17.膵臓がん

慢性膵炎とは?|膵臓がんのリスク要因

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慢性膵炎とは?

慢性膵炎とは、食物を消化する消化酵素と血糖値の調節を行うホルモンを分泌する臓器である膵臓に繰り返し炎症が起こり、次第に膵臓の細胞が破壊され線維性組織に置き換わり、膵臓全体が硬くなって萎縮していく病気です。

膵臓の中に石ができることもあります(膵石症)。いったんこうなってしまった膵臓は元には戻りません。

慢性膵炎の人は人口10万人あたり37人程度と推定され、年々増加にあります。中年の男性に多く(女性の約2.5倍)、"たくさんお酒を飲む人"に多く見られます。

原因は、アルコール大量摂取が65%と多くを占めており、そのほかは原因が不明なもの、胆石症、脂質異常症、膵臓の外傷後、甲状腺の病気などがあります。

慢性膵炎の初期では、上腹部痛や腰背部痛などが主な症状で、そのほか、吐き気や嘔吐、腹部膨満感、全身倦怠感などが見られます。痛みは食事のすぐ後ではなく、数時間以降にあらわれるのが典型的で、暴飲暴食、特に脂っこい料理やケーキなどの脂肪食やアルコール摂取が引き金になります。

慢性膵炎が進行し、膵組織が破壊されると腹痛は一般に軽減あるいは消失しますが、膵臓の働きが低下して、下痢や脂肪便、体重減少、口渇(のどのかわき)・多尿、糖尿病などの症状が出現します。

慢性膵炎の人は、年率約4%の割合で糖尿病が発症します。治療の原則は、禁酒。禁煙や食事、特に脂肪制限など、日常の食生活の改善です。症状に応じて、鎮痛薬や消化酵素薬、胃酸分泌抑制薬などが投与されます。糖尿病に対しては、血糖値などに応じた適切な治療が必要です。

また、痛みが内科的治療でコントロールできない場合は、内視鏡治療や手術が必要になる場合もあります。

膵臓がんだけでなく、種々のがんを合併する頻度が高く予後(病気の経過)が非常に悪い疾患といえます。

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