yuji-motomura

私は「がん」という病気に、大切なものをたくさん奪われました。無知で、情報に翻弄されるだけだった若い頃の私は、がんに立ち向かうことすらできず、大事な命が消えていくのを黙って見ていることしかできませんでした。
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2018/10/8

リンパ浮腫対策「弾性ストッキング」でむくみを抑える

リンパ浮腫の対策として「弾性ストッキング」の利用があります。日常生活の中で弾性ストッキングなどを着用してむくみの悪化を緩和することができます。 皮下の弾性組織は、皮下にたまった組織液やリンパ液をリンパ管内に押し戻してむくみを防ぎます。リンパ浮腫になると弾性組織の機能が低下するため、皮下にたまった体液を押し戻す力が弱まり、むくみが増します。 そこで、弾性組織の役割をする弾性ストッキングを使った「圧迫療法」で、組織液やリンパ液を心臓に戻します。これらを着けて運動したり日常動作を行うと、リンパドレナージに似た効 ...

2018/10/8

日常生活で気を付けるべきリンパ浮腫とその対策

リンパ浮腫は思い当たる原因がなく、少しずつ脚が腫れてくることがありますが、脚を使いすぎる生活が原因で発症するケースが少なくありません。長期間に疲れがたまるだけでなく、短い時間正座をしたために起こることもあります。 日常生活でとくに気をつけたいのは「①脚にうっ滞を起こさせない」「②脚を使いすぎない」「③脚に炎症を起こさせない」の3点。法事での正座は「①うっ滞」が原因で、リンパ液などの流れが阻害されて起こるものです。 ストレスや疲れが発症のきっかけになりやすい ②の脚を使いすぎない点では、立ち仕事を続けたりす ...

2018/10/8

子宮や卵巣の手術でリンパ節を切除することで起きるリンパ浮腫

子宮がんや卵巣がんで、リンパ節を切除する手術や放射線治療を行うと、リンパ管やリンパ節がダメージを受けて、足から心臓に戻るリンパ液の流れに障害が起きやすくなります。 リンパ管はひと言で言うと、体の老廃物を運ぶ「排水管」の役割を果たしています。このリンパ管の働きが障害されると、皮膚組織に体液がたまり、むくみが起こります。これが下肢の「リンパ浮腫」です。 リンパ浮腫は、生命にはかかわりませんが、放置しておくと日常生活に著しく支障をきたしたり、細菌感染などによる合併症の危険があります。 痛みのないむくみがリンパ浮 ...

2025/8/24

【2025年更新】卵巣がん手術後の体調や生活の質はどうなる?卵巣欠落症状の症状と対策を詳しく解説

卵巣がん手術後に起こる卵巣欠落症状とは 閉経前の女性が卵巣がんの手術で両側の卵巣を切除した場合、または卵巣を残していても放射線療法や化学療法の影響で卵巣機能が失われた場合、「卵巣欠落症状」が起こることがあります。 卵巣欠落症状の原因は、卵巣で作られる女性ホルモンの一種であるエストロゲンが分泌されなくなることです。ホルモンバランスが急激に変化するため、顔のほてりやのぼせ、汗をかく、体がだるい、頭痛、イライラするなど、いわゆる更年期障害と同様の症状が現れます。 症状の現れ方には個人差がありますが、自然閉経前に ...

2025/8/24

【2025年更新】卵巣がん手術後の合併症である腸閉塞の症状と対処法について

卵巣がん手術に伴う腸閉塞のメカニズム 腸閉塞(イレウス)とは、腸の内容物がうまく肛門側に流れなくなる状態のことです。卵巣がんをはじめとする開腹手術は、すべて腸閉塞の原因となる可能性があります。 手術後の創が治る過程で、腸と腸、腸と腹壁などが癒着することがあります。この癒着によって腸が変形すると、腸閉塞が発症するのです。癒着性腸閉塞は、腸閉塞全体の約60%を占める最も頻度の高いタイプです。 卵巣がんの手術後は特に注意が必要です。卵巣がんの手術では、転移を防ぐため、大綱(胃から腹腔内に垂れ下がっている網状の組 ...

2018/10/8

子宮がんの手術とオシッコがでにくくなる排尿障害

子宮がんの手術で行う、広汎子宮全摘出術の後遺症として多く見られるのが、排尿障害です。 手術によって膀胱につながる神経の一部が傷つくために起こります。また、術後に放射線療法を行った場合、膀胱や周囲の組織がダメージを受けることも症状を重くする原因になります。 手術後の入院期間中には、排尿の練習(膀胱訓練)も行います。排尿障害は時間とともに改善されていくことが多いのですが、回復の時期や度合いには個人差があります。 骨盤底筋をきたえる体操 排尿障害の症状には、尿意がなくなる・弱まる、尿を出しきれない、残尿感、頻尿 ...

