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10.肝臓がん

肝臓がんの症状「黄疸」の治療法とは

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肝臓がんでなぜ黄疸が起きるのか

肝臓がんになると肝硬変が進行して肝臓のはたらきが低下したり、胆管が腫瘍によってふさがれたり(閉塞)して、黄疸になることがあります。肝機能低下による黄疸と胆管の閉塞による黄疸では、治療法が異なります。

1.肝機能低下による黄疸

肝硬変による黄疸は、肝臓を保護する薬(ウルソデスオキシコール酸など)により、改善することがあります。ほかに、コレスチラミンなどの薬物を使う方法もあります。

この薬は、消化管の内部の胆汁酸と結合し、血液中の胆汁酸を減らします。しかし、効果がないことも多く、肝臓の状態が悪いときには投与に慎重にならなくてはなりません。

黄疸によるかゆみがひどいときには、飲み薬(吐き気止めのオンダンセトロンやアンドロゲン製剤、結核治療薬のリファンピシンなど)や塗り薬(うすい重曹液など)で対処します。

2.胆管閉塞による黄疸

胆管がふさがれているときには、胆汁を排出するドレナージ術を行います。これには経皮経肝胆道ドレナージ(PTCD/PTBD)と、内視鏡的逆行性胆管ドレナージ(ERBD)があります。

PTCDは、皮膚の上から針やチューブを胆管に通し、胆汁を吸いとる方法です。実際には、まず局所麻酔を行い、超音波で体内を見ながら、腹の上から針(ガイドワイヤー)を刺します。

ワイヤーが胆管まで通ったら、ワイヤーに沿って細い管(ドレナージチューブ)を送り込みます。すると、ここから胆汁が流れ出るようになります。この状態でワイヤーを抜き、チューブは皮膚に縫いつけます。

このとき、チューブを使わず、ステントと呼ばれる網状の金属の管を胆管内に留置することもあります。PTCDの際には、肝臓から出血するおそれがあるため、出血が止まりにくい患者は、この治療を受けることができないことがあります。

他方ERBDは、小腸にある胆管の出口から胆管の閉塞部まで細い内視鏡を通し、胆汁を吸いとる方法です。肝臓がんの場合は一般に、このときステントを胆管内に留置します。

以上、肝臓がんで起きる黄疸についての解説でした。

肝臓がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

⇒ がんを治すための「たった1つの条件」とは?


 

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