08.子宮頸がん

【2026年更新】子宮頸がんの転移検査について詳しく。MRI・CT・PET検査の違いと役割について

CT検査


【サイト内 特設ページ】

がんを治すためのたった1つの条件

がんを治すために必要なことは、たった1つです。

詳しくはこちらのページで。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?


子宮頸がんの診断後に必要となる画像検査

こんにちは。がん治療専門アドバイザー、本村ユウジです。

子宮頸がんと診断された後、医師は治療方針を決定するために、がんがどこまで広がっているかを詳しく調べる必要があります。

この記事では、子宮頸がんの転移の有無を調べるために行われる各種画像検査について、最新の情報をもとに詳しく解説します。

子宮頸がんの進行期(ステージ)を正確に判断し、手術範囲や治療方法を決定するためには、複数の画像検査を組み合わせて総合的に評価することが重要です。それぞれの検査には特徴があり、得意とする部位や目的が異なります。

MRI検査の役割と検査の詳細

子宮頸がんと診断されると、まず最初に行われることが多いのがMRI(磁気共鳴画像)検査です。MRIは強い磁場と電波を利用して、体内の状態を画像化する検査です。

MRI検査が子宮頸がんの評価に重視される理由は、骨盤内の軟部組織を非常に鮮明に映し出すことができるためです。具体的には、がんの大きさ、子宮の筋層内への浸潤の深さ、腟壁や子宮傍組織への広がり、膀胱や直腸など周囲臓器への浸潤の有無を詳細に確認できます。

MRI検査で評価できる主な項目

MRI検査では以下のような情報を得ることができます。

- がんの正確な大きさと位置
- 子宮頸部から子宮体部への進展の有無
- 腟壁への浸潤の程度
- 子宮を支える靭帯や周囲組織への広がり
- 膀胱や直腸への浸潤の可能性
- 子宮に隣接する卵巣・卵管への影響

これらの情報は、手術が可能かどうか、どの程度の範囲を切除する必要があるかを判断する上で欠かせません。特に、子宮頸がんでは手術前に進行期を決定することが一般的であるため、MRI検査の役割は重要です。

MRI検査を受ける際の注意点

MRI検査は痛みを伴わず、X線による被曝もないため、安心して受けられる検査です。検査時間は通常15〜20分程度です。

ただし、次のような方は検査を受けられない場合があります。

- 心臓ペースメーカーを装着している方
- 人工内耳を装着している方
- 体内に金属製の医療器具が入っている方(整形外科手術後の金属など)

検査中は狭いトンネル状の装置の中に入り、じっとしている必要があります。また、装置が動作する際に大きな機械音がします。閉所恐怖症の方や音に敏感な方は、事前に医師や検査技師に相談することをおすすめします。

造影剤を使用する場合は、アレルギー反応が起こる可能性があるため、アレルギー体質の方は必ず事前に申し出てください。


【サイト内 特設ページ】

がんを治すためのたった1つの条件

がんを治すために必要なことは、たった1つです。

詳しくはこちらのページで。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?


CT検査の特徴と活用方法

CT検査は、コンピューター断層撮影検査のことで、X線を使って体内を連続的に撮影し、コンピューターで処理することで体を細かい輪切りにした状態の画像を作成します。

CT検査が得意とする評価範囲

MRI検査が骨盤内の詳細な評価に優れているのに対し、CT検査は全身の広い範囲を短時間で調べることができる点が特徴です。

CT検査の主な目的は以下の通りです。

- リンパ節転移の有無の確認
- 肺への遠隔転移の検出
- 肝臓、膵臓、脾臓など腹部臓器への転移の確認
- 骨盤外への病変の広がりの評価

腫瘍そのものを詳しく観察するというよりも、がんが体の他の部位に転移していないかを広範囲にわたって調べるために用いられます。

造影CT検査について

より詳細な情報を得るため、ヨード造影剤を静脈注射してCT検査を行うことがあります。造影剤を使用することで、血管やリンパ節、臓器の構造がより明瞭に描出されます。

ただし、造影剤によるアレルギー反応が起こる可能性があります。症状としては、吐き気、じんましん、けいれんなどがあります。過去に造影剤や薬物でアレルギー反応を起こしたことがある方は、検査前の問診で必ず医師に伝えてください。

