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05.肺がん 33.化学療法レジメン

肺がん 非小細胞肺がん カルボプラチン+TS-1療法の奏効率、生存率、副作用と対策

【レジメン】

CBDCA(カルボプラチン)=AUC5:点滴静注(60分)
S-1(TS-1)=1回40mg/m2:1日2回 経口

【制吐対策】

①5-HT3受容体拮抗薬(Day1)
②アプレピタント:125mg (Day1) ,80mg(Day2~3)
③デキサメタゾン:9.9mgIV(Day1),8mgPO(Day2~3)


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基本事項

【適応】

進行非小細胞肺がん 一次治療

・StageⅢB期、IV期

【奏効率】(LETS試験)

・奏効率(CR+PR)
20.4%

・無増悪生存期間(中央値)
4.1カ月

・全生存期間(中央値)
15.2カ月

【副作用】(LETS試験)

・好中球減少:All Grade=58.3%、Grade3以上=21.2%
・貧血:All Grade=86.7%、Grade3以上=19.1%
・血小板減少:All Grade=87.4%、Grade3以上=32.7%
・発熱性好中球減少症:All Grade=1.1%、Grade3以上=1.1%
・悪心:All Grade=62.4%、Grade3以上=1.8%
・嘔吐:All Grade=34.1%、Grade3以上=1.8%
・下痢:All Grade=32.6%、Grade3以上=3.2%
・末梢神経障害:All Grade=15.8%、Grade3以上=0.4%

レジメンチェックポイント

①S-1の投与量の確認

<減量・増量の目安>

・S-1初回基準量40mg/回=減量:休薬、増量:50mg/回

・S-1初回基準量50mg/回=減量:40mg/回→休薬、増量:60mg/回

・S-1初回基準量60mg/回=減量:50mg/回→40mg/回→休薬、増量:75mg/回

<腎障害時の投与量変更例>

・Ccr(mL/min)=≧80:減量なし

・Ccr(mL/min)=60~80:初回投与量(必要に応じて1段階減量)

・Ccr(mL/min)=30~60:1段階以上の減量投与量から開始(30~40未満は2段階減量が望ましい)

・Ccr(mL/min)=<30:投与不可

※腎障害のある患者には、適切にS-1の減量が行われているか確認し、十分に注意する(フルオロウラシルの異化代謝酵素阻害薬ギメラシルの腎排泄速度が低下し、血中フルオロウラシル濃度が上昇し、骨髄抑制などの副作用が強くあらわれるおそれがある)

②前治療の確認

S-1の併用薬にフッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍薬、フッ化ピリミジン系抗真菌薬が含まれていると、作用増強し副作用が強く生じる可能性があるため、必ず確認する。また前治療にフッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍薬、フッ化ピリミジン系抗真菌薬が含まれている場合は、適切な間隔(最低7日間)が空いていることを確認する(併用禁忌)

③併用薬の確認

S-1:併用により、フェニトイン、ワルファリンの作用増強の可能性があるため、服用の有無を確認する(併用注意)

CBDCA:腎毒性および聴器毒性を有する薬剤(アミノグリコシド系抗菌薬等)との併用で腎障害および聴器障害のリスク増大


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副作用対策と服薬指導のポイント

①内服方法の説明:S-1は空腹時の服用により抗腫瘍効果の減弱の可能性があるため、食後の内服を指導する。カプセル剤の内服が困難な場合は、顆粒製剤や口腔内崩壊錠を検討する

②飲み忘れ時の対応:S-1を飲み忘れた場合には無理に内服せずに、次の服用時より内服するよう説明する

③骨髄抑制:用量規制因子であり、感染予防のためのうがい・手洗い、37.5℃以上の発熱時の対処法(医療機関への連絡、抗菌薬の服用)、貧血の対処、出血の予防についての説明を十分に行う

④粘膜障害(下痢・口内炎):水様便が継続する場合にはS-1の継続服用は控え医療機関に相談するよう促す。水分摂取を心がけて脱水予防の重要性について説明する

 

・・・・・・・・・・

 

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がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

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経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
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