乳がんの手術を受ける場合、どのくらいの費用がかかるのか解説します。
標準治療を受ける=保険適応となりますので、患者負担を3割としたとき、実際に窓口で患者さんが支払う額の概算は以下のとおりです。
乳がん手術にかかる費用
手術そのものの費用としては
・胸筋温存乳房全摘術(版商郭清を伴うもの)・・手術料は約9万円(3割負担分)。
・乳房温存術(くりぬき術と服寓郭清)・・手術料は約8万8000円(3割負担分)
実際の手術科はこのように、想像ほど高額ではありません。
しかし麻酔料や点滴などの薬代を加えると、この2~3倍になります。
実際に入院して手術を受けるときの総額はおよそ以下のとおりです。
・入院&手術の費用
【乳がんの手術をして7日間入院した場合】
部分切除する場合は、(手術+センチネルリンパ節生検)20万円前後(3割負担分)
リンパ節や胸筋まで切除する場合は、(胸筋合併乳房切除術)25万円以上(3割負担分)
温存手術後の放射線治療の費用(乳房温存療法を受け、退院後に放射線治療を行った場合)は以下の金額になります。
1回照射:約1万3,000円(2回目以降は約4,000円。3割負担分)
25回:約11万円
※費用は目安です。実際には病院によって異なりますので、注意しましょう。
※医療費の払い戻し制度があり、通常では、1カ月に約8万円以上かかった医療費に関しては、申請をすれば2~3カ月後に払い戻しが受けられます