10.肝臓がん

【2025年更新】肝臓がんはなぜ再発を繰り返すのか?手術後の再発率が高い理由を分かりやすく解説

kanzou


【サイト内 特設ページ】

がんを治すためのたった1つの条件

こんにちは。17年間の活動実績を持つ、
「プロのがん治療専門アドバイザー」本村ユウジです。

がんを治すために必要なことは、たった1つです。

詳しくはこちらのページでお伝えさせてください。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?


肝臓がんの手術後、再発率が高い現実

肝臓がんの治療において手術で腫瘍を切除できた場合でも、再発リスクは決して低くありません。

実際、肝臓がんは他のがん種と比較しても、手術後の再発率が高いことが知られています。

国立がん研究センターのデータによると、肝臓がんの手術後5年以内の再発率は60〜70%程度とされており、手術を受けた患者さんの半数以上が再発を経験するという状況です。

なぜ、確実に腫瘍を取り除く手術を行っても、これほど高い確率で再発するのでしょうか。この記事では、肝臓がんが再発を繰り返す理由と、その背景にある医学的な要因について解説します。

肝臓がんの手術方法と切除範囲

再発のメカニズムを理解する前に、まず肝臓がんの手術方法について整理しておきましょう。

肝臓がん手術の主な種類

肝臓がんの手術は、がんが発生した場所、がんの個数、そして患者さんの肝機能の状態によって切除範囲が変わってきます。

手術方法 切除範囲 適応
肝核出術 腫瘍のみを最小限に切除 肝機能が低下している場合や小さな腫瘍
肝部分切除 腫瘍から1センチの間隔をとって切除 門脈の支配領域を考慮しない切除
肝区域切除 門脈の支配領域に沿って切除 標準的な手術法として推奨

標準的な手術法とされる理由

現在、肝臓がんの手術では門脈という血管の支配領域を考えて肝臓を広く切除する「肝区域切除」が標準的な手術法とされています。

肝臓には肝動脈と門脈の2本の血管、そして胆管が伴走していますが、肝臓がんは特に門脈に乗って転移する性質があります。そのため、がんができた門脈に支配されている領域全体を切除することが、理論的には再発予防につながると考えられているのです。

しかし、ここで重要な事実があります。実は肝部分切除と肝区域切除で、再発リスクに明確な差があるかどうかは、医学的に完全には証明されていません。つまり、標準的な広範囲の手術を行ったとしても、再発を完全に防げるわけではないということです。


【サイト内 特設ページ】

がんを治すためのたった1つの条件

こんにちは。17年間の活動実績を持つ、
「プロのがん治療専門アドバイザー」本村ユウジです。

がんを治すために必要なことは、たった1つです。

詳しくはこちらのページでお伝えさせてください。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?


肝臓がんが再発を繰り返す3つの理由

確実に腫瘍を取り除く手術を行っても、なぜ肝臓がんは高い確率で再発するのでしょうか。その理由は主に3つの要因に分けて考えることができます。

理由1:門脈を介した転移の特性

肝臓がんの最大の特徴の一つが、門脈を通じて転移するという性質です。

門脈は消化管から栄養素を運ぶ血管で、肝臓全体に広く分布しています。肝臓がんの細胞はこの門脈の血流に乗り、元の腫瘍から離れた場所へと移動することができます。

手術で見える範囲の腫瘍を取り除いても、すでに顕微鏡レベルの小さながん細胞が門脈を通じて肝臓の他の部分に到達している可能性があります。これらの微小ながん細胞は、手術時には画像検査でも確認できないほど小さいため、残存してしまうことがあるのです。

時間が経過すると、これらの微小ながん細胞が成長し、再発として検出されるようになります。これが、手術後数ヶ月から数年経って再発が確認される一つの理由です。

理由2:血液循環による全身への広がり

肝臓がんのもう一つの重要な特性が、血液循環を通じて全身に広がる可能性があることです。

この事実を裏付ける例として、肝移植の経験があります。肝臓がんの治療として肝移植を行った患者さんにおいて、病気の肝臓を完全に取り除き、健康な肝臓に置き換えたにもかかわらず、新しい肝臓にがんが発生するケースが報告されています。

これは、門脈を介した転移だけでなく、がん細胞が血液の流れに乗って全身を循環していることを示しています。つまり、肝臓という臓器だけの問題ではなく、体全体にがん細胞が潜んでいる可能性があるということです。

