何回かに分ける。一度にたくさん食べると消化吸収が追いつかないことがあるため、3食以外にも間食を取り栄養を補う
消化剤の使用 消化吸収障害が明らかな場合は、膵消化酵素剤を服用する

糖尿病を発症した場合の食事管理

膵臓がん術後にはインスリン不足による糖尿病の発症リスクも高くなります。糖尿病を発症したら、インスリン治療が必要になることもあります。この場合は、血糖やカロリーのコントロールが重要になってきます。

暴飲暴食などは控え、適度な運動で体脂肪のコントロールを行うことが大事です。食事回数や食事内容によって血糖値のコントロールが変化することが予測されますので、糖尿病の薬を使用している方は、主治医にインスリンや飲み薬の量や飲み方について確認しておくとよいでしょう。

膵臓がん手術後の日常生活と運動

手術後の体力回復

膵臓がんの手術を受け、何日か入院していると、体力が落ちた、疲れやすくなったと実感することが多いです。しかし、手術創を過度にかばってばかりいては、体力、気力もなかなか元に戻ってくれません。

おとなしくして傷を大事にしていたからといって、傷やがんの治りがよいわけでもありません。できるだけ早いうちから適度に体を動かす方がよいといえます。

運動の開始時期と内容

退院後は運動などに制限は特にありません。激しい運動は控えた方がよいですが、自分の体調に合わせて無理のない程度から実行していきましょう。

病院への通院もよいリハビリになります。はじめのうちは近所への買い物や2〜3時間の外出から始めて、体の疲れ具合を見て活動範囲を広げていきます。

運動の効果

適度な運動には多くの効果があります。筋力を回復させるだけでなく、胃腸の活動も活発になって下痢や便秘も解消されます。血行もよくなり、傷の治りをよくします。

体を鍛え上げるような運動をする必要はまったくありません。ウォーキング、ハイキング、テニス、ゴルフ、釣り、自転車など、好きなものを生活に取り入れて長く続けることがポイントです。

膵臓がん手術後の社会復帰とスポーツ・旅行

社会復帰について

自分の体調に合わせて、自信が出れば社会復帰が可能です。職種によって仕事開始時期や仕事の内容について異なりますので、主治医と相談しましょう。

日常生活の範囲内で軽作業程度なら術後1〜2ヶ月からは大丈夫という患者さんが多いですが、これは人それぞれの経過であることをご理解ください。

スポーツや旅行

好きな趣味や娯楽でリラックスしたり、ストレスを発散することは、心身ともよい効果を生み出します。もちろん旅行も問題ありません。

症状や治療の状況により、日常生活の注意点は異なります。体調をみながら、担当医とよく相談して無理のないように過ごしましょう。

膵臓がん手術後の定期通院と検査

手術後も、回復の度合いや再発の有無を確認するために、定期的に通院して検査を受けます。通院の頻度は個別の状況により異なりますが、少なくとも手術後5年間は必要で、その後も継続して検査を受けることが勧められています。

通院スケジュール

期間 通院頻度
術後2年間 3〜6ヶ月おき
術後2年以降 6〜12ヶ月おき

検査内容

腫瘍マーカーなどを調べるための血液検査と、腹部の超音波(エコー)、CT、MRIなどの画像検査を行います。

膵臓がんは手術後に残念ながら再発することがあります。なるべく早い段階で発見できるように、定期的に外来に通院して検査を受けることが大切です。遠方から来られている患者さんには、自宅近くの病院と連携して定期検査を行うこともあります。

術後補助化学療法

術後補助化学療法(再発を予防するための抗がん剤治療)を外来で行うことがあります。これは膵がんの進行具合や術後の患者さん自身の状態、希望などを総合的に考えて行うかどうか決定します。

手術で膵臓がんを切除したとしても、再発率は約80%とも報告されています。特に手術後6ヶ月以内に半数の約40%の患者さんが再発するリスクがあると言われています。そのため、手術後に再発しないように抗がん剤治療が勧められるケースが多いです。

体調のケアと心構え

規則正しい生活を送ることで、体調の維持や回復を図ることができます。以下の点を日常的に心がけることが大切です。

  • 禁煙すること
  • 飲酒をひかえること
  • バランスの良い食事をとること
  • 適度に運動すること

膵臓がん手術後の生活は、患者さん一人一人の状況によって異なります。痛みや苦痛の期間、後遺症の程度、回復のスピードには個人差があります。

焦らず、自分のペースで回復を目指すこと、そして主治医や医療スタッフと密にコミュニケーションを取りながら、適切なケアを受けることが重要です。分からないことや心配なことは遠慮せず、担当医や看護師などの医療スタッフに相談しましょう。

参考文献・出典情報

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本村ユウジ
本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

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