2018/10/8

子宮がん手術「手術痕・傷」とケアについて

質によっては、手術痕の皮膚が盛り上がる「ケロイド」になってしまうことがあります。ケロイドを予防する方法もあるので、傷が治りにくい体質の人は、手術前に医師に伝えておきましょう。 傷口の異状に気づいたら 皮膚表面の手術の痕は、自然に治っていきます。ただし、傷口が開いて出血する、膿が出る、傷口に痛みや腫れが起こる、などの症状が現れた場合は、すぐに病院へ行きましょう。 手術痕がケロイドになってしまったときも、多くの場合は時間とともに目立たなくなっていきます。ただし、まれに皮膚の盛り上がりが傷口の周りへ広がっていく ...

2018/10/8

抗がん剤の副作用、骨髄抑制とその対処法

抗がん剤は、血液の成分をつくる骨髄の細胞にもダメージを与えます。そのため、血液中の白血球、赤血球、血小板が減少する「骨髄抑制」が起こります。 白血球の減少は、免疫力の低下につながります。感染症にかかるリスクが高まるので、日ごろから注意が必要です。 細胞に酸素を運ぶ赤血球が減少すると貧血になり、症状が進むと疲れやすくなったり、息切れや動悸を感じたりします。血小板には出血を止める働きがあるため、減少すると皮下出血などが起こりやすくなります。 自覚症状としては、あざができやすい、歯ぐきから出血する、などがありま ...

2026/1/19

【2026年更新】子宮体がんの薬物治療を分かりやすく解説。最新レジメン・使われる薬・投与方法・奏効率まで

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮体がんの治療において、化学療法は手術療法と並んで重要な役割を担っています。近年、免疫チェックポイント阻害薬やPARP阻害薬の登場により、治療の選択肢が大きく広がっています。 この記事では、子宮体がんの化学療法について、最新の治療レジメンや使われる薬、投与方法、奏効率などを詳しく解説します。 子宮体がんにおける化学療法の目的と位置づけ 子宮体がんにおいて抗がん剤などの薬を使う化学療法は、治療のタイミングや目的によって大きく3つの種類に分けられます。 ...

2026/2/4

【2026年更新】子宮頸がんの放射線治療後の副作用・後遺症は?症状と対処法を解説

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮頸がんの治療において、放射線治療は手術と並ぶ重要な選択肢の一つです。早期のがん(I期~II期)では手術と同等の治療成績が報告されており、進行したがん(III期~IVA期)では放射線治療が中心的な治療となります。 放射線治療は高い治療効果が期待できる一方で、治療中や治療後にさまざまな副作用が現れることがあります。 この記事では、子宮頸がんの放射線治療で起こりうる副作用や後遺症について、最新の医療情報とともに詳しく解説します。 放射線治療の仕組みと特徴 ...

2018/10/8

子宮がんと告知されたあと医師に確認すべきことは?

がん治療では、病状や検査結果、治療法などについて説明を受け、患者さん自身が納得したうえで治療法を選ぶことが大切です。これを「インフォームドコンセント(説明と同意)」といいます。 がんの治療は、手術をすれば終わりというものではありません。手術後の生活について考え、準備を進めるためにも、患者さんと家族は医師から十分な説明を受けておく必要があります。 最近ではインターネットなどからも情報を得ることができますが、まずは疑問や不安がなくなるまで医師と話し合うことが大切です。 主治医以外に意見を求める方法も 主治医の ...

2018/10/8

卵巣がん治療の基本「手術」と再発予防、転移について

卵巣がんの場合、事前に細胞をとって検査をすることができないため、がんのタイプや進行度が確定するのは手術後になります。 卵巣がんの治療は手術療法が基本。両側の卵巣、卵管と子宮の摘出、大綱(胃から垂れ下がっている網状の組織)の切除、後腹膜リンパ節郭清(または検査用に組織を採取)を行います。転移が起こっている場合は、腸管や脾臓も切除が提案されることがあります。 もっとも初期のステージⅠa期で年齢が若く(40歳以下)、妊娠を希望している場合は、片側の卵巣と卵管、子宮を残すことも可能です。 再発予防や治療のために化 ...

2025/12/30

【2025年更新】子宮体がんのステージ分類と治療法を解説。各期の治療法と副作用・後遺症など

子宮体がんのステージ分類と治療方針の基本 こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮体がんと診断された患者さんにとって、ステージ(進行期)の判定は今後の治療方針を決める重要な要素となります。 ステージによって標準治療が異なり、手術の範囲や追加治療の必要性も変わってきます。 子宮体がんは子宮の内側を覆う子宮内膜から発生するがんで、日本では年間約17,000人が新たに診断されています。早期発見が可能ながんであり、ステージⅠ期での発見率は約70%と比較的高い特徴があります。 この記事では、子宮体 ...

