人気コンテンツ累計150,000名以上に読まれています。無料ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」プレゼント中です。

17.膵臓がん

膵臓がん膵頭十二指腸切除の場合に起きる合併症(手術のリスク)

がん専門のアドバイザー、本村です。

当記事では膵臓がん膵頭十二指腸切除の場合に起きる合併症について解説します。

膵臓がん膵頭十二指腸切除術

膵頭部にできた膵臓がんを切除するための「膵頭十二指腸切除術」は複数の臓器を切除するもので、腹部手術の中では最も大きな手術といえます。

このため、からだには大きな負担がかかります。また、切除後にはまったく異なった臓器同士(膵臓と小腸、胆管と小腸)をつなげなければなりません。

主にこの2つの理由により、膵頭十二指腸切除術後には細かいものまで含めると、40~50%ぐらいに何らかの合併症が発生します。特に重要な合併症は次のとおりです。


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


1.膵・空腸吻合部の縫合不全

切離した膵臓、胆管、十二指腸(あるいは胃)を再建した際に、"つなぎ目"が漏れてしまうことがあります。これを「縫合不全」といいます。

特に膵臓と空腸のつなぎ目は治りが悪い傾向にあり、10~35%程度に膵液や腸液の漏れが生ずることがあります。

膵液には脂肪やたんぱく質を分解する作用があるため、"つなぎ目"の近くの血管壁を障害し、出血の原因となることがあります。こうした事態を予防するために、手術中にドレーンという排管をおなかに入れておき、縫合不全が生じた場合には、漏れた膵液や腸液が体外に排出されるようにしてあります。

また、このドレーンを利用して縫合不全部をベッドサイドで洗浄することもあります。このドレーンが有効であれば、時間はかかるかもしれませんが、膵空腸吻合部の縫合不全あるいは膵瘻はだんだんと治癒していきます。

しかし、ドレーンが有効でなければ(縫合不全部から漏れ出る膵液や腸液が体外にうまく排出されない)、膵液や腸液が原因となって膿瘍(膿のたまり)ができたり、吻合部近くの血管から出血したりする可能性がありますので、再手術によって新たなドレーンを留置したり、CTや超音波検査でみたりしながら、体外から穿刺して膿を出すチューブを留置しなければなりせん。

膵頭十二指腸切除術では、この膵空腸吻合部の縫合不全が起こるか否かで入院期間も大きく異なってきます。

2.胆管空腸吻合部の縫合不全

胆管空腸吻合部の縫合不全が発生した場合は、胆汁が腹腔内に漏れ出てしまいます。胆管空腸吻合部のドレーンが漏出した胆汁をうまく排出できれば、そのまま自然治癒が期待できます。

しかし、ドレーンが効かない部分に漏出した胆汁がたまってしまうと膿瘍になったりしますので、再手術や超音波・CTガイド下によって新たなドレーンを留置しなければなりません。


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


3.腹腔内膿瘍

膵空腸吻合部や胆管空腸吻合部、そのほかの吻合部の縫合不全などにより、腹腔内の手術部位やその近くに膿瘍ができることがあります。これが腹腔内膿瘍です。

これらの縫合不全がなくとも膿瘍ができることもあります。手術時に留置したドレーンで膿が体外に排出されなければ、再手術や超音波・CTガイド下によって新たなドレーンを留置する必要が出てきます。

4.腹腔内出血

膵頭十二指腸切除術では、リンパ節郭清のために、上腹部の主要な太い血管がむき出しの状態になります。また、太い動脈や静脈の切離断端もむき出しになります。

膵空腸吻合部の縫合不全や、腹腔内膿瘍などが発生すると、これらの血管や血管断端が傷害され、腹腔内出血をきたすことがあります。膵頭十二指腸切除術では、この腹腔内出血が2~8%に発生するとされています。

また、腹腔内出血をきたした場合の致死率は、報告文献により大きく異なりますが、14~60%とされ、生死にかかわる極めて重篤な合併症です。

腹腔内出血が起こった場合は、股の付け根の動脈からカテーテルを挿入し、出血部位まで進め、傷害された血管を塞栓物質で詰める「経動脈的塞栓術」を行います。

5.胃排泄遅延

膵頭十二指腸切除の後には胃の動きの回復が遅れ、胃液や食べ物が長い時間胃の中にとどまったままになることがあります。この状態が胃排泄遅延で、軽いものまで含めると約20%に発生するとされます。

最終的には自然に治癒しますが、胃の動きが回復するまで食事はとれず、胃液を抜くための細いチューブを鼻から胃の中まで挿入し、これを留置しておく必要があります。

以上、膵臓がんの手術についての解説でした。

 

・・・・・・・・・・

 

がんに関する情報は、世の中に溢れています。

そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

詳しくはこちらのページで。

 

がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、話題になっている「がんゲノム医療」とは何か、というテーマの記事です。 専門用語、難解な言葉が登場しやすく「いまいち、理解できない」という人が多いので、でき ...

-17.膵臓がん

© 2025 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