02.がんについて

「医者は抗がん剤を使わない」「いや、抗がん剤は使う」本当はどちら?

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 書籍の中には、「99%の医者は抗がん剤を使わない」という内容のものがあります。これを執筆しているのは医師です。 その他にも「薬剤師は抗がん剤を使わない」という書籍もあります。 これも現役の薬剤師が書いています。 このような意見に対して、反発する医師も多く、 医者は自分にどんな「がん治療」をとる? 99%が抗がん剤を使わず #ldnews http ...

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02.がんについて

がんゲノム医療 保険適応の条件と問題点を分かりやすく解説

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロップで流れることもあり、ゲノム医療全体が保険適応になるかのような印象を受ける人もいるかもしれません。 しかし保険適応となるのは「検査」についてのみ。 なおかつ保険が適応となるための条件もあります。そして検査を受けて何らかの遺伝子変異が見つかったとしても、そこから「治療」に入るためには、いくつかの難問があります。 この記事では、がんゲノム医療やパネル ...

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がん全般に関するニュース 2019

がん全般に関するツイートを忘備録として格納しています。 ※新しいニュースのほうが上。 ゲノム医療の体制などについてポイントがまとめられた良い記事。 がん遺伝子パネル検査等、保険診療上の留意事項を整理―厚労省 https://t.co/WMgzt0NpG9 — 本村ユウジ@がん治療専門 (@motomurayuji) 2019年6月4日 光免疫療法、第三相スタートのニュース。 米国での再発頭頸部扁平上皮がんに対する第2相試験で、奏効率28%(28人中8人)、完全奏効率14%(28人中4人)という ...

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がんゲノム医療とは何か?分かりやすく解説

近年、話題になっている「がんゲノム医療」とは何か、というテーマの記事です。 専門用語、難解な言葉が登場しやすく「いまいち、理解できない」という人が多いので、できるだけ分かりやすく解説したいと思います。 ゲノムとゲノム医療 体の細胞の核の中にはDNAがあり、そこに刻み込まれた生命に関する情報が「ゲノム」と呼ばれるものです。 この体の設計図といえるゲノムに刻まれている「遺伝子の配列」を調べるのが「遺伝子検査」です。 遺伝子検査によって「その人固有の遺伝子情報」が明らかになります。 ゲノム医療とは、シンプルに表 ...

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02.がんについて

がんセカンドオピニオンの質問例と受けるタイミング

がん治療では「セカンドオピニオンを受けましょう」とよく言われますが、いつ、どのタイミングで受けて、どんな質問をすればよいのか?は悩ましい問題だといえます。 がんに関するセカンドオピニオンはそもそもどの病院に行けばよいか分かりません。せっかくお金を払って(基本的に保険適応外で有料です)行くからには、有益な時間にしたいものです。 私もセカンドオピニオンについてはよく質問を受けます。最も難しいのが「どの病院で受けるべきか」ですが、これについては個別の対応になるのでこの記事では触れません。 この記事では、上手なセ ...

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セカンドオピニオンで医者は怒るのか?言い方にも気をつけよう

セカンドオピニオンは「受けてよかった」というケースもあれば「受けてもあまり意味がなかった」ということもあります。 また、受ける以前に主治医との関係が悪くなったり、場合によっては医師が怒ってしまって「もう私は診ない」などと関係が断裂されてしまったりすることもあります(ここまでのことは稀ですが)。 セカンドオピニオンは受ける前、もとより「主治医に切り出す前」に色々と整理、準備しておことが大切になります。 ポイントは色々ありますが、ツイッターでこのようなことを書きました。 実際には個々のケースバイケースですし住 ...

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がん治療 病院の選びかた。評判や口コミだけで決めてはいけない

個別サポートの中で、比較的多いのが「今はこの病院に通っているのですが、他に移ったほうがよいですか?他におすすめの病院はありますか?」という質問です。 がんについては「一度行けば終わり」ではなく、通院、入院などを含め長期化することが多いため、どの病院を選ぶか、は重要な点になります。 というわけで、ツイッターで「病院の選び方シリーズ」を書いてみました。 「その20」まで行ってしまったので、サイトにもまとめとして残しておきたいと思います。 がん治療 病院の選びかた、探しかた 【がん治療 病院の選びかた その1】 ...

