14.膀胱がん

膀胱を全摘出しない、膀胱がんの治療法とは

更新日:

boukou009

ステージ2以降の膀胱がんでは、膀胱全摘出が第一選択です。

ですが膀胱を全摘すると自力での排尿が難しくなり、治療後の生活の質は著しく低下してしまうといえます。そんな現状のなか、膀胱を全摘しないで対処する「膀胱温存療法」が注目されています。

■従来の膀胱全摘出の問題点

がんが筋層に浸潤したステージ2~3期の膀胱がんの場合、一般には膀胱全摘が行われます。ただし、膀胱全摘の手術はリスクが高い手術であり、体への負担も大きいといえます。手術後は新しい尿路を作ったり(この処置を回腸導管造設術といいます)、回腸を代用した袋を作って、そこに尿管や尿道をつなげたり(新膀胱造設術)、尿を体の外に出すための対処が行われます。

しかしストーマ造設後でも尿が漏れることがありますし、新膀胱を造設しても2、3時間おきにチューブによる導尿をしなければなりません。日常のストレスはとても強いものだといえます。こんなことになるのなら止めておこう、と治療をあきらめる人も少なくないのです。

高齢であったり、合併症をもっていて手術や難しい場合や、手術は可能でも認知症のため術後のストーマ管理ができないという場合もあります。

■膀胱温存療法とは

膀胱温存療法とは、ひとことでいえば膀胱を全摘しないでできるだけがんを根治しようとする療法です。「化学療法+放射線治療」あるいは「放射線をかけたうえで部分切除を行い、化学療法を加える」といった方法が行われています。

膀胱温存療法は、がんの場所や浸潤の範囲によってできない場合もありますが、実施できるのなら体への負担も全摘より軽く、自力で排尿できるというメリットがあります。

とはいえ、病変の臓器を手術よりも「根治性(目に見えるがんを取り去る)」はどうしても劣るといえます。自力での排尿は難しくなっても、再発のリスクを最小限にするために全摘をしたいと考える方もいます。

選択肢があるのはよいことですし、どちらか選べる条件なのであれば、医師としっかり話をして決めましょう。

以上、膀胱がんについての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには「正しい知識」が必要です。患者として、家族として必要な知識はこちらのガイドブックにまとめました。
がん治療で「絶対に」やってはいけないことは?

興味がある方は、ダウンロードして読んでみてください。

このサイトの管理者について

このサイトはがん治療専門のアドバイザー、本村ユウジが運営しています。

プロフィールはこちら

メールレター説明

本村ユウジのメールマガジン

ブログでは書けない「がん治療」に関する本音をメールで。全15回の読み切り型のメールマガジンです。すでに38,000名の方に読まれています。↓をクリックして登録すると、すぐに届きます。

必読の書!

ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」を無料で差し上げています


本村ユウジ責任編集。「がんと闘ううえで、絶対に外してはいけないポイント」を凝縮したガイドブックです。パソコンからでもスマホからでも読める電子ファイル(PDFファイル)なのですぐに読めます。


どんなガイドブックなのかの解説はこちらのページで。

がん治療で”絶対に”やってはいけないことは?

今すぐダウンロードして読みたい方は、こちらのボタンをクリックしてメールアドレスを登録してください。

kotira010

-14.膀胱がん
-,

Copyright© がん治療相談・本村ユウジ公式 , 2017 AllRights Reserved.