がん細胞はどのように転移するのか?
発症すると私たちの生命をすぐに脅かすようになる「がん(悪性腫瘍)」と、命の危険がほとんどない良性腫瘍とでは、どんな違いがあるのでしょうか。 まず、がんと良性腫瘍には共通の性質があります。それは、発生した場所(組織)とは無関係に細胞が増殖していくことです。しかし良性腫瘍は、成長して大きくなっても発生した場所にとどまるので、生命に直接危険を及ぼすことはありません。 いっぽうで「がん」は、良性腫瘍にはない「転移」、つまり他の臓器や組織にも飛びだして、そこでも増殖を始めるという特異な性質をもっています。この転移が ...
【2025年更新】がん細胞の増殖速度とは?進行スピードと年齢別の特徴を詳しく解説
がん細胞の基本的な増殖メカニズム がん細胞はどのような速度で増殖するのでしょうか。この疑問は、多くの方が抱く重要な問題です。最新の研究データに基づいて詳しく解説します。 正常な細胞もがん細胞も、分裂して増殖する性質を持っています。基本的な仕組みとして、1個の細胞は1回の分裂で2個になり、次に2個が分裂して4個、さらに8個、16個、32個と倍々に増えていきます。 この倍増プロセスを続けると、1個の細胞は20回分裂すると100万個となり、30回で10億個、40回で実に1兆個になります。 ただし、がん細胞が1兆 ...
がんにはどんな種類があるのか?
がんとは細胞が分裂し続ける病気です。 ひとことにがんといっても、その種類は100種類とも200種類ともいわれ、さらに細分化もされています。しかし、がんの分類のしかたもいくつかあり、どのような考え方でがんを分けるかによって変わってきます。 一般的には「肺がん」「胃がん」のように、がんが最初に発生した体の場所(原発部位)でがんを呼んでいます。がんは、心臓を除くほとんどすべての臓器や組織に発生するので、体の部分ごとにがんの種類があると言うことができます。 乳がん、大腸がん(結腸がんと直腸がん)、子宮がん、肝臓が ...
【2026年更新】皮膚がんメラノーマ(悪性黒色腫)とは?初期症状・爪の変化・診断・原因を詳しく解説
こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 皮膚がんの中でも特に注意が必要なのが「メラノーマ(悪性黒色腫)」です。進行が早く転移しやすい特徴がありますが、早期に発見できれば治療効果は高まります。 このページでは、メラノーマの基本的な知識から、初期症状の見分け方、診断方法、最新の治療法まで、患者さんとご家族に役立つ情報を詳しく解説します。 メラノーマとは何か メラノーマは、皮膚の色素を作るメラノサイト(色素細胞)やほくろの細胞(母斑細胞)ががん化して発生する悪性腫瘍です。悪性黒色腫とも呼ばれ、皮膚 ...
進行に注意が必要な皮膚がん「有棘細胞がん」
皮膚がんは種類の多いがんですが、皮膚の最も外側の表皮にできるのが有棘細胞がんです。 有棘細胞がんは紫外線の影響の大きいがんとして知られています。長期間に渡って紫外線によるダメージが皮膚に蓄積されると有棘細胞がんが発生します。発生部位として多いのは顔や手の甲などの太陽光の当たるところになります。男女比では男性に多く、年齢的には70歳以上が約60%を占めています。 有棘細胞がんはあたかも赤みをおびたイボやおできのように盛りあがり、やがて大きくなります。形状はイボのようにスッキリとしたものではなく、ガサガサとふ ...
【2025年更新】皮膚がん_基底細胞がんの検査と治療法を徹底解説|予後と最新治療
皮膚がんの中で最も発症頻度が高い基底細胞がんは、早期発見と適切な治療により良好な予後が期待できるがんです。 この記事では、基底細胞がんの検査方法から最新の治療法、予後について詳しく解説します。 基底細胞がんとは|皮膚がんの約25%を占める最多タイプ 基底細胞がんは皮膚がんの約25%を占め、皮膚がんの中で最も多いタイプです。主に紫外線の影響により発症し、高齢者に多く見られる特徴があります。他の皮膚がんと比較して転移する可能性は低く、適切な治療を受けることで良好な予後が期待できます。 基底細胞がんは顔面、特に ...