血液循環によって運ばれたがん細胞は、再び肝臓に戻ってきて定着し、新たな腫瘍を形成することがあります。これが「再発」として現れるのです。

理由3:肝臓自体ががん発生しやすい状態

肝臓がんの再発を考える上で最も重要な要因が、肝臓そのものの状態です。

肝臓がんの多くは、肝炎ウイルス感染(B型肝炎、C型肝炎)や飲酒などによる慢性肝炎、肝硬変といった肝臓の病気を背景として発生します。手術でがんを取り除いても、残った肝臓は依然として肝炎や肝硬変の状態であり、がんが発生しやすい環境が続いているのです。

これは、いわば「がん発生の素地」が肝臓全体にできている状態といえます。畑に例えるなら、雑草(がん)を取り除いても、土壌(肝臓)そのものが雑草の生えやすい状態であれば、また新しい雑草が生えてくるのと同じ状況です。

背景疾患 肝臓がん発生との関連
C型肝炎ウイルス感染 慢性炎症により肝細胞のDNAが損傷、がん化リスク上昇
B型肝炎ウイルス感染 ウイルスが肝細胞のDNAに組み込まれ、がん化を促進
肝硬変 肝細胞の再生と破壊の繰り返しでがん化リスク増加
非アルコール性脂肪肝炎(NASH) 慢性炎症と線維化によりがん発生リスク上昇

再発率と時期の実際のデータ

手術後の再発率の推移

肝臓がんの手術後、時間経過とともに再発率はどのように変化するのでしょうか。

日本肝臓学会のガイドラインや各種臨床研究によると、肝臓がん手術後の再発率は以下のような傾向があります。

術後経過年数 累積再発率
1年 約20〜30%
3年 約50〜60%
5年 約60〜70%

これらのデータから分かるように、手術後5年以内に半数以上の患者さんが再発を経験することになります。また、再発は手術後早期から起こる可能性があり、術後1年以内でも20〜30%の患者さんに再発が見られます。

再発時期による意味の違い

再発の時期によって、その意味合いが異なることも知られています。

手術後2年以内に起こる早期再発は、主に手術時に残存していた微小ながん細胞の成長や、門脈・血液循環を通じて広がっていたがん細胞によるものと考えられています。

一方、手術後2年以降に起こる後期再発は、肝臓の背景疾患(肝炎や肝硬変)から新たにがんが発生する「多中心性発生」の可能性が高いとされています。つまり、元のがんとは別の新しいがんが発生しているケースです。


【サイト内 特設ページ】

がんを治すためのたった1つの条件

こんにちは。17年間の活動実績を持つ、
「プロのがん治療専門アドバイザー」本村ユウジです。

がんを治すために必要なことは、たった1つです。

詳しくはこちらのページでお伝えさせてください。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?


再発リスクと余命への影響

再発が余命に与える影響

肝臓がんが再発した場合、その後の経過や余命は再発時の状態や治療法によって変わってきます。

再発時の腫瘍の大きさ、個数、位置、そして患者さんの肝機能の状態によって、再度の手術、ラジオ波焼灼療法、肝動脈化学塞栓療法(TACE)、薬物療法など、さまざまな治療選択肢があります。

早期に再発を発見し、適切な治療を行うことができれば、再発後も長期生存が可能です。実際、小さな再発を早期に発見して治療した場合、再び数年単位での生存が期待できるケースも少なくありません。

再発予防と経過観察の重要性

肝臓がんの手術後は、定期的な経過観察が極めて重要です。

一般的に、手術後は3〜4ヶ月ごとに腹部CT検査やMRI検査、腫瘍マーカー(AFP、PIVKA-IIなど)の測定を行い、再発の早期発見に努めます。

また、背景にある肝炎や肝硬変の治療を継続することも、新たながんの発生を抑える上で重要です。C型肝炎の場合は抗ウイルス薬による治療、B型肝炎の場合は核酸アナログ製剤による治療など、原因疾患に対する治療を並行して行うことで、再発リスクを下げることができる可能性があります。

患者さんが知っておくべきこと

肝臓がんは、他のがん種と比較しても特に「手術をしたから安心」とは考えにくいがんです。

これは決して悲観的な意味ではなく、手術後も継続的な管理と観察が必要であることを理解しておくべきだということです。再発リスクが高いからこそ、定期的な検査を怠らず、再発を早期に発見することが重要になります。

また、再発したとしても、それが即座に治療不可能な状態を意味するわけではありません。再発の状態によっては、再度の治療で良好な経過が期待できるケースも多くあります。

医療チームと密に連携し、定期的な検査を受け、生活習慣の改善や背景疾患の治療を継続することが、再発リスクを管理する上で大切な取り組みとなります。

参考文献・出典情報

・・・・・・・・・・

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験17年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、医療関係者や患者さんの間で注目を集めている「がんゲノム医療」について、分かりやすく解説します。 専門用語が多く「いまいち理解できない」という方も多いこの分 ...

-10.肝臓がん
-,

© 2026 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