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がん治療費用に関わる公的支援や助成金の制度は?

経済的な理由で、希望どおりのがん治療を続けられなくなる人は少なくありません。でも、あきらめてしまう前に、公的な制度が利用できないかどうか、確かめてみましょう。 役所や公的機関に申請すれば戻ってくるお金や控除制度、手当金などがあります。 代表的なものとして、「高額療養費制度」「医療費控除」「傷病手当金」「雇用保険(失業手当)」「障害年金」などがあります。 医療費控除 患者さんまたは”生計を一にする家族”が、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合に、所得税の一部が戻ってくる制度です。 医療にかかった領収 ...

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光免疫療法(近赤外線免疫療法)の治験の進捗状況は?

※この記事は、光免疫療法(近赤外線免疫療法)の解説+直近の臨床試験(治験)の結果について掲載しています。 2019年以降の臨床試験の進捗についてはその都度更新しています。 光免疫療法(近赤外線免疫療法)とは? テレビのリモコンでも使われている近赤外線。 そのレーザー光を体の表面に照射することでがん細胞を攻撃する、新しい治療法の実用化への期待が年々高まっています。 これは「がん光免疫療法(近赤外線免疫療法)」と呼ばれる治療法で、米国国立衛生研究所(NIH)主任研究員の小林久隆医師が10年以上の研究の成果とし ...

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02.がんについて

抗がん剤による脱毛はなぜ起きるのか?いつ回復するのか?

抗がん剤治療の副作用として「脱毛する」ことがよく知られています。抗がん剤治療を受けるとなぜ脱毛するのでしょうか? これは、毛髪の成長のメカニズムと関係があります。 毛根にある毛母細胞(もうぼさいぼう。毛を作るもとになる細胞)が細胞分裂することによって、毛が成長(伸びる)します。 毛髪は「成長期」「退行期」「休止期」のサイクルを繰り返しています。 毛母細胞は、全身の細胞の中でも分裂が速い細胞です。そのため、同じく分裂の速いがん細胞を標的とする化学療法(抗がん剤治療)は、毛母細胞にもダメージを与え、脱毛が起こ ...

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32.おすすめの本

乳がんと診断された人におすすめの本 最新乳癌の本を厳選7冊【2018年版】

がん専門のアドバイザー、本村です。

この記事では「乳がんと告知され、右も左も分からないので基本的な情報、知識が得られる本を探している」という方に、私がおすすめしたい本を厳選して7冊紹介しています。

乳がんになったら最初に読むべき本、といえますし、「もう治療をはじめているが、きちんと体系立てた知識が必要かも」と考えている人にも読んでもらいたいと思います。

書店のがんコーナーにいくと、数十冊~大きな書店では100冊を超える本が並んでいますよね。amazonで「乳がん」で検索すると1,000冊以上がヒットします。

書店の癌の本コーナー

「しっかり基礎から学びたいけど、何から手に取って読めばいいかよく分からない・・・」と困ってしまう人がほとんどだと思います。

似たような内容の本をたくさん買ってもお金と時間の無駄になりますし、正直「何でこんな本が流通しているんだろう?」と思うような質の悪い宣伝本(民間療法を実施している医師が、宣伝のために書く本)もあります。

「選んだ本に書いてある知識をもとに、今後の判断をする」という形になる以上、どんな本を選ぶかはとても重要です。

できるだけ遠回りをしないで短期間で基本的な知識を身につけることがポイントです。

この記事を読んでいただくことで「何から順に知ればよいか」「それを知るうえで適切な本はどれか」ということが分かります。5分ほどで読める内容ですので、最後まで目を通していただければと思います。


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がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

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がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


1.乳がんの標準治療に関するおすすめ本

まず、医療に関しては「標準治療(保険内治療)」と「民間療法(保険外治療・自由診療)」に大別されます。

両者の中間にはグレーなものもありますが、分かりやすくいうと、がんセンターや大学病院、総合病院などで行われるものが標準治療。個人のクリニックなどで受ける保険の効かない自由診療のものが民間療法、となります。

