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09.子宮体がん

増加する子宮体がんの標準的な治療法と、使える新薬への期待

近年、子宮体がんの罹患は増加を続けています。

子宮体がんは、子宮内膜がんとも呼ばれ、胎児が育つ子宮体部の内腔を覆う子宮内膜から発生するがんです。

子宮内膜

子宮頸部で発生する「子宮頸がん」も同じ子宮内で発生するがんですが、特徴や治療法もかなり異なるため「子宮体がんと子宮頸がんは全く別の部位のがん」だといえます。

子宮体がんの罹患者は40歳代から多くなり、閉経を迎える時期以降の発症が多いのが特徴です。

国立がん研究センターの統計によると、子宮がん罹患者数の内訳は1975年ころには8:2ほどの割合で子宮頸がんが多かったのですが、子宮体がんが1990年代から急激に増え始め、2000年代に入ると子宮頸がんを追い抜いています。

2016年には子宮がんになる人は年間約21,000人を超え、このうち子宮体がんが11,000人という割合です。


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なぜ子宮体がんの人が増えたのか?

子宮体がんが増えた原因として最も影響が大きいとされているのは生活習慣です。

特に食生活の欧米化や肥満などでホルモンのバランスが崩れると、女性ホルモンのエストロゲンの作用が過剰になりやすくなります。子宮内膜に対するエストロゲンの持続的な刺激があると、細胞の異常増殖によりがん化につながる、ということです。

肉食、高カロリー、高脂肪、糖質過多、肥満などが社会問題となっているアメリカでは子宮体がんがもともと多かったのですが、アメリカ風のライフスタイルが浸透することで日本でも子宮体がんが増えてきたのです。

また、労働環境の変化に伴い、社会的に忙しい女性が増え、ストレスによる体調悪化や生理不順の放置、妊娠年齢の高齢化、出産しないで閉経を迎える、という要素が子宮体がん増加のリスクにつながっています。

また、別の要因として悪性度の高い(予後の悪いタイプである)漿液性腺がん(しょうえきせいせんがん)が高齢者に増えています。

高齢者の子宮体がんはホルモンに関係しないものが多いのですが高齢になるとがんを発症しやすくなります。がんを発症する部位は人によって様々ですが、加齢によって子宮体部に発生すると漿液性腺がんであることが多いのです。

子宮体がんの治療はまず手術。その後は化学療法が中心

子宮体がんの治療では手術が優先されます。

子宮とともに卵巣や卵管も含めて切除し、多くの場合、骨盤などのリンパ節も摘出する広範囲の手術をするのが標準的な方法です。

子宮体部には放射線が効きにくいため、放射線治療はあまり行われません。

化学療法(抗がん剤など薬を使った治療)は、手術ができないほど進行した場合や、手術後に再発のリスクを減らす目的で行われていることが多いです。

手術で広範囲に切除をすれば、再発する部位そのものが存在しにくいため、短期的に再発するケースは少ないですが、進行して見つかったり、初期治療後数年経過して再発するケースもあるため、子宮体がんに対してより効果のある治療薬(抗がん剤)の研究が進んでいます。


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「卵巣がん」で使える薬との関係

2016年時点で子宮体がんで承認されている(使える)抗がん剤は、タキソール、タキソテール、アドリアマイシン、シスプラチン、パラプラチンなどです。

これらの選択肢は、実は卵巣がんの治療薬と類似性があります。

しかし、卵巣がんでは使えて、子宮体がんでは承認されていないという治療薬がたくさんあります。そのため卵巣がんで使われている薬を子宮体がんでも使えないのか、という意見が上がるようになりました。

具体的に卵巣がんだけで承認されているのは、イリノテカン、ドキシル、ハイカムチン、ジェムザール、アバスチンなどです。

ベバシズマブ(アバスチン)

しかし、現時点でこれらの薬を使えるかどうか調べる臨床試験が少ないため、あまり進展がありません。

現在、進展が期待できる分子標的薬

日本ではいくつかの独自の臨床試験が行われていて、その1つに分子標的薬のペリフォシンの第Ⅱ相試験があります。

これは子宮体がん、子宮頸がん、卵巣がんの共通性を狙った臨床試験です。

がんの細胞が増殖するときには、PI3キナーゼ(PI3K)とAKTという遺伝子に異常があるものが多いことがわかり、これを狙い撃ちすることで細胞増殖を断ち切ろうという新しい分子標的薬について研究が進められています。

現時点で子宮体がんに使える分子標的薬はなく、毒性の強い従来の抗がん剤だけです。

その点でも分子標的薬の登場は強く期待されています。

また、その他にも注目されているのがPARP阻害薬に分類される分子標的薬です。

PARP阻害薬とは、遺伝性乳がんや卵巣がんの原因であるBRCA1/2遺伝子の変異によりがん化した細胞に対して作用する分子標的薬です。

欧米では2014年末から、この遺伝子変異があれば「PARP阻害薬」を再発卵巣がんに使ってよいことになっています。

卵巣がんで使用可能ということは、特徴がよく似ている子宮体がんの予後不良な漿液性腺がんにも有効な人がいるのではないか、と考えられています。

日本ではまず卵巣がんからの承認が順序ですが、それが子宮体がんの承認に繋がるのではと期待されています。

今後の子宮体がんの化学療法は副作用の厳しい抗がん剤だけでなく、予後の良い類内膜腺がんはホルモンで対応する、あるいは予後不良ながんにはRAPP阻害薬、アバスチンなどの分子標的薬を使う、などの展望があります。

子宮体がんは患者数が増えているのに化学療法は従来型の抗がん剤治療のみに留まっているので、今後の進展に期待する声が高まっています。

以上、子宮体がんについての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

 

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本村ユウジ
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