富山県で癌封じ・病気平癒のお守りがあり、祈祷ができる神社、お寺は？

がん専門のアドバイザー、本村です。

当記事では富山県内の神社やお寺へ、癌封じや癌平癒（治ること）、病気平癒を祈願したいと考えている方に候補となる場所を紹介しています。

癌封じの祈願ができるお寺を１つと、病気平癒に適した神社を１つ挙げています。

癌に罹患されている方が、癌が治ることや、手術や抗がん剤治療などの成功を願う場合、「癌封じ」にこだわらなくてもよいです。

そもそも「癌封じ」とは「（がんでない人が）がんにならないこと」を願う祈願だからです。

現在はその解釈が拡大され「再発を防ぐ」「転移を防ぐ」「癌を治す」ことを祈願する意味も含むようになっています。

本来、肺がんや大腸がん、肝臓がんや乳がんなど各部位の癌を含む病気が治るよう祈願することは「病気平癒（へいゆ）祈願」といいます。

ですので、癌の治療や治ることに関して祈願したり、お守りを授与してもらったりする場合は、「癌封じ」の項目を挙げている寺社にこだわらずとも、”病気平癒のご利益があると言われる寺社”へ参拝することでじゅうぶん目的は達成されます。

というわけで富山県にあるお寺の紹介から進めたいと思います。参拝の参考にしてください。

なお、どうしても「癌封じ」のお守りが欲しい、という方には通信販売にて授与してもらえる寺社をページ下部で紹介しています。

富山県中新川郡 日石寺で癌封じの祈祷

日石寺（にっせきじ）は、725年に行基が開山したと伝わる古義真言宗系「真言密宗」（＝真言宗の流派の１つ）の大本山のお寺です。

山号は大岩山（おおいわさん）で、岩づくりの不動明王が本尊であることから「大岩不動」の通称で知られる、県内ではとても有名なお寺です（年末のゆく年くる年で放送されたこともあります）。

小高い山の上にあるお寺で、山に流れる滝で滝行ができたり、写経体験、未完の三重の塔、そうめんなど名物的なものがいくつかあり観光スポットとして多くの参拝客で賑わっています。

癌や病気との関連

本尊の「磨崖仏　不動明王（高さ313.5cm）」は平安末期の作とされ、国の重要文化財に指定されています。

癌など特定の病気に対する関連はないですが、不動明王は人々の煩悩や因縁を断ち切る三鈷剣（さんごけん）を持ち、悪を縛り人々を救う羂索（けんじゃく）を抱えて、多くの悪を絶ち民を仏道に導き救済する仏です。