最初に学ぶべき内容は標準治療についてです。

「私は病院には行かない」と決めている人を除けば、標準治療について何らかの決断をすることになるからです。

標準治療=スタンダードであり、どの病院に行っても基準となる治療法です。

乳がんの標準治療は厚生労働省が管轄し、日本乳癌学会が「乳癌診療ガイドライン」として数年に一回改定を加えて刊行しています。

現在の乳癌診療ガイドラインは2018年バージョンです。

乳癌診療ガイドライン2018

乳癌診療ガイドライン2018

このガイドラインを元に、全国の病院では乳がんの検査、診療、治療を行います。

ガイドラインによって全国どこの病院に行っても均一した治療が受けられることになります。ですので東京で提案される治療も、沖縄や北海道で提案される治療も基本的には同じです。

つまり、この乳癌診療ガイドラインを読めば、「どんな検査がされ、どんな結果によって、どんな治療が提案されるのか?それによる効果や有害事象(後遺症や副作用など)は何か?」などが明確に分かります。

勉強(病院へ行く前の予習、復習)にはうってつけなのですが、ガイドラインは医療関係者向けに書かれているので、専門用語や難しい言い回しが多く、一般市民には非常に読みづらいものになっています。

そこでおすすめしたいのがこちらの本です。

国立がん研究センターの乳がんの本

国立がん研究センターの乳がんの本

国立がん研究センターの乳がんの本

東京にある国立がん研究センターは、日本のがん治療における基幹病院です。乳がんの治療実績も有数の病院になります。

ここの乳腺外科科長と、腫瘍内科科長が監修した本で治療全般、治療後の生活、再発、転移時の治療、心のケアなど全体的に網羅されています。

乳がんの【治療】する内容

・乳がんのステージのみかた
・治療のガイドライン
・温存手術と全摘手術について
・リンパ節郭清について
・薬物療法(ホルモン、抗がん剤、分子標的薬)について
・遺伝性乳がんについて

などについて解説されています。

図や写真などもバランスよく使われていて読みやすいですし、「コラム」や「Q&A」も豊富に掲載されています。

例えばコラムでは「テレビ情報だけで治療を決めたAさんの話」「患者会について」など。Q&Aには「夫や子供などの家族とはどのように向き合えばよいでしょうか?」など、現実の生活で関りの深い題材が扱われています。

病院で行う治療や、乳がんの基礎基本を学ぶならこの一冊があればじゅうぶんです。刊行が2018年6月と新しく出版された本なのもおすすめポイントになります。情報としては最新です。

2.乳がん再建手術に関するおすすめ本

乳がんの手術は、大きく分類して「乳房温存手術(部分切除)」と「乳房切除術(全摘出)」があります。

後者の切除術で全摘をした場合、乳房全体が失われることになります。心理的にも肉体的にもその欠損を少しでも補うために行われるのが、乳房の再建手術です。

これは主に形成外科で行われる手術で、いくつかの手段があります。手術のタイミングとして「切除と同時に再建を行う一次再建、手術後しばらくしてから再建する二次再建」があり、手術の手法としては人工物を用いるか、自分の組織を用いるか、などの選択肢があります。

初回の治療として医師から手術を提案されている、もしくは提案されるだろう早期がんであれば、再建のこともある程度頭に入れておく必要があります。

もちろん、医師から説明はありますが、時間が限られていますので全て網羅して説明してくれるとは限りません。医師と話すうえでの予備知識として再建とはどういったものか、把握しておくことが納得いく選択に繋がります。

そこでおすすめしたいのがこちらの本です。

これからの乳房再建BOOK

これからの乳房再建BOOK

これからの乳房再建BOOK

この本の著者は、乳房再建の専門病院「ブレストサージャリークリニック」の院長で、これまで3,000例以上の乳房再建を行ってきた岩平佳子医師です。

外科医向けの乳房再建の本なども執筆している再建の第一人者のひとりです。

この本では再建の手段や料金などに関する情報はもちろん、「他の病院で受けた自家組織再建の修正を、別の病院でどのように進めればいいか?」など、再建後に直面するかもしれない厄介な問題についても解説されています。

再建を受けられた方の乳房の写真も多数掲載されているので、手術をすればどのような傷ができ、どのような経過を辿るのか?などもよく分かります。

「1.国立がん研究センターの乳がんの本」にも手術や再建についても基礎は触れられていますが、「乳房再建についてもっと詳しく知っておきたい」という人にはこの本がおすすめです。


