・だるさや疲れ、乗り物に酔ったような症状
無理な運動などは控え、休息をとる。
・白血球の減少
人ごみを避ける。外出時はマスクを着用し、帰宅後はうがいと手洗いを行う。場合によっては白血球を増やす薬を使ったり、一時的に入院して治療を行うこともある。
・赤み、かゆみ、皮膚のほてり
かいたりこすったりして、皮膚に刺激を与えない。直射日光を避ける。冷たいタオルなどでやさしく冷やし、冷やしすぎないようにする。炎症やかゆみを抑える軟膏を処方されることもある。市販薬を勝手に塗らないようにする。
・脱毛
照射後に頭部を冷やす。洗髪はぬるま湯でやさしく行う。帽子、スカーフやバンダナ、医療用のかつら(ウィッグ)などを活用する。
・口の渇き、口内炎
口の中を清潔にして、こまめにうがいをする。歯磨きは、固いブラシは避け、柔らかめのものでやさしく行う。口が渇いてものがうまく飲み込めないときは、医師に確認後、市販の代用唾液を使用するのもよい。口内炎ができたら医師や看護師に相談する。うがい薬や痛み止めなどを処方されることもある。
・吐き気
無理せず食べられるものを少しずつ食べる。吐き気が強いときは医師に相談をする。(吐き気止めが処方されることがある)
・下痢
水分を十分に摂取し、消化のよいものを食べる。下痢がひどいときは医師に相談をする。下痢止めや整腸剤を処方されることがある。
以上、放射線治療についての解説でした。
私がサポートしている患者さんでも放射線治療を受けている方は多くいます。手術に比べてダメージが少ないですが、再発のリスクや後遺障害のデメリットもあります。