09.子宮体がん 18.卵巣がん

【2025年更新】卵巣がん・子宮体がんタイプ1と女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の関係とは

エストロゲンとプロゲステロン


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がんを治すためのたった1つの条件

こんにちは。17年間の活動実績を持つ、
「プロのがん治療専門アドバイザー」本村ユウジです。

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がんを治すための「たった1つの条件」とは?


卵巣がん・子宮体がんタイプ1と女性ホルモンの深い関係

こんにちは。がん治療専門アドバイザー、本村ユウジです。

卵巣がんや子宮体がんタイプ1の発症には、女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンが深く関わっています。これらのホルモンは女性の体にとって必要不可欠なものですが、バランスが崩れたり、一方のホルモンだけが過剰に作用し続けたりすると、がん化のリスクが高まることが知られています。

この記事では、エストロゲンとプロゲステロンがどのように子宮内膜や卵巣に作用するのか、閉経後にも女性ホルモンが産生され続ける仕組み、肥満とホルモン依存性がんの関係など、女性ホルモンとがんの関係について詳しく説明します。

エストロゲンとプロゲステロンの基本的な働き

卵巣や子宮をはじめ、人間の細胞には増殖期と分化期があります。増殖期とは細胞が分裂して数を増やす時期のことで、分化期とは細胞がそれぞれの組織や器官としての機能を発達させる時期です。

通常、増殖期には分化が抑えられ、分化期には増殖が止まります。この2つの時期を調整しているのが、エストロゲンとプロゲステロンという2つの女性ホルモンです。

エストロゲンの作用

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、各種細胞を増殖させる働きを持っています。特に子宮内膜を厚くする作用があり、月経周期の前半で子宮内膜が増殖するのはエストロゲンの働きによるものです。

このホルモンは卵巣で主に産生され、特にエストラジオールという形で分泌されます。エストロゲンは子宮内膜だけでなく、乳腺組織にも作用し、細胞の増殖を促します。

プロゲステロンの作用

プロゲステロン(黄体ホルモン)には、細胞を分化させる働きがあります。子宮内膜の分泌腺を発達させ、粘液を分泌させることで、受精卵が着床しやすい環境を整えます。

プロゲステロンは排卵後に形成される黄体から分泌され、結果的にエストロゲンの増殖作用を抑制する役割を果たします。この2つのホルモンがバランスよく分泌されることで、月経が規則的に起こり、周辺組織へ異常な影響を与えることはありません。


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ホルモンバランスの崩れとがんリスク

エストロゲンとプロゲステロンの分泌が正常であれば問題ありませんが、さまざまな理由でこのバランスが崩れることがあります。

排卵障害によるホルモンバランスの乱れ

精神的ストレス、肥満、過度なダイエット、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などが原因で排卵が起きなくなることがあります。

多嚢胞性卵巣症候群とは、両側の卵巣に排卵しない卵胞(閉鎖卵胞)が多数できる状態です。排卵障害、月経異常、不妊、肥満、多毛などの症状が現れる病気の総称で、近年増加傾向にあります。

排卵が起きないと、プロゲステロンが分泌されません。その結果、相対的にエストロゲンの作用が大きくなり、子宮内膜の増殖が続きやすくなります。

エストロゲンの持続的な刺激とがん化

エストロゲンは少量でも細胞を増殖させる力を持っています。プロゲステロンによる抑制がないまま、エストロゲンの刺激が長期間続くと、子宮内膜増殖症やがんの発生リスクが高まると考えられています。

国立がん研究センターがん情報サービスによると、子宮体がんの約80~90%はエストロゲン依存性のタイプ1に分類され、エストロゲンの長期的な刺激が発症に関与しているとされています。

妊娠・出産経験とがんリスクの関係

逆に、妊娠・出産を経験した人は、妊娠期間中に多量のプロゲステロンに長期間さらされます。このため、子宮体がんや乳がんなどのホルモン依存性がんになりにくいとされています。