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3.乳がんの治療を受ける病院を選ぶためのおすすめ本

次は病院選びの参考となる本です。

乳がんの告知を受けた病院でそのまま治療を開始するのもよいですが、やはり病院によって診療実績、治療実績は異なります。

手術や再建などは経験値と技術力はおよそ比例する傾向にあるので「実績豊富で信頼できる医師に任せたい」と願うのは当然のことです。

「評判のよい病院」にも「評判のよくない医師」はいますし、技術力が高くてもコミュニケーション力が低くて合わない、という医師もいますのでデータだけで病院や医師を選ぶことはできませんが、実績は客観的に把握することができます。

そこでおすすめしたいのがこちらの本です。

5大がん(乳がん含む)病院の実力2018総合編

2018総合編 病院の実力

2018総合編 病院の実力

私はサポート活動の中で必要なので、この手の本を何冊か、毎年購入します。他にも手術数などを掲載したムック本はいくつかありますが、乳がんに関してはこの本のデータが役に立ちます。

この本に記載されているデータは以下のとおりです。

【乳がん手術件数】

・うち同時再建手術件数
・温存率(%)

【センチネルリンパ節生検件数】

【術前化学療法件数】

【再発リスク遺伝子検査の実施可否】

【セカンドオピニオンの受診件数】

【体制】

・放射線治療が自施設で可能か。提携先で可能か
・形成外科の協力が得られるか
・乳腺専門医が常勤しているか

【遺伝性乳がんの診療体制】

・遺伝カウンセリング体制が院内にあるか
・BRCA1、2などの遺伝子検査が可能か

【遺伝子検査で陽性となった場合の体制】

・発症前の両側乳房の予防切除が可能か
・未発症のもう片側の乳房切除が可能か

上記のデータが、都道府県別、病院ごとに掲載されています。

ご自身が住まわれている地域において、どの病院が一番実績があるのか?あるいは受診を予定している病院でできることや体制はどの程度か?を知るうえで重要なデータになります。

4.薬物療法(ホルモン剤、抗がん剤、分子標的薬)に関するおすすめ本

続いては、薬に関する本です。

乳がんの治療においては、「手術をして終わり」となるケースのほうが稀です。初期治療の手術が成功に終わっても、予防のためのホルモン療法や抗がん剤治療を提案されることのほうが多いです。

また、手術が適応とならない進行した乳がんや、再発・転移のある乳がんに対しては薬物療法一択となります。

患者として気になるのは

・自分にはどんな薬が使われるのか
・医師から提案されている薬はどんな薬か
・具体的にどのくらいの効果があり、どんな副作用がどの程度起きるのか

という点だと思います。

ところが、多くの場合、医師から説明されるのは「この薬を使います。だいたいこんな副作用があります」という概要だけです。

「この薬は臨床試験でこのくらいの奏功があった」「副作用は脱毛が何パーセントの確率で起きて、食欲不振がこのくらいで・・・」など詳細には説明されません。

病院で渡される患者向けのハンドブックでも、概要だけに留まることが多いです。

もちろん、ネットで論文や臨床試験の結果報告などを見れば数字は分かるのですが、なかなか専門的で難易度が高いです。

「それでも、もっと具体的に知りたい」と思う人におすすめなのはこの本です。

がん化学療法レジメンハンドブック(乳がんで使われる薬も含んでいます)

がん化学療法レジメンハンドブック

がん化学療法レジメンハンドブック

薬物療法に特化した一般向けの本はないので、これは医療関係者向けの専門書になります。

「レジメン」とは聞きなれない言葉ですが、薬の組み合わせや治療計画のことを指します。

これは2017年に刊行されたもので、この版が最新です。乳がんで使われる薬はほぼ網羅されています。

乳がんの項目では、かなり多くの療法が掲載されています。

・CMF療法
・AC療法
・EC療法
・FEC療法
・TC療法
・トラスツズマブ(ハーセプチン)療法

などなど。

提案されるであろうレジメンは全て掲載されているといってよいです。

それぞれの療法において「投与期間や投与量はどのくらいか」「奏効率や生存期間の中央値はどのくらいか」「副作用は何がどのくらいの確率で起きるか」などが表になって掲載されているので、専門書とはいえ、知りたいことは分かる内容になっています。

