胃がんなどに使われる抗がん剤、パクリタキセルは1週間ごとに点滴し、3回行ったら1回休みます。症状の悪化や重い副作用がなければ繰り返します。アレルギーの予防のため抗ヒスタミン薬やステロイド薬を必ず事前に投与されます。
注意点
外来での通院治療が可能です。点滴液の中にアルコールが含まれるため、お酒にきわめて弱い人には向きません。また、投与後は車の運転はできません。まれですが、問質性肺炎という菫篤な副作用が起こることもありますから、空咳、息切れなどの症状が見られたらすぐに担当医に連絡しましょう。
3週間に1回の投与法もありますが、副作用の軽減のため毎週少量分割投与で使われることが増えています。
投与期間と費用
1コースの期間:4週間
総コース数:効果があれば継続されます。
おもな副作用:食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢、口内炎、発疹、白血球減少、関節痛、むくみ、脱毛、間質性肺炎など
1コースあたりの薬剤費(保険適応前):4万769円