17.膵臓がん

手術が可能な場合の膵臓がんの治療法

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手術が可能な場合の膵臓がんの治療法

外科手術は、がんが十二指腸側(膵頭部)にあるときには膵臓だけを切除するわけではありません。膵臓のがん病巣の他、胃や十二指腸、胆嚢、胆管を切除することになるのが標準治療です。

それ以外のときには、膵臓の半分と脾臓を摘出します。

また、いずれの場合も、周囲のリンパ節を切除することが提案されます。再発を防ぐため、手術後には補助療法として一般に化学療法か放射線治療、もしくはその両方が薦められます。

なお術後の放射線治療と併用し、手術中に切除した部分の周囲に放射線を直接照射する「術中照射」も試みられています。補助的化学療法では、再発時に多く見られる肝臓への転移を予防するため、抗がん剤を細いチューブ(カテーテル)を通して血管に投与する方法も行われています。この手法は、比較的高い予防効果が得られると報告されています。

■膵臓がんで手術ができる確率と5年生存率

このように膵臓がん(膵管がん)の治療の中心は外科手術であり、その他、放射線治療や化学療法(抗がん剤)も用いられます。

しかし、手術でがんを摘出できる症例は20パーセント程度にすぎません。(手術に積極的な施設では40パーセント)これは、80パーセントの患者が診断時には4期まで進行し、がんが周囲の組織や主要な血管に広がったり、離れた臓器に転移しているためです。

この場合、切除はほぼ不可能であり、たとえがんを可能な範囲で摘出しても延命効果などのメリットはないと考えられています。

さらに、手術が行えた場合でも、5年生存率は10~20パーセントです。膵臓がんは、切除後、3年以内に再発する確率がきわめて高いタイプのがんであることが原因です。

以上、膵臓がんについての解説でした。

膵臓がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?

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