こういう本に目を通したい、という人はある程度の基本知識があると思いますし、じゅうぶん理解できるのではないかと思います。

この手の医療関係者向けの本はいくつかあり、以下の本も購入できますが、これは文字の羅列で読みにくいので一般市民は避けておいたほうがよいです。

エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2018

エビデンスに基づいた癌化学療法ハンドブック2018

看護師さんならこれでもよいかもしれませんが、患者として目を通すなら「がん化学療法レジメンハンドブック」のほうがよいですね。

※こういう専門書まで目を通している患者、というのは医師に好かれない傾向があります。「黙って医師のいうことを聞いておけばよい」と考えている医師は多いので、治療効果の数字まで医師の前で挙げてしまうと面倒な患者だと思われるリスクがあります。あくまで自分の中の知識、に留めるほうがよいです。

5.乳がん治療の内情がリアルに感じられる本

標準治療を行う、病院の医師の診断を受ける、ということは、がん治療において「表の面」といえるでしょう。

おすすめ本として上記に挙げた「1~4」は、いわば教科書です。

教科書的な勉強は必要ですが、もう少し裏の事情・・・例えば「医者は何を考えて仕事をしているのか」「どういう立場で何を優先して仕事をしているのか」などについても知っておくと全体像が分かってきます。

こうした知識は、医師と話したり、治療の提案を受けたときにどう判断するかを決めたりするときに役に立ちます。

「抗がん剤で殺される」などの過激な医療否定本も多く、偏った考え=偏見を持つのは良くないですが、最初に読んでみる本としてはこちらがおすすめです。

女性のがんの本当の話

女性のがんの本当の話

女性のがんの本当の話

医師が医療の内情に触れた本ですが、それほど過激な告発本、という感じではなく、マイルドに「こんなこともあるから気を付けてね」という感じの内容です。

とはいえ、例えば2章は「がんになっても選んではいけない病院、医者」という章立てになっていますし、「医師の診断は100パーセント正しいわけではない」「必要のない手術をされた患者さんの話」なども出てきます。

がん治療の内情が垣間見れますし、医者には医者の立場や独特な考え方がある、と知るうえではこの本は役に立つと思います。

6.がんの民間療法に関するおすすめ本

冒頭「1」のところで触れたとおり、がん治療と呼ばれるものには「民間療法(保険外治療・自由診療)」もあります。

このジャンルに関する情報は、ほぼ無法地帯となっていて、がん患者さんを混乱させる原因です。

免疫療法の本、遺伝子療法の本、ビタミンC投与、フコイダンやアガリクスなどなど。民間療法を実施しているクリニックや業者による薬事法ギリギリの宣伝本がとても多いです。

この分野の情報をどう処理すべきか、は私のメール講座(リンク)にも記載していますが、なかなか難易度が高いです。

もし読んでみるなら、1~2冊を読んでそれを信じ込むのではなく、幅広くたくさんの本を読んでみることをおすすめします。

もちろん、標準治療の本も併せて、です。そうすることで偏った情報じゃないか?信ぴょう性が薄いのではないか?と気づくことができるようになります。

さて、そんな中で民間療法、保険外の治療や取り組みに関する本でおすすめしたいのはこの本です。

がんが自然に治る生き方

がんが自然に治る生き方

がんが自然に治る生き方

著者はアメリカ人女医のケリーターナー氏で、ハーバード大学、カリフォルニア大学の博士号を持つ研究者で、標準治療以外の治療で寛解や治癒に至った例を1,000例以上取材されています。

その結果をまとめたのがこの「がんが自然に治る生き方」です。

本の内容については、冒頭の「はじめに」が全てを物語っているといえます。

「はじめに」の副題は【「逸脱した事例」がわたしたちの教えてくれること】です。

何から逸脱しているかといえば、一般常識としてのがん治療、標準治療からの逸脱、という意味ですね。

標準治療が全てではなく、これだけが正解ではない、ということを事例を交えて教えてくれる本でありつつ、何か特定の療法を宣伝する内容でないことに好感を持てます。

私がサポートをするうえでも参考になった書籍の1つですが、特徴としては「あくまで収集した事例を紹介しているもの」という点です。

何がどうなってそうなったか、までは解説していない(というかできない)ので、こういう事例があった、ということを知るだけですが、それでも「病院で受けることが、がん闘病の全てではない」ということが分かります。