CT検査の制限事項

CT検査はX線を使用するため、放射線被曝があります。そのため、妊娠中の方や妊娠の可能性がある方には、基本的に使用しません。

撮影時間はMRI検査よりも短く、通常5〜10分程度で終了します。

PET-CT検査の役割

近年、子宮頸がんの転移評価において、PET-CT検査が活用されるケースが増えています。

PET検査は、放射性フッ素を付加したブドウ糖液(FDG)を注射し、がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質を利用して、がんの位置や活動性を調べる検査です。これにCT検査を組み合わせたPET-CT検査では、がんの代謝情報と正確な位置情報を同時に得ることができます。

PET-CT検査が有用な場面

PET-CT検査は以下のような場合に特に有用とされています。

- 通常のCTやMRIで判断が難しいリンパ節転移の評価
- 遠隔転移の有無の確認
- 治療後の再発の早期発見
- 治療効果の判定

ただし、PET-CT検査にも限界があります。子宮頸がんそのものの初期診断には、細胞診が最も有効です。また、小さな病変(1cm以下)は検出が難しい場合があります。

PET-CT検査の費用は、がん検診として受ける場合は保険適用外となり、約10〜15万円程度かかります。ただし、がんが発見された場合は保険適用となり、1〜3割の自己負担で済みます。


【サイト内 特設ページ】

がんを治すためのたった1つの条件

がんを治すために必要なことは、たった1つです。

詳しくはこちらのページで。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?


膀胱や直腸への浸潤を調べる検査

子宮頸がんが進行すると、子宮頸部の近くにある膀胱や直腸などに浸潤していくことがあります。

膀胱・直腸への浸潤による症状

膀胱に浸潤した場合には、以下のような症状があらわれることがあります。

- 排尿困難
- 血尿
- 尿路閉塞
- 頻尿や残尿感

直腸に浸潤した場合には、次のような症状が起こります。

- 血便
- 排便障害
- 肛門痛や直腸痛

内視鏡検査の実際

これらの症状がある場合や、MRIやCT画像から膀胱や直腸への浸潤が疑われる場合には、内視鏡を使った直接観察が行われることがあります。

膀胱鏡検査では、尿道から細い内視鏡を膀胱まで挿入し、膀胱の内側の粘膜を直接観察します。浸潤がある場合は、粘膜の色調変化や腫瘤性病変が確認されます。

直腸鏡検査では、肛門から直腸に内視鏡を入れて、直腸粘膜の状態を観察します。

これらの検査により、画像検査だけでは判断が難しい粘膜への浸潤の有無を、より確実に評価することができます。

各検査の特徴比較

子宮頸がんの転移評価に用いられる主な検査の特徴を、以下の表にまとめました。

検査名 主な評価対象 利点 検査時間 放射線被曝
MRI検査 がんの大きさ、骨盤内の浸潤範囲 軟部組織の詳細な観察が可能、被曝なし 15〜20分 なし
CT検査 リンパ節転移、遠隔転移 短時間で広範囲を評価可能 5〜10分 あり
PET-CT検査 リンパ節転移、遠隔転移、再発 代謝情報と位置情報を同時取得 約20分(前処置含めて2時間程度) あり
膀胱鏡検査 膀胱粘膜への浸潤 粘膜を直接観察できる 10〜15分 なし
直腸鏡検査 直腸粘膜への浸潤 粘膜を直接観察できる 10〜15分 なし

検査を受ける際の心構え

子宮頸がんと診断された後に行われる転移評価のための検査は、今後の治療方針を決定する上で非常に重要です。

複数の検査を受けることに不安を感じる患者さんもいらっしゃいますが、それぞれの検査には明確な目的があり、得られる情報が異なります。医師は、各検査で得られた情報を総合的に判断して、患者さん一人ひとりに最適な治療計画を立てます。