妊娠中はプロゲステロンがエストロゲンよりも優位な状態が続き、子宮内膜の過剰な増殖が抑えられます。また、妊娠・授乳期間中は月経がないため、エストロゲンの刺激を受ける期間が短くなることも、がんリスクの低下につながっています。

ホルモン 主な作用 産生場所 がんへの影響
エストロゲン(卵胞ホルモン) 細胞増殖、子宮内膜を厚くする 卵巣(閉経前)、脂肪組織(閉経後) 過剰な刺激はがん化リスクを高める
プロゲステロン(黄体ホルモン) 細胞分化、内膜の安定・維持 黄体(排卵後) エストロゲンの作用を抑制し保護的に働く

子宮体がんタイプ1の発症リスクが高まる時期

閉経前後に多いホルモン依存性がん

ホルモン依存性のタイプ1子宮体がんは、閉経の前後に発症することが多くなります。これは若いころからのエストロゲンの異常分泌の影響が、45歳前後から顕在化するためです。

実際、子宮体がんの罹患率は40歳代から増加し始め、50歳代(閉経後)にピークを迎えます。2021年の統計では、日本における子宮体がんの新規患者数は約19,000人に達しており、特に40歳代の若い世代での増加が目立っています。

メタボリック症候群との関連

メタボリック症候群で、高血圧、糖尿病、高脂血症などを持つ人も、タイプ1子宮体がんになりやすい傾向があります。

これは脂肪組織でエストロゲンが産生され、それが子宮内膜のがん化に関与するためです。肥満患者さんでは内因性エストロゲン濃度が高く、性ホルモン結合グロブリンの循環レベルが低いこと、インスリン抵抗性などが複合的に作用して、子宮体がんのリスクを高めると考えられています。


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閉経後もエストロゲンは脂肪組織で産生される

閉経後のエストロゲン産生メカニズム

若い人に発症するがんだけでなく、閉経後のがんにも女性ホルモンが関与していると考えられています。

閉経により卵巣は機能を停止し、卵胞とともに性索間質細胞は消失します。したがって、卵巣から分泌されていたエストラジオールやプロゲステロンは産生されなくなります。

しかし、閉経後もがんが発生するのは、脂肪組織でエストロゲンが産生されるためです。閉経後は、副腎が産生する男性ホルモンのアンドロゲンを材料にして、アロマターゼという酵素の働きによって、エストロンというエストロゲンの一種が脂肪組織で作られます。

エストロンの特徴とリスク

エストロンは、エストロゲンの中では細胞を増殖させる力は比較的弱いとされています。しかし、月経周期と関係なく常時産生され、プロゲステロンの影響もないため、がん化を促進する効果は十分にあると考えられています。

したがって、肥満の人はエストロンの量が多くなるため、閉経後に卵巣がんやタイプ1子宮体がんの発症リスクが高くなります。さらに乳がんのリスクも高まるため、体重管理には注意が必要です。

一方で、エストロゲンには骨の代謝に関わる作用もあるため、肥満の人は骨粗しょう症にはなりにくいという側面もあります。

女性ホルモンの多面的な役割

エストロゲンの重要な機能

エストロンやエストラジオールなどのエストロゲンは、少量でもがん化を促進させる可能性がある物質です。しかし同時に、これらの女性ホルモンは、女性の健康や女性らしさを維持する上で欠かすことのできない物質でもあります。

女性ホルモンは細胞を活性化し、肌をきれいにし、髪を豊かにする働きも果たしています。また、以下のような重要な機能も担っています。

機能 具体的な作用
血管機能 血管を拡張させ、血流をよくする
骨代謝 骨の代謝に関わり、骨密度の調整をする
生殖器系 子宮、卵巣、乳房、腟を発育させ、機能を活性化する
皮膚 コラーゲンの合成を促進する
脳機能 脳の働きを助ける。アルツハイマー病に対してエストロゲン投与が有効とされる研究もある

