京都府で癌封じの祈祷やお守りが購入できるお寺、神社【京都癌封じ7選】

がん専門のアドバイザー、本村です。

たくさんの患者さんをサポートするなかで「癌（がん）に関するお参りをしたい」「手術の成功祈願をしたい」「家族にお守りをプレゼントしたい」というメールをいただくことがあります。

そんな経緯で色々な寺社仏閣を調べたり、足を運んだりするようになりました。

【サイト内　特設ページ】

がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

→がんを治すための「たった１つの条件」とは？.

「癌封じ」の目的でお寺や神社を探すにあたって

厳密にいうと「癌封じ」は「癌にならないこと」を願う祈願です。

現時点で癌でない人が、癌にかからないように祈願することを癌封じといいます。

とはいえ現在は「再発を防ぐ」「転移を防ぐ」など「もう二度とがんにならない」という意味も含むようになっています。

ですので「癌封じ」は治療（手術、抗がん剤、放射線など）が成功する祈願であり、癌を克服するための克服する祈願である、ととらえてよいと思います。

そして病気が治るよう祈願することを「病気平癒祈願（祈祷）」といいます。

難病、病気を全て含むので癌はもちろん、血液系のがんである白血病、悪性リンパ腫や肉腫の治癒も含みます。

この記事を読まれる目的は１つ、「癌を治すこと」や「癌に関する治療が成功すること」だと思いますが、お寺や神社に参拝するなら「癌封じ」でも「病気平癒」でもどちらでも適しているといえます。

というわけで、がんの治癒を祈願するがん封じの祈祷や、がんや病気平癒のお守りを購入できる寺社仏閣は全国にありますが、今回は京都府にあるお寺、神社についてまとめてみたいと思います。

有名なところ、おすすめしたいところを含め、４つのお寺、３つの神社があります。

京都府京都市右京区　天龍寺の「癌封じ」守

天龍寺は「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されているお寺です。

後醍醐天皇を弔うために南北朝時代の1339～1345年に建立されました。その後度重なる大火により焼失と再建を繰り返してきましたが、1935年に現在の寺観となっています。

無病息災を願う「癌封じ」の六瓢箪

寺としてのご利益は開運、厄除け、安全祈願などですが、健康や病気平癒の祈願ももちろん可能です。

境内内の法堂（はっとう。衆に説法する場所）の横に「朱印所」があり、こちらで様々なお守りの品が授与されています。

その中に癌封じのお守りがあります。

お守りには6つの瓢箪（ひょうたん）があり、これを「むびょうたん」と呼びます。

瓢箪は縁起の良いものとされており、６つ揃えば無病（六瓢＝むびょう）息災とされ、病気の回復を願う＝むびょうを願う縁起物だということです。

お守りには解説がつけられており「脳、肺臓、心臓、肝臓、脾臓、腎臓」を病気から守り、「父、母、兄、弟、妻、子」の無病息災を祈ると書かれています。

この由来からすると脳腫瘍、肺がん、肝臓がん、腎臓がんの方に合うものだといえますが、無病息災を願うという意味ではがんの部位は気にしないでよいかもしれないですね。

天龍寺の住所と地図

住所：京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

天龍寺の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

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京都府京都市下京区　因幡堂平等寺の「癌封じ守」

因幡堂平等寺（いなばどうびょうどうじ）は、敏達（びたつ）天皇の子孫である橘行平（たちばなのゆきひら）由来の寺院です。

病気になった行平が神仏に祈っているとお告げがあり、海の底から薬師如来像を見つけて祀ったところ行平の病気が治ったことが寺の歴史のはじまりとされています。

ちなみに薬師如来とは「民の病患を救うという如来＝薬壺を持ち病気を治す仏様」です。

古来より薬師如来を祀る寺は病気平癒祈願や健康、安産祈願の場所として人を集めてきました。この「薬師信仰」は7世紀頃から盛んになり、日本の庶民に長く親しまれている文化といえます。