最初に触れる民間療法に関する本、としてはこれがよいと思います。

7.乳がん患者さんのメンタルの支えになるおすすめ本

私はサポートを受けている人にもメンタル的な本をおすすめしています。

会員さんは進行した症例の人が多いので、あえて内容重い内容のものにしていますが、もう少しライトな読み物としてこちらの本がよいと思います。

くよくよしない力

「くよくよしない力」フジコ・ヘミング

くよくよしない力

フジコさんは聴覚を失ったピアニスト、として有名な方です。

「くよくよしない力」には難しいことは書かれていません。シンプルだけど大切なこと、足元を見つめさせてくれる本だと思います。

冒頭の一文だけ、紹介したいと思います。

人生の中で、先が見えない苦しみや悲しみを抱いているとき、「もう私はだめ。おしまい」「生きていてもしょうがない」と思うこともあるでしょう。「自分の苦しみなんか誰もわかってくれない」「私だけがなぜこんな目にあるのだろう」と、運命を呪う人もいるでしょう。

そんなとき・・・

とこの本ははじまります。

乳がんと診断され、不安と恐怖でいっぱいの人には心に響く本だと思います。ありきたりな自己啓発ではなく「私の心を癒し、救ってくれたのは音楽と猫だった」など、親しみやすく、リアリティのある話をしてくれる本です。

番外編 読まなくてもよい本

ここまで「おすすめの本」を7冊挙げました。番外編として「今読まなくてもよい本」について触れたいと思います。

1.闘病記や個人のエッセイ本

闘病記というのは、患者さん個人の出来事や心情を綴った本になります。もちろん、励みになることや参考になることも多いのですが、乳がんと闘うための基礎作りの段階では注意が必要です。

乳がんには様々な「タイプ」があります。そして遺伝性の乳がんや若年性の乳がんもあるなど、世代別や個々の特徴が多いがんです。

例えば、60歳で早期の乳がんと診断された人は、(若年性の乳がんで進行が早い)小林麻央さんの闘病記録は合わないのです。

もちろん、彼女と私の状況は違う、ということを分かったうえで読むのはよいですが、右も左も分からないうちに読んでしまうと「このくらいの早さで進行してしまうのか」「早く手術をしなければ」と判断を左右されてしまう情報を入れてしまうことになります。

ですので、闘病記録を書いた書籍やブログなどに目を通す場合は、自分自身のがんの特徴やタイプ、進行の状況などを把握できたあとに「自分と似たタイプ、状況の人」の経験を学ぶ、という方針のほうがよいでしょう。

2.その他民間療法や食事に関する本

民間療法に属するもので、最も刊行数の多いものが食事療法に関する本です。

数十年前は「ゲルソン療法」の本くらいしかなかったのですが、近年では玄米菜食を薦める本はもちろん「断食しましょう」「玄米菜食はダメです。肉を食べましょう」「糖質を極端に制限しましょう」という異なったアプローチの本が増えています。

あっちの本とこっちの本の内容が全然違う、ということが起きています。

どんな食事を摂るのか、を決めるなら、何冊か食事の本を読んだうえで、医学的な論文や研究、日本だけでなくアメリカなどで発表されている食事に関する情報なども踏まえて決めるのがよいですが、「最初に読んだ一冊」の内容をそのまま実践してしまいがち、です。

この類の本については、情報を整理するのに時間がかかりますし、治療を受けるうえでは判断を迷わせたり混乱に拍車をかけたりすることに繋がります。

なので基礎知識を得る段階では優先順位を下げましょう。色んな状況が見えてきてから入り込む領域、という認識のほうがよいです。

なお、食事についてどう考え、どう整理すべきかは、私の無料ガイドブックやメール講座でも詳しくお伝えしていますので、興味のある方は参考にしていただければと思います。

無料ガイドブック、メール講座について

 

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がんに関する情報は、世の中に溢れています。

そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

詳しくはこちらのページで。

 

がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、もう10年以上も患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

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経験10年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

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サポートを受けた患者さんの声

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

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スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

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口腔がん・唾液腺導管癌がん(胸膜転移あり)竹内さん|患者さんの声

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