皮膚がんの原因と特徴
紫外線の影響でオーストラリアでは皮膚がん患者が急増し、今日では幼児期から日焼け止めクリームを塗るのを徹底して行っているほどです。 もちろん紫外線の影響はオーストラリアだけの問題ではなく、全世界的な問題で日本にも影響はでており、皮膚がん患者は確実に増加しています。日本では年間約1万人以上は発症していると推測されています。皮膚がんの死亡者数も右肩上がりで2000年が986人、05年は1207人、そして10年は1404人となっています。 紫外線によって影響を受ける皮膚は、光老化といわれるように、日焼け、シミ、シ ...
【2025年更新】甲状腺がんの治療法とステージ別アプローチ|手術から最新の分子標的薬まで完全解説
甲状腺がんと診断された患者さんにとって、どのような治療法があるのか、どの治療を選択すべきかは切実な問題です。 2025年現在、甲状腺がんの治療は大きく進歩し、患者さんの病状や年齢に応じて様々な選択肢が提供されています。本記事では甲状腺がんの最新治療法について詳しく解説します。 甲状腺がん治療の基本方針 甲状腺がんの治療には「手術」「甲状腺ホルモン療法」「放射性ヨウ素内用療法(アイソトープ治療)」「分子標的療法」「放射線療法」などがあります。これらの治療法は、がんの種類や進行度、患者さんの年齢や全身状態を総 ...
【2025年更新】甲状腺がんの検査方法と流れ|血液検査から細胞診まで詳しく解説
甲状腺がんは初期段階では目立った症状が現れないことが特徴です。しかし、進行に伴い徐々に症状が現れるようになります。 のどの圧迫感、首の腫れ、しこりなどの症状が見られるようになり、さらに進行すると気管や食道への浸潤により血痰や嚥下困難が生じる場合があります。 声帯の運動を支配する反回神経に影響が及ぶと、声のかすれや高音が出にくいといった症状が現れます。また、未分化がんでは呼吸困難、嚥下障害、首の腫れといった症状が現れることがあります。悪性リンパ腫では腫瘤が急速に増大する傾向があります。 これらの症状が認めら ...
甲状腺の働きと甲状腺がん
がんの多くは早期であれば症状がないものですが、甲状腺がんの場合も同じで早期に身体の不調を感じることはまずありません。 早期の甲状腺がんが発見されるのは主に人間ドックで、受信者が増加してきた最近では症状がない段階で発見されるケースは増えてきているそうです。とはいえ、ある程度進行して発見されることが多いのが現状です。 甲状腺がんは、進行してくるとのど仏の下にある甲状腺の「しこり」や「首の腫れ」が出て、触れてわかるようになってきます。 甲状腺は首の気管の前、のど仏の下にあって、蝶が羽を広げたような形をしています ...
肺がん・南さん|患者さんの声・評価
先ほどはメールを有難うございます。 振り込みから帰ってきたら、先生のご本が届きました。 待ちかねてすぐ開けて読んでいます。 素晴らしいです! こと細かにご指導いただき、本当に感謝いたします。 私の初期の肺ガン手術も、もしかしたらまだ必要なかったのではないか、と後悔の念にさらされ始めました。 実は手術前も、一抹の不安をかかえていましたが、自分の気持ちをごまかしながら過ごしてしまいました。 じっくり読んで、またメールでご相談をお願いすると思いますが、これからも何卒よろしくお願いいたします。 送付料金もいらない ...
乳がん・畠山さん|患者さんの声・評価
早速丁寧なお返事を下さって、ありがとうございます。 暖かい気持ちになりました。 ○○の件、わかりました。○○にして消化吸収をよくするということが とても大事なんですね。人参や青汁についても特別必要というわけではないんですね。 治療のほうは今のような感じでいいという事で安心しました。 パン屋さんの紹介もして頂き、ありがとうございます。 知らないお店だったので、教えて頂いてよかったです。 パンやお菓子なども材料にこだわりながら楽しんでいいんだ、と嬉しくなりました。 また何か聞きたい事がある際には、メールさせて ...
直腸がん・反町さん|患者さんの声・評価
本村さん早速の返信、ありがとうございます。 色々状況に変化があるものですから、連日のご相談になり申し訳ありません。16日に注腸検査を受けましたが、30分ほどもかかったせいか肛門が痛く、夕方には肛門の左側に直径1cmほどの出来物が現れました。高さもあります。 本日になっても改善しないため、来週の内視鏡検査のこともあり近くの胃腸・肛門科で診てもらいましたところ、肛門内は筋状に出血痕があり軟膏を処方してもらいました。 問題は出来物ですが化膿かと聞くと医師は分からない、と言います。直腸がんと関連があるかも知れない ...