さて、因幡堂の本尊である薬師如来像は創建当初から残存する仏像だといわれ、平安中期から後期にかけて作られたものとされており、重要文化財に指定されています。

また、因幡堂の薬師如来は善光寺の阿弥陀如来、嵯峨清凉寺の釈迦如来とともに「日本三如来」といわれており、「京都十二薬師」にも数えられています。

癌に関する祈祷、癌封じのお守り

因幡堂では癌封じの祈祷ができます。

難病である癌の治癒を願って多くの人が訪れていたことから、「癌封じ」の薬師如来とされています。

癌封じの祈祷は随時受付されており、祈祷の時間は10時、11時、13時、14時、15時の5回になっています。祈祷料は一回5000円です。

毎月8日には薬師護摩を焚き、癌封じの祈願をされています。「護摩」とはサンスクリット語の「ホーマ」が語源で、意味は「燃やす」ことです。護摩祈祷で用いる薪にお願い事・住所・氏名などを記載した「護摩木」を焚くことで願いを成就させようとする祈念の方法です。

なお8日には境内で「手作り市」と呼ばれる市が開かれ、陶芸品や小物、雑貨類、お菓子類などが売られ、月の中で最もにぎわいを見せる日となっています。

二種類の癌封じのお守り

お守りは「薬壷」タイプのものと、通常のお守りタイプのもの、２種類があり500円で提供されています。

因幡堂の住所と地図

住所：京都府京都市下京区因幡堂町728

因幡堂の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

京都市新京極通　蛸薬師堂（永福寺）の癌封じお守り

阪急電車の河原町駅から徒歩5分、新京極通の中に蛸薬師堂（たこやくしどう）というお寺があります。京都12薬師霊場のひとつでもあります。

因幡堂と同じく、薬師如来を祀る小さな神社で、石像の薬師如来が本尊です。

このお寺の由来は、ある僧侶が「重い病に苦しむ母の好物」である蛸（たこ）を食べさせようとしたところ、蛸がお経に変わって瑠璃光を放ち、その光によって母の病が治った、という逸話にあります。

このような「蛸」と「薬師」にまつわる伝承は実は全国に存在しています。

様々な言い伝えがありますが、蛸は暗闇でも目が見える生き物ということで眼病を治すシンボルとされることが多いです。また「吸盤」によって吹き出物やイボ、コブを取り払うことができるとも言われています。

現代の病気でイボ、コブに関わるものといえば癌ですので、こういった伝承から癌封じにご利益があるお寺、といわれるようになったと思われます。

京都の蛸薬師堂に病気平癒や癌封じのご利益があるとされているのは薬師如来にまつわることはもちろん、蛸の言い伝えにも関係している、ということですね。

癌の治癒をお願いできる「なで薬師」

この木彫りのタコは「なで薬師」といわれ、左手でなでるとすべての病気が治るという言い伝えがあります。蛸薬師堂にお参りする人は薬師如来像への参拝はもちろん、なで薬師をなでていくそうです。

病気平癒の祈祷

「祈祷申込者は本堂参列可。祈祷料は5,000円より」という情報がありますが、狭い境内ですので一般のお寺や神社のように拝殿に入って祈祷を受ける、という形ではなさそうです。

一般的には無料で拝観、参拝させていただき、置いてあるノートや絵馬にお願い事を書いてお守りをいただく、という人がほとんどのようです。

病気平癒と癌封じのお守り

「あらゆる病気の人に」向けの病気平癒守のほか、癌封じ守があります。いずれも500円。

蛸薬師堂の住所と地図

住所：京都市中京区新京極通蛸薬師下ル東側町503

蛸薬師堂（永福寺）の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

京都府船井郡京丹波町　長源寺の癌封じ

京都には左京区にも長源寺というお寺がありますが、癌封じに関連するお寺は船井郡にあるほうのお寺です。丘陵地にある地元の小さなお寺、というたたずまいです。

拝殿があるタイプのお寺ではなく、建物の玄関から入り、参拝するには靴を脱いで上がらせてもらう、という形なので誰もいないと「どうしよう」となるかもしれませんが、住職さんは丁寧で優しい方と評判なので声を掛けてみましょう。

癌封じのお寺としての由来は、874年に文徳天皇の子「惟喬（これたか）親王」が出家され僧となり、この地で観音菩薩を祀られ、村人へのお礼として癌封じの秘法を伝えられたことにあるそうです。

癌封じのお祭りや祈祷

毎年7月の第1日曜日、8:00～15:00に開催される「観音まつり」が有名です。太鼓を叩きながら癌封じの祈祷をし、「癌封じ茶」がふるまわれるというお祭りで、京都府内や近畿圏内からたくさんの人が訪れるそうです。

癌封じの祈祷とお守り

個人の祈祷も受けられます。当日参拝でも祈祷を受けることはできるようですが、小さなお寺ですので事前に連絡しておくほうがよいと思います。癌封じのお守りも授与されています。