2026/1/10

【2026年更新】子宮頸がんのステージ分類と治療法の選び方を詳しく。|0期から4期までの標準治療を解説

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 子宮頸がんと診断された患者さんにとって、最初に知りたいのは「自分のがんはどの程度進行しているのか」という点です。これを示すのが「ステージ分類」であり、このステージによって治療方針が大きく変わってきます。 子宮頸がんのステージ分類は、国際産婦人科連合(FIGO)が定めた基準が世界的に使用されており、日本でもこの基準に従って診断と治療が行われています。 2018年に改訂された最新の分類では、画像検査やリンパ節転移の状態も考慮されるようになり、より正確な病期 ...

2018/10/8

子宮がん治療の中心となる3つの治療法

病院で行われる子宮がん・卵巣がんの治療法には、おもに「手術療法」「放射線療法」「化学療法」の3種類があります。治療の中心となるのは、手術です がんの広がり具合などに応じて、子宮や卵巣、周囲の組織、リンパ節などを切除します。初期の子宮がんの場合、子宮頸部の一部のみを切除することもあります。 再発予防などのために行われる治療法 放射線療法は、高エネルギーの光でがん細胞を死滅させる治療法です。子宮頸がんでは再発予防のために行われるほか、放射線治療が効きやすいタイプのがんの場合、手術にかわる治療法として選ばれるこ ...

2025/8/24

【2025年更新】卵巣がんの原因と自覚症状・初期症状を詳しく解説

卵巣は子宮の両脇にある親指の頭ほどの大きさの臓器で、靭帯によって子宮体部につなぎとめられています。卵巣の主な働きは、女性ホルモンを分泌し、成熟した卵子を周期的に放出すること(排卵)です。放出された卵子は卵管に取り込まれ、子宮へと送られます。 卵巣がんは、がんが発生した場所によって「上皮性・間質性」「胚細胞性」「性索間質性」などの種類に分けられますが、90%以上が上皮性です。また、悪性度が低いものは「境界悪性腫瘍」と呼ばれるがんに分類されます。 卵巣がんの原因となる主要なリスク要因 卵巣がんの原因については ...

2018/10/8

子宮頸がんと子宮体がん、それぞれの原因と特徴とは

子宮は鶏卵ほどの大きさで、洋梨を逆さにしたような形をしています。左右には卵巣があり、子宮の上部からは、卵子を子宮へ運ぶ卵管が伸びています。 子宮の上部3分の2を「子宮体部」、膣へつながる下部3分の1を「子宮頸部」といいます。「子宮頸がん」とは、子宮頸部に発生するがんのことです。 子宮頸がんはウイルス感染によって起こるものがほとんど 子宮頸がんのほとんどは、性交渉によって感染するHPV(ヒトパピローマウイルス)によって引き起こされます。 HPVはイポなどの原因にもなるありふれたウイルスで、性交渉の経験のある ...

2018/10/8

膵臓がんの転移・再発のときの症状と苦痛の緩和

膵臓がん再発の初期症状はほとんどないか、あるいはほとんど気にならない程度のものです。はっきりとした症状が出現するようなときは、多くの場合でかなり深刻な状況といえます。 肝転移では腫瘍がよほど大きくならない限り、症状はほとんど見られません。腫瘍が大きくなって肝臓を押し広げるほどになると腹痛が生じることがあります。また、肝臓の中やすぐそばで転移した腫瘍によって胆汁の流れがうっ滞すると、黄疸が出現します。 また、うっ滞した胆汁に細菌感染が加わると胆管炎になりますので、多くの場合は38℃以上の発熱や腹痛などが見ら ...

2026/1/26

【2026年更新】膵臓がん手術後の苦痛はいつまで続く?後遺症・飲酒・食事・回復期間などを分かりやすく解説

膵臓がん手術後の痛みはいつまで続くのか こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。 膵臓がんの手術を受けた患者さんからよく聞かれる質問に「痛みや苦痛はいつまで続くのか」というものがあります。 手術後の回復過程や生活への影響について、不安を感じている方は少なくありません。 手術創の痛みについては個人差がありますが、少なくとも数ヶ月間は運動をする際に腹部に痛みが残ったり、ひきつれ感があったりします。 東京科学大学病院の報告によれば、日常生活の範囲内で軽作業程度なら術後1〜2ヶ月からは可能という患者さ ...

2018/10/8

再発した膵臓がんの治療法とは

大腸がんなど一部のがんでは転移(遠隔再発)したとしても、転移臓器の切除など積極的な手術を選択する場合があります。 しかし、膵臓がんの場合、再発は局所(手術部位)や肝臓、腹膜などに重複して起こることがほとんどであるため、再手術ができる人は極めて少ないといえます。多くの場合、化学療法(抗がん剤治療)や放射線治療を受けることになります。 膵臓がん再発の症状は? 膵臓がん再発の初期症状はほとんどないか、あるいはほとんど気にならない程度のものです。多くの場合、定期的に行うCT検査などで再発が発覚します。逆に言えば、 ...