28.がんと栄養成分

がんとカルシウムの関係。カルシウムの効果とは

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がんとカルシウムの関係

【カルシウムとは?】

体内にもっとも多く存在するミネラルで、その量は成人で約1kgといわれています。そのうち約99%は骨や歯として存在し、残りの約1%は血液や筋肉、神経内に含まれています。

日本人は慢性的にカルシウムが不足しているといわれます。カルシウムはもともと吸収率が悪いうえ、日本は火山層であるために士に含まれるカルシウムが少量であり、その土地に育つ野菜類も含有量が少なくなるためです。

【がんとカルシウムの関係性とは】

国立がん研究センターの研究では、カルシウムの摂取量が多い男性で大腸がんの危険度(発生リスク)が低くなる可能性がある、と報告されています。

【カルシウムの働き】

骨は皮膚などと同じように代謝をくりかえしている生きた組織で、古くなった骨を壊す「骨吸収」と、新しい骨をつくる「骨形成」が常に行われています。

この活発な骨代謝において、カルシウムは中心的な役割を果たしています。体内のカルシウムは、機能カルシウムと呼ばれ、血液に溶け込んで血液の凝固を助けたり、筋肉の収縮や、神経の興奮を抑えたりしています。ですので精神を安定させるなどにも有効な成分です。

さらにカルシウムは、免疫システムの主役となる抗体や、成長ホルモンをはじめとするホルモンの分泌にもかかわっています。カルシウムをきちんと摂取するとこのような働きにより発がんのリスクを低下させると考えられています。

骨はカルシウムの貯蔵庫ともいわれ、必要に応じてカルシウムをとり入れたり血液中に放出したりしています。血中濃度は一定に保つようにコントロールされており、不足すると骨から溶け出て、補うようになっています。

このため、不足すると骨や歯からカルシウムがどんどん放出されてしまい、骨量が減って骨がスカスカになってしまうのです。

また、カルシウムには出血をしたときに血液を固めたり、筋肉をスムーズに動かす働きもあります。

【カルシウムがよく摂れる食品】

干しエビやワカサギ、煮干しなどの小魚類には、カルシウムが豊富に含まれています。

【カルシウムの吸収を悪くするもの】

カルシウムは毎日、便や尿とともに排泄されその量は成人男性で約100~150gになります。摂取不足が続くと、骨からカルシウムが徐々に失われてしまいます。

食事からまったくとらないでいると、体のカルシウムの量は1年で約1/3になるといわれています。

また、摂取するときに気をつけたいのが、もともとよくないカルシウムの吸収率をさらに悪くする食品があるということです。それに当たるのが次のものです。

・リン酸塩
カルシウムの吸収を高め、骨に沈着するのを助けるビタミンDの活性化を阻害します。インスタント食品や清涼飲料水に多く添加されています。

・脂肪
脂肪の吸収量が増えると、カルシウムの吸収力が低下します。脂を多くふくむ肉や食用油、脂肪分の多い乳製品に注意しましょう。

・アルコール
飲みすぎによって胃や腸の粘膜が荒れ、カルシウムの吸収が悪くなります。

・塩分
とりすぎたナトリウムを排泄するときに一緒にカルシウムも排泄されやすいです。

以上、がん(癌)とカルシウムについての解説でした。

がんと闘うには、人間の体のことや栄養素についてもある程度理解しておくことが大切です。

何をすべきか、正しい判断をするためには正しい知識が必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?

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