長源寺の住所と地図

住所：京都府船井郡京丹波町出野岡ノ下25番地

長源寺の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

京都府綴喜郡　猿丸（さるまる）神社の「癌封じ御守」

一風変わった名前の神社ですが、名前の由来は御祭神である「猿丸太夫（さるまるだゆう）」からきています。

猿丸太夫は平安時代初期頃の歌人とされ、この時代の三十六歌仙に数えられたとされています。没後は歌道の神として崇められ、江戸時代初期に猿丸神社が創建されました。

表向きは歌人で、実は天武天皇の皇子である弓削皇子、柿本人麻呂の世をしのぶ姿だという説もありますが謎の多い人と伝わっています。

癌との関連と癌封じのお守り

猿丸神社は、神社としては（戦前の社格でいうと）無格社であり、薬や医学などとは直接因果のない神社だといえますが、近年になってから「瘤（こぶ）取りの神」として信仰を集めるようになりました。瘤を取る＝癌封じにもご利益があるとされています。

いつ、どのタイミングで瘤（こぶ）取りの神として信仰されるようになったのか調べてみましたが由来はよく分かりませんでした・・・。

木箱入りの立派な癌封じのお守りが購入できます

木箱入りのものと通常のもの、2種類用意されています。木箱入りが1,300円、通常のものが700円です。

・ご利益

本殿横には木のこぶが奉納されており、身体の出来物や、がんが取れた人がその御礼に奉納したものだそうです。ここに置かれた木のこぶを持ち、病気のある個所を撫でると病気と闘う力が生まれるとされています。

また本殿の両脇のお猿さんの像（狛猿さん）を触ってから自分の悪い所を撫でると御利益があるとされています。

猿丸神社の住所と地図

住所：京都府綴喜郡宇治田原町禅定寺粽谷４４

猿丸神社の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

京都府京都市上京区　菅原院天満宮神社の癌封じ

菅原院天満宮神社（すがわらいん　てんまんぐう）は名前のとおり学問の神様、菅原道真が祀られている神社です。

菅原道真公を「天神様（てんじんさま）」として祀る神社は全国で約12,000社あるとされており、総本宮は福岡市にある「太宰府天満宮」です。

京都の烏丸通付近にあるこちらの神社は菅原氏の邸宅があった場所、と伝わっています。

道真公を「天神」として祀ることを天神信仰といいますが、なぜこれほど信仰されているかというと、道真公は学問の神、至誠の神とされていると同時に「厄除けの神様」ともされているからです。

厄を祓う、災いを祓う、というところから癌という難病を治せるよう、天神様に祈る、という風習もあるため病気平癒や長寿にもご利益があるとされています。

ですので、本殿にお参りするのはもちろんのことですが、癌封じで有名なのは、境内にある末社（本社に関連のある小さな神社のこと）、「梅丸（うめまる）大神」です。

梅丸大神の癌封じ

梅丸大神とは日本神話に登場する（スサノオなどの）神ではなく、道真公が預けたご神体を神格化した神、とされています。特に皮膚病や癌平癒にご利益があるとされています。

社の前にある「病気平癒石」に手を合わせてお参りし、置かれているハンカチで石を撫でて患部に当てることで病気回復を祈願する、という珍しい祈願の方法が紹介されています（ガーゼハンカチの初穂料は500円）。

また、木札に祈願内容を書いて納めると神社で祈祷してもらえる、とのことです。

癌封じの祈祷も受けられます

小さな神社ですが癌封じの祈願、病気平癒の祈祷（5,000円）も受けられます。当日の訪問、申し込みでもよいそうですが、参拝日が決まっていればあらかじめ予約したほうがよいとのことです。

祈祷の内容については詳しくお話を聞いてくれ、癌に関する手術の成功や、再発防止などの祈願をしてもらうことができます。このようなフレンドリーな祈祷は小さな神社ならではですので、とてもよい点だと思います。

