17.膵臓がん

膵臓がんの「ステージ1、2、3、4」などの意味と分類方法

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がん治療に関してよく使われる「ステージ(「病期」または「進行度」ともいいます)」とは、がんの進行度合いを判断し、分類したものです。

すべての臓器のがんにはこのステージ分類がなされています。膵臓がんの場合は、日本では、次の3点を各種の画像検査で総合的に評価して、「膵癌取扱い規約(日本膵臓学会)」に基づいてステージを決定しています。膵臓がんのステージを決める条件は次の3つです。

1.がんの大きさや、がんが膵臓内にとどまっているか、または膵外の近接した血管や臓器にまで広がっているか(浸潤の有無)。

2.がんがリンパ節へどの程度広がっているか(リンパ節転移の程度)。
3.がんが膵臓から離れた臓器へ広がっているか(遠隔転移の有無)。

■ステージ分類のしかた

ステージの分類法は、「TNM分類(T、N、M因子)」と呼ばれる方法で表しています。

「T」はがんの大きさや深さ、広がりを示し、「N」は周囲のリンパ節への転移の有無、「M」はほかの臓器への遠隔転移の有無を表しています。

「T」「N」はそれぞれ数字が大きくなるほど進行が進んでいることを表し、「M」は「M0」がほかの臓器への転移が見られないこと、「M1」は転移が見られることを表しています。さらに、TNM分類によって得た結果に基づいてステージ分類がなされます。

これは「0期~Ⅳ期」までの5段階で分類されています。これも数字が大きいほど進行していることを示しています。

このステージ分類には、膵臓がんの場合は、日本膵臓学会が定めた「膵癌取扱い規約」に基づいたステージ分類と、国際的に使われている「UICC分類」の2つがあります。いずれも膵臓がんの大きさと転移状況で進行度を測っているのは同じですが、この2つには若干の違いがあります。

■「膵癌取扱い規約」によるステージ分類

・ステージ0期
浸潤のないがん(非浸潤がん)。

・ステージⅠ期
がんの大きさが2cm以下で膵臓内にとどまり、リンパ節転移がないもの。

・ステージⅡ期
がんの大きさが2㎝以下で膵内にとどまり、第一群リンパ節(膵周囲のリンパ節)に転移があるもの。もしくはがんの大きさが2cmを越え膵内にとどまり、リンパ節転移がないもの。

・ステージⅢ期
がんの大きさが2cm以下で膵内にとどまるが、第二群リンパ節転移があるもの。または、がんの大きさが2cmを超えるが膵内にとどまり、一群リンパ節に転移のあるもの。もしくは、がんが膵を超えて膵内胆管や十二指腸、膵周囲組織に浸潤があるが、リンパ節転移がないか、一群リンパ節転移までのもの。

・ステージⅣa期
がんが膵を超えて膵内胆管や十二指腸、膵周囲組織に浸潤があり、二群リンパ節まで転移があるもの。あるいは、がんが膵を超えて膵臓周囲の血管に浸潤があるが、リンパ節転移がないか、一群リンパ節までに転移を認めるもの。

・ステージⅣb期
がんが膵を超えて膵臓周囲の血管に浸潤があり、二群リンパ節に転移を認めるもの。もしくは、三群のリンパ節転移があるか、他臓器への遠隔転移があるもの。

■国際対がん連合(UICC)によるステージ分類

・ステージ0期
上皮内がん(浸潤のない膵管上皮内にとどまるがん)でリンパ節転移のないもの。

・ステージⅠA期
大きさ2cm以下で膵内にとどまり、リンパ節転移のないもの。

・ステージⅠB期
大きさが2cmを超えるが、リンパ節転移のないもの。

・ステージⅡA期
がんが膵外まで浸潤するが、膵臓周囲の重要な動脈には浸潤がないもの。

・ステージⅡB期
がんが膵外まで浸潤するが、膵臓周囲の重要な動脈には浸潤がなく、一群リンパ節転移を認めるもの。

・ステージⅢ期
がんが膵臓周囲の重要な動脈(腹腔動脈幹、上腸間膜動脈)に浸潤を認めるもの。

・ステージⅣ期
他臓器への遠隔転移があるもの。

いずれもⅠ期とⅡ期の場合は治療によって完治する可能性が高いのですが、Ⅲ期に入ると難しくなり、Ⅳ期に至ると完治する可能性はほとんどなくなります。

以上、膵臓がんのステージ分類についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?

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