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09.子宮体がん

子宮体がんステージ3期の手術と化学療法

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傍大動脈リンパ節

①が傍大動脈リンパ節

 

子宮体がんのステージⅢ期は、がんが小骨盤腔を越えない範囲で、子宮外にも広がったものです。

腹腔細胞診陽性、漿膜や付属器転移、膣転移、骨盤リンパ節や傍大動脈リンパ節転移、骨盤内腹膜播種などの腹腔内の進行があればステージⅢ期に含まれます。

傍大動脈リンパ節とは、子宮からがん細胞が転移しやすい複数のリンパ節で、腹部大動脈とその内側(背側)の下大静脈に沿う数系統のリンパ節群です。通常は下腹部から、腎臓下部までに分布するリンパ節を含めます。

ステージジⅢ期では、まず手術により、がんのある部位を摘出したのち、抗がん剤による化学療法を追加して、予後の改善を図るのが標準治療です。放射線療法をする場合もあります。

手術は単純子宮全摘出術を基本に、がんの状態によっては、広汎子宮全摘出術が採用されます。いずれも、両側付属器(卵巣と卵管)を摘出し、腹腔細胞診と後腹膜リンパ節郭清を行います。骨盤リンパ節および傍大動脈リンパ節郭清、さらに大綱切除を追加します。
なお、傍大動脈リンパ節郭清を行うと、手術時間は7~8時間はかかります。

ステージⅢ期では、このようにがん細胞が転移している可能性のある部位を、できるだけ広く摘出し、再発を防ぎ、予後の改善にも役立てます。そのため、がんの総量を減らすという意味で、腫瘍減量術と呼ぶこともあります。

以上、子宮体がんの手術についての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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本村ユウジ
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