検査前の問診では、アレルギーの有無や既往症、体内に医療器具が入っているかなどを必ず正確に伝えてください。また、検査中に気分が悪くなったり、痛みを感じたりした場合は、遠慮せずにスタッフに伝えることが大切です。

進行期判定と治療方針の決定

これらの画像検査の結果をもとに、子宮頸がんの進行期(ステージ)が決定されます。

子宮頸がんの進行期は、国際産婦人科連合(FIGO)の分類に基づき、Ⅰ期からⅣ期に分類されます。がんが子宮頸部に限局していればⅠ期、骨盤壁まで浸潤している、あるいは骨盤リンパ節や傍大動脈リンパ節に転移があればⅢ期、膀胱や直腸の粘膜に浸潤しているか、小骨盤腔を超えて広がっていればⅣ期となります。

早期の子宮頸がん(Ⅰ期やⅡ期の一部)では手術が第一選択となることが多く、進行したがん(Ⅱ期の一部以降)では放射線治療と化学療法の組み合わせが選択されることが一般的です。

近年では、免疫チェックポイント阻害剤であるペムブロリズマブや、血管新生阻害剤であるベバシズマブなどの新しい治療薬も保険適用となっており、治療選択肢が広がっています。

検査結果の確認と今後の対応

各種画像検査の結果は、通常数日から1週間程度で判明します。結果説明の際には、医師から進行期や転移の有無について詳しい説明があります。

検査結果について分からないことや不安なことがあれば、遠慮せずに質問することが大切です。治療方針は患者さん本人の希望や生活状況も考慮して決定されますので、医師とよく話し合ってください。

特に、妊娠や出産を希望している場合は、子宮温存の可能性についても相談が必要です。早期の子宮頸がんであれば、子宮頸部の一部のみを切除する円錐切除術や、子宮頸部のみを広範囲に切除して子宮体部を温存する広汎子宮頸部摘出術などの選択肢もあります。

まとめ

子宮頸がんの転移の有無を調べるための検査には、MRI検査、CT検査、PET-CT検査、膀胱鏡・直腸鏡検査などがあります。

MRI検査は骨盤内の詳細な評価に優れ、CT検査は広範囲の転移評価に適しています。PET-CT検査は代謝情報を含めた総合的な評価が可能で、膀胱鏡・直腸鏡検査は隣接臓器への浸潤を直接確認できます。

これらの検査結果をもとに進行期が決定され、患者さんにとって最適な治療方針が選択されます。検査を受ける際は、医師や検査スタッフの説明をよく聞き、不安なことがあれば遠慮なく質問することが大切です。

早期発見・早期治療によって、子宮頸がんの予後は改善します。定期的な検診を受けることで、早い段階で発見できる可能性が高まります。

参考文献・出典情報

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮頸がん 検査」
  2. 国立がん研究センター中央病院「子宮頸がんの検査・診断」
  3. 日本婦人科腫瘍学会「子宮頸がん」
  4. 四国がんセンター「子宮頸がん」
  5. MSD oncology「子宮頸がん 検査(病理検査、エコー検査など)」
  6. がんプラス「子宮頸がんの検査・診断」
  7. 国立がん研究センター がん情報サービス「子宮体がん(子宮内膜がん) 検査」
  8. 国立がん研究センター中央病院「子宮頸がんの療養」
  9. MiSignal「全身のがんを調べるPET(ペット)検査とは?費用・結果の見方を解説」
  10. 人間ドックのミカタ「PET検査に向いているがんと向いていないがんは?」

・・・・・・・・・・

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験17年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、医療関係者や患者さんの間で注目を集めている「がんゲノム医療」について、分かりやすく解説します。 専門用語が多く「いまいち理解できない」という方も多いこの分 ...

-08.子宮頸がん
-

© 2026 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