セカンドオピニオンは「受けてよかった」というケースもあれば「受けてもあまり意味がなかった」ということもあります。
また、受ける以前に主治医との関係が悪くなったり、場合によっては医師が怒ってしまって「もう私は診ない」などと関係が断裂されてしまったりすることもあります(ここまでのことは稀ですが)。
セカンドオピニオンは受ける前、もとより「主治医に切り出す前」に色々と整理、準備しておことが大切になります。
ポイントは色々ありますが、ツイッターでこのようなことを書きました。
実際には個々のケースバイケースですし住んでいる場所によってどの病院をどの理由で選ぶか、がありますので一般論ですが、少し参考になると思います。
セカンドオピニオンあるある
セカンドオピニオンあるある1
セカンドオピニオン先を主治医に任せたら、主治医の先輩や後輩、知り合いの医師を紹介されることが多い。当然、主治医の意見と違う話を聞くこともなく、意味のない時間になってしまう。どこでセカンドを受けたいか自分で決めよう。#がん #癌 #癌治療
— 本村ユウジ (@motomurayuji) 2019年3月7日
セカンドオピニオンあるある1
セカンドオピニオン先を主治医に任せたら、主治医の先輩や後輩、知り合いの医師を紹介されることが多い。当然、主治医の意見と違う話を聞くこともなく、意味のない時間になってしまう。どこでセカンドを受けたいか自分で決めよう。
セカンドオピニオンあるある2
実話。紹介状には封がされているが、空けてみると患者の悪口が並びたてられていた。「医者の話を聞かない」「ネットで調べたことを延々と聞いてくる」など。
これは患者にも責任がある。医者の立場を理解して尊重しなければならない。穏やかな関係性を作ることを意識するのが重要。
セカンドオピニオンあるある3
良い病院・医師にセカンドオピニオンを受けると、分かりやすく時間をとって説明してくれる。一度で病気の全容や今後の治療の選択肢などが理解できる。
本を読む代わりに、マンツーマンで個人向けの講座をしてくれるようなもの。値段が高いか安いかはその人次第。
セカンドオピニオンあるある4
年配で頑固そう、横柄な感じの医者は「セカンドオピニオンを受けたい」と切り出すと、かなり機嫌が悪くなる確率が高い。
そもそも「他の医師の話を聞く」という行為なので、気分が悪くなっても良くなることはない。
セカンドオピニオンあるある5
セカンドオピニオンと転院をごっちゃにしている患者さんが多い。これらは別モノ。
治療の途中の患者さんの受け入れを行うかは、病院や診療部門により異なるので、自分自身がどうしたいのかをきちんと整理してから病院を探そう。
セカンドオピニオンあるある6
治療法の相談で受けることが大半だが、場合によっては「診断自体に疑問がある」「本当にがんなのかどうか別のところで診て欲しい」ということもある。
その場合は、病理医がセカンドオピニオンを受け付けている病院を探したようがよい。つまり専門家に確認する、ということ。
セカンドオピニオンあるある7
予習せずにセカンドオピニオンを受けて「話が半分くらいしか理解できない」ということがある。
心理的に平常心でないときが多いのでこれは仕方がないが、やはり「基本的な知識は整理しておくこと」「そのうえで質問したいことを一覧にしておくこと」は重要。
セカンドオピニオンあるある8
金額設定は病院によって様々で、5万円くらいするところもある。が、料金が高い=良い病院、ではない。
料金設定と情報の質や量は比例しないので、金額で何かを判断しないほうがよい。
何が知りたいのか、何を確認したいのかによって病院を選ぶことが最優先。