02.がんについて

がん組織と細胞の特徴

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がん組織と細胞

細胞が複数個集まって形成されたものを「組織」といいます。がん組織には特有の細胞の集団的異常があります。

■がん組織の特徴

①構成細胞が大小不同
②被膜がない
③細胞核が大小不同、異型性に富む
④細胞分裂像が多い
⑤組織分化度が低い
⑥浸潤像がみられる
⑦非連続性組織形態(転移像)がみられる
⑧壊死巣がみられる

これらの特徴がありますが、実際に患者が知るものとして一般的なものが「分化」と呼ばれる特徴です。細胞が正常に近い形状をしているものを「高分化」な細胞、といい、組織分化が崩れた状態のものを「低分化」とし、その中間に位置する形状のものを「中分化」と大雑把に分類します。一定の形状が見られないものを「未分化」とします。一般に低分化のものを「がんの顔つきが悪い」などと表現します。

また、部位によってはがんの組織タイプを「腺がん」「扁平上皮がん」「乳頭がん」「濾胞がん」などと分類されます。これらのがんの組織分類から、がんの発生母地や性質をある程度推測することができ、治療法の選択に必要な情報となります。

■がん細胞の特徴

実はがん細胞は正常細胞とは差がほとんどなく、わずがな形態と機能の違いがあるだけです。病理医はわずかな違いの程度からがんを診断します。この診断法をがんの細胞診といいます。

①細胞形態の異型性
大型、不正型、大小不同など
②細胞質
増大(増大程度は核よりも小さい→核/細胞質比が大)
③細胞核
異型性(複数、巨大、不整、クロマチンの凝集など)、染色性に富む
④核小体
多数出現、大きい
⑤細胞分化度
低い

などを見て、「これはがんだ」「がんではない」と判断するのです。

■がんの種類

がんは200種以上に分類されますが、大きくは①上皮性悪性腫瘍と、②非上皮性悪性腫瘍とに分かれます。また、組織状の構造から病理組織学的にがんを分類します。

①上皮性悪性腫瘍とは、身体の表面を覆っている上皮(皮膚・粘膜)組織から発生した悪性腫瘍をいい、癌腫といいます。個々の上皮性悪性腫瘍の名称には通常、発生臓器名を冠して「○○がん」とされます。

②非上皮性悪性腫瘍とは、上皮組織以外の組織から発生した悪性腫瘍をいいます。肉腫や血液悪性腫瘍(白血病やリンパ腫など)が代表的な非上皮性悪性腫瘍です。名称として通常、発生組織名を付して「○○肉腫」とされています。

以上、がん細胞の特徴についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには「正しい知識」が必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?

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