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02.がんについて

がんが脳転移した場合の治療法と余命について

がんが脳転移した場合の治療法と余命

脳は、がんが転移しやすい部位のひとつです。

がんが脳に転移したときは「転移性脳腫瘍」と呼ばれ、ふつうの脳腫瘍(原発性脳腫瘍)とは区別されます。

脳に転移しやすい種類のがんに乳がんや肺がんがあります。

これらのがんが発見時に進行していたときは、がん細胞がすでに脳に到達している可能性を考えて、本格的な脳への転移を防ぐために脳に放射繰を照射することもあります。(とくに小細胞肺がん)

脳にがんが転移したとき、一般に最初は目立った症状は現れません。

しかしがんが大きくなると、がんに圧迫されてそのまわりの脳が腫れてきます。そのためしだいに頭痛や吐き気、めまいを感じるようになります。

また、脳のどこに転移したかによってさまざまな異なる神経症状が現れるようになります。

たとえば体の一部の麻痺やしびれ、突然のけいれん発作、目のかすみ、足のふらつき、どもりなどです。

診断を行う場合にはふつう、X線CTや造影剤を用いたMRIによる撮影を行います。

脳に転移したがんの治療法は、手術、放射線治療、化学療法、対症療法の4つに分けられます。

どの治療を選択するかは、患者さんの全身の状態、脳に転移したがんの大きさや場所、もとのがん(原発巣、原発がん)の成長が止まっているか、脳以外に転移があるかなどを総合して判断します。


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脳転移に対する治療法:手術

患者さんの体が手術に耐えられる状態で、原発がんの成長も止まるか縮小しており、他の臓器にも転移がないときには手術、つまり脳内のがん病巣の摘出が検討されます。

手術ができる症例は一般に、脳への転移が1個だけで、手術により脳の深刻な機能低下を起こさないと予想される場所にがんがあるときですが、次の事項を総合的にみて判断されます。

・単発性の腫瘍または摘出可能な部位に腫瘍が存在する

・原発がんが制御されているか制御可能

・ほかの部位に転移がない

・転移のもととなるがんの確定診断に必要

・水頭症対策(腫瘍が髄液の流れに悪影響をおよぼし、脳の真ん中にあって髄液をつくっている脳室が拡大してしまう症状)ができる

・腫瘍内出血対策

なお、直径3cm以上の大きな腫瘍の場合はまず手術によって腫瘍を摘出し、そのあとで放射線治療を行うのが一般的です。

腫瘍が大きいと、放射線治療だけでは症状をうまくコントロールできないことがあるためです。

手術は症状の改善が早い点で有意義な方法です。手術と放射線照射の組み合わせは、長期的な効果が期待できます。

脳転移の再発率は、手術単独の場合が70%であるのに対し、術後に放射線をかけると18%にまで抑えられるという報告もあります

なお、手術と放射線の全脳照射を併用することもあります。

脳転移に対する治療法:放射線

1.定位照射(ラジオサージェリー)

頭部の周囲から放射線を照射することにより、がんに放射線を集中させる方法です。

脳の正常な部分に当たる放射線は最小限に抑えられます。

定位照射のやり方や機器がいくつかあり、ガンマナイフ、ライナックナイフ(リニアックナイフ)、サイバーナイフなどが用いられます。

定位照射は、転移がんの数が10個以内で、それぞれの大きさが直径3センチ以下(できれば2.5センチ以下)のときに選択されます。再発を防ぐために全脳照射を組み合わせることもあります。

この治療法は、手術や全脳照射に比べて後遺症や副作用が小さいとされるものの、照射後には脳が腫れたり壊死を起こす、がんが出血するなどの副作用が起こることもあります。

なお、がんの部位が壊死するのは治療効果によるものですが、周囲の正常な部分が壊死した場合は放射線障害であり、別にその治療が必要になることもあります。

ちなみに、ガンマナイフ、ライナックナイフ、サイバーナイフの違いは、おもに患者の治療の受け方にあります。

ガンマナイフでは、ガンマ線を放出するヘルメットのような装置を患者の頭部に装着します。

ライナックナイフでは金属製リングで頭を固定し、照射装置の内部に頭部を入れてX線を照射します。

サイバーナイフもライナックナイフと同様、X線を照射しますが、この方法では頭部を固定し、その周囲を自動制御式のロボットアームが動きながら照射していきます。

2.全脳照射

全脳照射は、多発脳転移における標準的治療方法です。脳全体に放射線を当てることになります。

基本的な照射方法は1日1回、週5日の照射を行い、30Gy/10回分割/2週間(1回3Gy)、または40Gy/20回分割/4週間(1回2Gy)のいずれかを行います。

治療期間中に出現しうる一時的な副作用には、倦怠感・食欲低下・吐き気・ふらつき・めまいなどの放射線宿酔症状があります。

照射部位の症状として、まれに頭痛・悪心・嘔吐などの脳庄亢進症状が生ずることもありますが、ステロイドの投与で改善できる可能性があります。

また、照射開始から2週間ほどたつと、徐々に脱毛してくるので、頭皮をこすったり、かいたりして刺激しないようにします。

治療期間中でも、刺激の少ない洗髪なら可能ですので、指導に基づく適切な洗髪で頭皮の清潔を保つようにします。

なお、「脳全体に放射線をあてると記憶力の低下や痴呆をまねくのでは」と心配する人がいますが、脳細胞がひどくダメージを受けるような放射線量は使わないので、急に記憶力が低下するような可能性は低いといえます。

3.予防的全脳照射

現段階で脳転移がなくても、今後転移が出現してくる可能性が高いと判断されれば、予防的な治療として全脳照射を行うことがあります。

予防的全脳照射が行われる代表的な疾患は、胸郭内にとどまっている限局型の小細胞肺がんです。

この場合、治療によってがんが制御された症例では、予防的全脳照射を行うことで脳転移発生のリスクを減らすことができます。

無病で生存する確率も上昇し、3年生存率が15.3%から20.7%に増加するという報告もあります。

予防的全脳照射は、限局型小細胞肺がんで病巣が消失した患者さんに対する標準的治療になっています。


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脳転移に対する治療法:化学癒法(抗がん剤投与)

最初に発生したがん(原発がん)に対する化学療法がそのまま継続されるか、または脳内に入りやすいニトロソウレア剤(ニムスチンなど)を含む多剤併用法が行われます。

脳内の血管には、「血液脳関門」と呼ばれる異物の侵入を防ぐしくみがあるため、脳内に入ることのできる抗がん剤の種類は限られています。

しかし転移がんの場合は、がん細胞が血管の血液脳関門を壊したり、血管壁を溶かして転移を引き起こすとみられるため、抗がん剤が脳内に入って効果を示す例もあります。

その他(対症療法)

脳に転移したがんの成長を抑えることによって患者さんの長期の延命が期待できるときには、手術、放射線、化学療法のような積極的な治療が行われます。

これに対して、積極的な治療を行っても延命効果があまりないと考えられるときは、対症的な医療が実施されます。

これは、患者の病状が悪化しているときに脳の転移がんを積極的に治療すると、治療中や治療直後に重い副作用が生じ、患者の余命をかえって短くするおそれがあるためです。

対症療法としては脳圧を下げ脳の腫れやむくみを手段を講じることが多く、グリセオールとマンニトールという利尿剤やステロイドを用います。

がんが脳転移したときの余命

がんが脳に転移したときの平均余命は約6カ月とされています。しかし最近では治療法の進歩により、長期間生存する患者も増えています。

がんが脳以外の臓器に転移していなければ、2年以上生存することも少なくありません。

 

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本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

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