乳がん・遠藤さん|患者さんの声・評価
メール ありがとうございました。 本当に私の立場になって考えてくださっているのがありがたく、 嬉しくて、心が決まりました。前に進めます。 迷わずに 今、自分に出来る事をやろうと思えました。 気持ちが落ち着きました。 ありがとうございます。 今、○○を読んでいます。これから楽しみです。 ○○の効果は凄くて ホントに身体が喜んでいる気がします。 驚く程の効果で、今、身体の中に入っている抗がん剤の 毒は押し出す勢いで 頑張りたいです。 先ほど、初めて○○を飲みました。 明日 ○○が来る予定です。 その他 ...
直腸がん・佐藤さん|患者さんの声・評価
佐藤と申します。 このたびは偶然本村さんのがんに関するガイドブックに接し正に目からうろこの感があり、5つのルールは一挙に読ませていただきました。 小生が感じていた疑問がクリヤになり、闇の中に一筋の光を見出した思いです。早速「がんを治す生き方」も購入させていただきこれも読ませていただいたところです。 これから精読の上、がんを克服するために、お勧めの生活習慣の改善に取り組んで参ります。つきましては特に治療等に関してどのようにすべきか判断がつきかねている事柄につきまして是非アドバイスをいただきたく、別紙に小生の ...
乳がん・駒形さん|患者さんの声・評価
こんにちは。 駒形です。 いろいろな模索を続けてきてやっと求めていたものに到達できた想いがします。 こういうサポートがあるとはとても有り難く感謝しています。私も本村さんには遠く及ばないものの活字中毒(超本好き)であったこともあって発病してからかなりの関連本を読みました。(40-50冊) そして「がんを治す生き方」にもっとも深く共感し 納得感を得ています。さっそく実践に入ろうと思います。
卵巣がん・加藤さん|患者さんの声・評価
姉の卵巣がんの手術から、半年がたちました。 本村さんに支えていただいて心から感謝しております。 私の胸のしこりも変化がなく様子をみているところです。 「がんを治す生き方」を届けていただいて明日で半年になろうとしておりますが、 今後も相談にのっていただけるでしょうか? それが叶うならば大変心強くありがたいです。 どうぞこれからも宜しくお願いいたします。 寒い中、くれぐれもご自愛のほどお願いいたします。 加藤
腎臓がんの化学療法(薬を使った治療)とは
腎臓がんの化学療法としてまず挙げられるのは、インターフェロンを使ったサイトカイン治療です。インターフェロンはB型、C型ウイルス肝炎の治療薬として知られていますが、ウイルスのみならず、がん細胞の増殖を抑える作用があります。 ただこれまで腎臓がんではインターフェロンは良く効く人が10%、多少効果のある人を含めても約20%が限界でした。現在インターフェロンと血管新生阻害作用のある分子標的薬との併用により効果が向上してます。 腎臓がんでは抗がん剤はほとんど効果のないことが分かっていため、その状況下で登場したのが「 ...
腎臓がんで手術が受けられない場合の治療法
腎臓がんにおける病院での治療は、機能をできる限り残すことに主眼がおかれ、がんが4センチまでであれば手術も部分切除が基本的に行われています。しかし、部分切除ができるがんであっても、患者の状態によっては部分切除が受けられないケースがあります。 全身状態が悪くて全身麻酔がかけられない、あるいはどうしても手術を受けたくないなど、さまざまな理由で手術が受けられない、というケースです。このような場合には手術ではない局所療法が用いられます。 具体的には「凍結療法」と「ラジオ波焼灼療法」で、どちらも適応となる患者はほぼ同 ...
腎臓がんのロボット手術の技術
腎臓がんの手術は「開放手術」「腹腔鏡手術」「腹腔鏡下小切開手術(ミニマム創内視鏡下手術)」が基本ですが、現在は新しい手術として「ロボット支援手術」が登場してきています。 ロボット支援手術は「ダヴィンチ」という医療機器を使って遠隔操作で手術を行います。2012年4月、同じ泌尿器科領域の前立腺がんに対して、このロボット支援手術は健康保険の適用となりました。その後に続こうと、腎臓がんにおいても先端の医療として限られた施設で手術が行われています。 このロボット支援手術は、腹腔鏡手術が登場した際に失った点を復活させ ...



