様々な徳があるといわれていますが、特に人に災いをもたらす病から救う力により「疫病退散の守護神」として信仰をあつめてきました。

つまり不動明王は病気平癒に強いご利益があるといわれている仏といえます。

日石寺では不動明王に癌が治ることを祈願する護摩祈祷を受けることができます。

大岩の藤水は眼病平癒に効果

この地に湧き出る「大岩の藤水」はホウ酸を多く含み、眼によい、眼病が治ることにも効果があるといわれている霊水です。

富山の名水にも指定されており、定期的に水を汲みに来る人も多いようです。

祈祷日には、大鍋で（日石寺の境内に生息している）メグスリノキを煎じたお茶を入れ、無料で飲ませてくれるそうです。

癌封じなどの祈祷ができる護摩祈祷（ごまきとう）

日石寺では、毎月1日、27日、日曜日（その他正月や節分など季節的な行事の日にも）護摩祈祷が行われています。（11:00～より）

病気平癒や癌封じ、癌が治ることを祈願したい人は、この日に参拝して祈祷に参列することができます。

「護摩」とはサンスクリットの「ホーマ」が由来で意味は「物を焼く」です。

焼くことで生まれる火、炎に大きな意味があり、炎＝仏の智慧の象徴とされています。

天台宗や真言宗など密教といわれる流派で行われているものです。

日石寺の本尊である不動明王の前で護摩木や供物を燃やし、不動明王の智慧によって願い事＝病気が治ることや癌が治ることが叶うように祈る」ということですね。

祈祷料は2,000円、3,000円、5,000円、10,000円以上。

申込は当日にお寺の事務所で受付ていますが、祈祷が行われる日などについては念のため事前に問い合わせをして確認しておきましょう。

健康長寿祈願のお守り

日石寺では数珠タイプのお守りなど数種類のお守りが授与されています。

日石寺の住所と地図

住所：富山県中新川郡上市町大岩163

日石寺の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

日石寺のおすすめ度：B。【A>Eの5段階】

歴史のあるお寺で、本尊（神社でいえば主祭神）は国の重要文化財という由緒ある仏です。

個人の祈祷を毎日いつでもできるわけでないのが難点ですが、祈祷を実施している日に行けば参列することができますし、癌について祈願することもできます。

季節によっては紅葉、新緑が楽しめ、滝をみたりそうめんや笹団子など観光的に楽しむことができるのもよいと思います。

富山県南砺市　高瀬神社の病気平癒祈願とお守り

南砺市の、のどかな田園が広がる地域にある高瀬神社（たかせじんじゃ）。

整えられた参道、玉石が敷き詰められてた境内など、全体が綺麗に整備されていて、御朱印も美しいと地元富山ではとても人気のある神社です。

創建の詳しい年代は不明ですが、言い伝えでは、創建は西暦80年頃といわれ、日本神話に登場する神「大己貴命（おおなむちのみこと。別名大国主命。だいこくさま）」が北陸平定を終えて出雲へ戻る時に、自身の御魂を南砺地区に鎮め置いたのが高瀬神社の由来とされています。

癌や病気との関連

主祭神である大己貴命は、島根の出雲大社の主祭神でもあります。

神仏習合により仏教の守護神である大黒天と習合し「だいこくさま」と呼ばれるようにもなりました。

日本神話に登場する主要な神の一柱であり、国を作った国土経営の神、医療・温泉の神とされています。

ご利益とされているものはたくさんありますが「健康祈願の神」でもあり、「病気平癒」「無病息災」に特にご利益があるといわれています。

また、高瀬神社では祭神として無病息災や延命長寿の神・天活玉命（あめのいくたまのみこと）も祀られています。

なでうさぎ

大己貴命は、神話「因幡（いなば）の白うさぎ」において、過ちを犯しケガ負った「うさぎ」を癒され、体だけでなく心をも改心したとあります。

この神話にちなんで高瀬神社では「なでうさぎ」が置かれています。

うさぎの「自分自身の病気のある場所（癌に罹患されている方は癌の部位）」をなでると、病が癒されるという言い伝えがあり、正月など賑わう時期にはこのうさぎの前には列ができるそうです。

病気平癒を願う祈祷が受けられます。

高瀬神社では病気平癒を願う祈祷（神職によるお祓い）を受けることができます。

祈祷は美しく整えられた神社の拝殿にて、

・修祓＝参拝者の罪穢れをお祓いする。
・祝詞奏上（のりとそうじょう）＝願い事を神主が神様に伝える。
・玉串拝礼＝願い事を玉串に添えてお参りする。
・神符授与＝祈祷したお札などをいただく

このような流れで祈祷は行われます。通常の参拝よりも丁寧に参拝する、ということになります。

祈祷は9:00～16:30まで申し込みが可能で、事前予約は必要ありません。初穂料（納める金額）は1件5,000円からです。

病気平癒のお守りもあります。

桐箱入りの病気平癒のお守りがあります。患者さんへの贈答としても喜ばれると思います。

初穂料は1,200円です。

高瀬神社の住所と地図

住所：富山県南砺市高瀬291

高瀬神社の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

高瀬神社のおすすめ度：B。【A>Eの5段階】

公共交通機関での参拝がやや不便なのが難点ですが、祭神は癌をはじめとする病気平癒の祈願には適していますし、祈祷も受けられます。参拝だけしてお守りをもらうことも可能です。

境内も美しいところですし、（諸説ありますが）越中一宮ともいわれる神社です。県内で病気平癒を願うならこちらがよいと思います。

癌封じのお守りを通販で購入、郵送してくれる寺社

癌封じと書かれたお守りが欲しい、という方はネットや電話で申し込める寺社での購入を検討されるとよいと思います。詳しくはこちら。

癌封じのお守りを通販で購入、郵送してもらえる神社やお寺