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07.乳がん

乳がんにおけるステージごとの基本的な治療の流れ

更新日:

nyugan008

乳がんと診断されたあと、進行度合いによって0~4までのステージ(病期)が分類されます。乳がんの治療法はガイドラインで整備されていますので、「このステージの場合は、原則としてこのような治療を行う」と決められています。

それぞれのステージにおける、基本的な治療の進め方を整理しました。


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がんを治すための「たった1つの条件」とは?


(1)ステージ0(非浸潤がん)

乳がん検診のマンモグラフィで「石灰化」で発見された場合や、超音波検査で大変小さい腫瘤として発見され、マンモトームや生検によって非浸潤がんと診断される場合などが含まれます。

このような場合、乳房温存手術あるいは乳房温存手術とセンチネルリンパ節生検(乳房から最も近いリンパ節にがん細胞がないか検査すること)を行い、術後放射線照射を行いましょう、と提案されるのが一般的です。また、非浸潤がんが広い範囲に及んでいる場合には乳房全摘手術を、と提案されます。

センチネルリンパ節生検の結果、陰性の場合には微小転移を伴う可能性は低いと判断されます。ホルモン受容体陽性の場合には、手術後にタモキシフェン(ノルバデックス)を5年間内服して再発を予防しましょう、という話になることが多いです。

(2)ステージ1、2A、2B(乳房温存手術が可能と考えられる乳がん)

検診や自己触診で発見された乳がんで浸潤がんである可能性が高いがんです。腫瘍の大きさが比較的小さく、広い範囲に石灰化が広がっていないような場合、腫瘍が乳頭から離れており乳頭を残せるような場合には乳房温存手術が可能、と判断されます。原則として乳房温存手術と同時にセンチネルリンパ節生検が行われます。乳房温存手術を選択した場合には術後放射線治療を行うまでがワンセット、とされています。

センチネルリンパ節に転移がみつかった場合には腋窩リンパ節郭清(かくせい。手術して切除すること)が提案されます。乳房温存手術よりも乳房切除のほうが全てにおいて優れているわけではないので、温存の希望があれば担当医にしっかりと伝え、よく相談しましょう。

<術後の予防目的に行う化学療法>

ステージ1~2Bの手術後、再発予防などの目的で化学療法を行う場合は、ホルモン受容体や、HER2陰陽の状態によって異なります。

・ホルモン療法:ホルモン受容体が陽性ならホルモン療法が提案されます。
・抗HER2療法:HER2が陽性ならハーセプチンなどの抗HER2療法が提案されます。

a.HER2陽性の場合、術後にハーセプチンを行うことが提案されます。ハーセプチンは他の抗がん剤と組み合わせて使うことが原則なのでハーセプチン+抗がん剤の併用となります。

b.HER2陰性、ホルモン受容体(エストロゲン受容体とプロゲステロン受容体)陰性の乳がんのタイプを「トリプルネガティブ」と呼びます。この場合はハーセプチンなどの分子標的薬、ホルモン薬が使えないので、抗がん剤治療を提案されます。

c.ホルモン受容体陽性、HER2陰性の場合にはホルモン療法は実施可能ですが、これに抗がん剤を追加するかどうかについては腫瘍の大きさ、脈管侵襲の有無、腋窩リンパ節転移陽性個数、ホルモン受容体陽性割合、グレード、および増殖指標などを考慮して決めます。


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(3)ステージ2A、2B、3A(腫瘍が比較的大きい乳がん)

<手術→術後化学療法>

腫瘍が比較的大きく、温存手術が困難であると考えられる場合、乳房全摘術とセンチネルリンパ節生検を行います。センチネルリンパ節が陽性ならば腋窩リンパ節郭清を行い、リンパ節転移が4個以上ならば術後放射線治療を行うことが提案されます。

<術前化学療法→手術>

腫瘍が大きいため、そのままでは温存手術ができない場合でも、術前に化学療法を行い、腫瘍を小さくしてから乳房温存手術を行うという方法も可能です。薬剤の選択は基本的には術後化学療法と同じです。

ホルモン受容体陽性割合が高い場合、閉経後の患者さんならアロマターゼ阻害薬を3~6カ月程度内服することが提案されます。HER2陽性の場合には、ハーセプチンと抗がん剤を併用する治療を6力月程度継続することを提案されます。トリプルネガティブの場合には抗がん剤を6力月程度、となります。

(4)ステージ3B、3C(局所進行乳がん)

乳房表面の皮膚や胸壁にがんが及んでいる、炎症性乳がんとなっている、鎖骨上リンパ節にまで転移が及んでいる場合は、そのままでは手術することができません。また、微小転移を伴う可能性が大変高いので、化学療法が中心になります。

化学療法を行った後に乳房のしこりや腫れていたリンパ節が縮小した場合には、放射線治療、手術などの局所治療を追加できないか検討されます。

(5)ステージ4(遠隔転移を伴っている乳がん)

この場合は転移乳がんとして化学療法による全身治療しか選択肢がありません。乳房の状態が悪く疼痛、出血、感染などがある場合には手術、放射線などをつかって対処的な局所治療が行われます。

以上、乳がんの治療についての解説でした。

・・・・・

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本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、治ったみたいです。おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、もう10年以上も患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

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年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

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なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

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では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

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