25.抗がん剤・分子標的薬

ドキソルビシンの主な副作用や特徴と効果

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ドキソルビシン

・一般名:ドキソルビシン塩酸塩
・商品名:アドリアシン、ドキソルビシン
・投与経路:点滴静注、静注、膀胱内
・血管外漏出による皮膚障害のリスク:高
・催吐リスク:中

<特徴>

作用機序:腫瘍細胞のDNAの2本鎖の隙間に安定的に結合し、DNA・RNA双方の生合成を抑制することによって抗腫瘍効果を示す。
代謝経路:肝臓で代謝され、尿・糞便(胆汁)から排泄される。

<代表的なレジメン>

乳がん:AC療法
非ホジキンリンパ腫:CHOP療法

使用時の注意点

投与方法:点滴静注、静注。他の薬剤との混注は避ける。
投与量の調節が必要になる場合:減量→血液毒性(血清ビリルビン値)が出現した場合。
投与中止→総投与量500mg/m2以上(心筋障害の発生頻度が高くなるため)

投与速度:規定なし
投与禁忌:心機能異常(既往を含む)
併用注意:パクリタキセル、心・縦隔への放射線照射、心毒性のある抗がん薬
慎重投与:アントラサイクリン系薬剤の治療歴、心機能・骨髄機能・肝機能低下
前投薬:催吐リスクは、本剤単剤投与時は中等度だが、シクロホスファミドとの併用時は高度となるため、5HT3受容体拮抗薬とNK-1受容体拮抗薬、ステロイドの前投与を行う。
その他:本剤の溶解液は酸性で安定する(pH4~5)ため、血管への刺激が強い。

・重大な副作用:減量・休薬が必要となるもの

骨髄抑制(好中球減少・血小板減少)
心機能障害

・その他注意が必要な副作用

悪心・嘔吐
脱毛

・投与のポイント

骨髄抑制時、手洗い・うがいの励行、身体の清潔保持に努めること。

発熱した場合は、経過観察せず医師に報告する。投与後2~3週間目より脱毛が始まるため、治療開始前から生活・意向に合わせてウィッグ・帽子を準備。心機能障害が生じる可能性があるため、息切れ、動悸などの胸部症状が出現したときは、医療者に報告する。

アントラサイクリン系薬剤の多くは赤色であり、投与後は薬剤の排泄に伴って尿が赤くなる。キソルビシンを末梢静脈から投与する場合、血管痛が生じることが多いが、血管の走行に沿って温罨法を行うと、痛みが緩和できる。ただし、血管外漏出のないよう注意する。

・・・

以上、ドキソルビシンの情報でした。

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本村ユウジ

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