レモンの特徴
レモン果汁に含むビタミンCは100g中50mgと、かなり多い含有量を誇ります。これはレモン1個で1日の所要量の半分をまかなえる量です。
レモンのビタミンCは皮膚の新陳代謝を活発にし、シミ、ソバカスの沈着を防ぐ効果もあります。また、レモンの酸味の主成分であるクエン酸には疲労回復の効果があり、粘膜や肌の肌の疲れも回復してくれます。
【がん(癌)に作用されると言われている成分】
クエン酸の抗酸化作用はがん予防の効果があるといわれています。文部科学省)と山形県企業振興公社が行った研究では、レモンの酸が活性酸素(フリーラジカル)の影響を弱める効果があったと報告されています。
【調理方法のコツ】
ビタミンCは水溶性で壊れやすく、加熱にも弱いのが特徴です。香りも長持ちしないので、食べる直前に絞った果汁を使いましょう。レモン汁を料理のアクセントとして使うと、酸味が風味をよくして、塩分も控えめにできます。
【良いレモンを選ぶポイント】
皮につやがあり、大きさのわりに重いもの・表面にカビがないかどうかをチェックしましょう。
レモンは輸入物が一般的なので防カビ剤の残留が課題だといえます。流水にあてながらスポンジでよく洗い、皮をむいて使いましょう。皮の中まで薬が入り込むことはありません。安全性が高いのは国内産のものです。
【主な栄養成分】(100gあたり)
エネルギー 54kcal
たんぱく質 0.9g
脂質 0.7g
炭水化物 12.5g
ナトリウム 4㎎
カリウム 130㎎
カルシウム 67㎎
マグネシウム 11mg
リン 15mg
鉄 0.2㎎
亜鉛 0.1mg
銅 0.08mg
マンガン 0.05mg
ビタミンA:β-カロテン 7マイクログラム
ビタミンA:β-クリプトキサンチン 37マイクログラム
ビタミンE 1.7mg
ビタミンB1 0.07mg
ビタミンB2 0.07mg
ナイアシン 0.2mg
ビタミンB6 0.08mg
葉酸 31マイクログラム
パントテン酸 0.39mg
ビタミンC 100mg
飽和脂肪酸 0.05g
不飽和脂肪酸 0.13g
水溶性食物繊維 2.0g
不溶性食物繊維 2.9g
以上、がん(癌)とレモンについての解説でした。
「食事でがんが治る」という人もいれば「治るはずがない」という人もいます。これはYesかNoかで単純に答えられるものではないのです。
がんとの闘いについて、納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。