08.子宮頸がん

子宮頸がんの手術後(退院後)、日常生活で気をつけたいこと

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子宮頸がんの手術後、日常生活

手術して退院した後1カ月程度は、重い荷物の上げ下ろしや背伸びをして行う作業など、腹圧がかかるような動作を避けましょう。腹圧によって、腹壁ヘルニアを起こしたり、リンパ浮腫を悪化させることがあります。

腹壁ヘルニアは、手術で縫い合わせた左右の腹筋が開いて、腸が飛び出す状態のことで、たいてい横になっておなかの上から腸をなでれば元に戻ります。

予防のためには、退院後1カ月は腹帯やガードル、ボディスーツなどで腹筋を抑えるとよいでしょう。ただし、リンパ節を切除した場合は、リンパの流れを阻害しないよう、腹帯を使用しましょう。

■職場復帰後約3カ月は作業内容や通勤時間を調整

職場復帰後、電車やバスなどで移動する際は、座れる時間帯に利用しましょう。立っていると、揺れたときに踏ん張るため、腹筋に力が入ってしまいます。復帰後約3カ月は、通勤時間や腹圧がかかるような作業を調整してもらうなど、職場と相談してみましょう。

■ヘルニアによる腸閉塞に注意

腹壁ヘルニアは、多くの場合、おなかの力を抜くことで自然に元に戻ります。しかし、ヘルニアの穴が小さいと、腸が締め付けられて血行が悪くなり、腸閉塞を起こすことがあります。

この場合、緊急手術により血行が悪くなった部分を切除したうえで、修復手術を行います。また、手術を行っても、再発する場合もあります。急な激しい腹痛や吐き気、嘔吐などの症状が現れたときは、すぐに受診しましょう。

■腹圧がかかる動作に注意

・買い物での重い荷物

重い荷物を持って歩くのは、リンパ浮腫の悪化につながる

・布団の上げ下ろし

重いものを持ち上げるときや下ろすときに腹筋に力がかかる

・浴室の清掃

前のめりで行う作業も腹筋に力が入る

・高いところに洗濯物を干す

背伸びをするときに腹筋を使う

・電車やバスで立っている

揺れたときに踏ん張って腹筋を使ってしまう

・中腰でものを取る

中腰の状態も腹筋を使う

以上、子宮頸がん手術後の日常生活についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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本村ユウジ

「がんの研究と、患者さんのサポート」を2008年から続けています。現在まで、3,000名を超えるがん患者さんやご家族をサポートしてきました。詳しいプロフィールはこちら。

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