エストロゲンが多すぎても少なすぎても問題

肌につやがあり血色もよく、60~70歳代なのに40歳前後にしか見えない人もいます。これは主にエストロゲンの効果ですが、異常にエストロゲンが多い状態は健康面ではよいこととはいえません。

逆に、エストロンやエストラジオールなどのエストロゲンが不足すると、血管、骨、内臓などの機能が低下し、コラーゲンも減少し、各種の障害が起きてきます。

閉経前後から始まる更年期障害はその代表例で、女性ホルモンの分泌が不足し、ホルモン環境が変化することで、ほてり、動悸、肩こり、耳鳴りなどの症状が現れます。

卵巣がんとエストロゲンの関係

卵巣がんも、女性ホルモンであるエストロゲンに影響を受けるがんの一つです。卵巣は、エストロゲンとプロゲステロンを分泌する器官であり、初経から閉経までの間、成熟した卵子を約28日ごとに放出(排卵)します。

卵巣がんは卵巣に発生する悪性腫瘍で、その約90%は上皮性腫瘍です。閉経後の肥満女性では、脂肪組織でエストロンが産生されるため、卵巣がんのリスクも高まると考えられています。

乳がん、卵巣がん、子宮体がんは、いずれもエストロゲンの刺激によって増殖する、ホルモン感受性のがんとして知られています。

ホルモン療法と子宮体がんリスク

エストロゲン単独投与の危険性

更年期障害や閉経後の骨粗しょう症の治療として、ホルモン補充療法(HRT)が行われることがあります。しかし、子宮を持っている女性にエストロゲンだけを投与すると、子宮体がんのリスクが2~8倍に上昇することが知られています。

そのため、子宮を有している人にHRTを行う場合は、エストロゲンだけでなく黄体ホルモン製剤を併用して、子宮内膜の増殖を抑制する必要があります。

タモキシフェンによるリスク

乳がんの術後治療に用いられるタモキシフェンという薬も、子宮体がんのリスク因子として知られています。タモキシフェンは乳腺ではエストロゲンの作用を抑えますが、子宮内膜ではエストロゲン様の作用を示すため、子宮体がんのリスクが高まる可能性があります。

リスク要因のまとめ

子宮体がんタイプ1や卵巣がんの発症リスクを高める要因をまとめると、以下のようになります。

  • 肥満(脂肪組織でのエストロゲン産生増加)
  • 未婚・未産(プロゲステロン優位の環境を経験していない)
  • 不妊症・月経異常(排卵障害によるプロゲステロン不足)
  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • エストロゲン製剤の単独使用
  • 閉経が遅い(エストロゲンにさらされる期間が長い)
  • 糖尿病、高血圧などのメタボリック症候群
  • タモキシフェンの使用
  • 遺伝性腫瘍(リンチ症候群など)

これらのリスク要因の多くは、エストロゲンにさらされる期間が長いこと、またはプロゲステロンによる保護作用が不足していることに関連しています。

がん予防と早期発見のために

生活習慣の見直し

肥満はエストロゲン産生を増加させるため、適正体重の維持が重要です。バランスの取れた食事、適度な運動、ストレス管理などの生活習慣の改善が、ホルモン依存性がんの予防に役立ちます。

定期的な検診

子宮体がんについては、現在のところ公的な検診プログラムは確立されていません。しかし、不正出血などの気になる症状がある場合は、早めに婦人科を受診することが推奨されています。

子宮体がんは早期に発見されれば、手術だけで治癒できる場合が多いがんです。特にリスク要因を持っている人は、定期的に医療機関を受診し、適切な検査を受けることが大切です。

医師との相談

ホルモン補充療法を受ける場合や、リスク要因を複数持っている場合は、婦人科医と十分に相談することが重要です。個々の状況に応じた適切な予防策や検査計画を立てることができます。

女性ホルモンは、女性の健康を維持する上で重要な役割を果たす一方で、バランスが崩れるとがんのリスク要因にもなります。自分の体の状態を理解し、適切に管理していくことが大切です。

参考文献・出典情報

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本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

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