癌封じのお守り、お札、絵馬、御朱印もあります。

癌封じのお守りが授与される神社は多くありますが、御朱印があるというのはここだけかもしれません。とても珍しいです。

癌封じ御守

癌封じお札

癌封じ絵馬

癌封じ御朱印

菅原院天満宮神社の住所と地図

住所：京都府京都市上京区烏丸通下立売下る堀松町408

菅原院天満宮神社の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

京都府亀岡市　稗田野神社の癌封じ

紅葉の名所としても有名な稗田野神社（ひえだのじんじゃ）は京都の西の方角、亀岡市にある神社です。

稗田野神社創建の言い伝えでは、紀元前（今から3,000年まえともいわれる）に、この土地にある林を切り拓き田畑を開墾して収穫した穀物を供えて、豊作と子孫の繁栄を祈ったことが由来とされています。社殿の後に土盛りがありこれが当時の祭祀の跡とされています。

社殿が造られたのは大和朝廷の時代、709年と伝わっているそうです。

祭神は保食命 （うけもちのみこと。穀物や食の神）、大山祇命（おおやまずみのみこと。山の神、長寿の神）、野椎命 （のづちのみこと。野の神、作物の神）の三柱です。

五穀豊穣、農作物にゆかりのある神社であり、特に毎年8月に行われる「佐伯灯籠」は農民の祭りとして国の無形民俗文化財に指定されています。

癌や病気との関連としてははっきり由来が明記されているわけではないですが、祭神である大山祇命が長寿、健康の神であることや、食＝命につながることに由来があると思われます。

癌封治瘤（がんふうじこぶ）の木

大きな鳥居の先にすぐ、「癌封治瘤（がんふうじこぶ）の木」と記載のある看板と、大きな樫の木があります。

「自分の体で気になるところを撫でてから、木の瘤（こぶ）を撫でてみよう」と書かれています。

古来より樫の木は悪病を吸い取るといわれているうえ、この木には大きなこぶがあることから、癌封じの木として信仰されてきたとされています。

癌封じの砂

拝殿の左右に砂の入った灰色のバケツがありますが、この砂に「悪霊退散・癌封治」にご利益があるとされています。

稗田野神社では毎年5月3日に癌封じの祭り「護身（ごみ）の祭」が行われます。この日には近畿各地から多くの参拝者が癌封じの祈願に訪れるそうです。

このお祭りでは神に願いを伝えるために大祓詞をよみあげ、護摩木を焚いて癌封じを祈願するのですが、そのときに敷かれている砂です。

自由に持ち帰ることができるそうで、説明には【袋に入れて本殿に参拝したあと、砂を持ち帰って、小皿に乗せて家の玄関口におき、「我が家に悪病が侵入しないように」「悪病が退散するように」お願いをしましょう】と書かれています。

癌封じの祈祷

個人の祈祷も可能で、病気平癒、癌封じの祈祷は7,000円より。大きな神社ではないので参拝日が決まったらあらかじめ問い合わせておくとよいでしょう。

また、御神木とされる護摩木に願い事と住所、氏名を書いて納めると宮司さんが祈祷をしてくれるとのこと（300円）。

これは個別祈祷ではなく、別の方の護摩木と合わせて祈祷されるそうです。

癌封じのお守り

病気に関するお守りは３種類あり、癌封治守、悪病退散守、病気平癒守があります。

その他、ブレスレッドタイプの「癌封治水晶石の環ブレスレット守」があります。

稗田野神社の住所と地図

住所：京都府亀岡市ひえ田野町佐伯垣内亦1

稗田野神社の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

京都府京都市伏見区　伏見稲荷大社の病気平癒守

京都には多くの歴史あるお寺、神社があります。疫病消除の神様が祀られている八坂神社や、疫病封じのために創建された今宮神社など、病気平癒に関連するところも多くあります。

これらの大きな寺社から１つ、稲荷大社の総本宮として全国的に有名な伏見稲荷大社を挙げたいと思います。千本鳥居は外国人の方にもよく知られています。

庶民の信仰の社とされるお稲荷さんでは商売繁盛や家内安全などについても篤く信仰されていますが、病気平癒もその１つです。

癌との関連

伏見稲荷大社は大変ひろく、さまざまな社がありますが、病気平癒や薬に関するところが薬力大神が祀られている「薬力社（やくりきしゃ）」です。

癌封じなど、癌という病気を指定して治癒を祈願するというわけではないですが、薬効、薬害防止、健康長寿を薬力大神さまに願う場所、ということになります。

また薬力大神境内にある井戸水はご神水と言われ、このお水で薬を飲むと、薬がよく効くとされています。またこの水を用いて茹でたたまごは「健康たまご」として販売されています。

お土産品として売られている薬力の湯（漢方の入浴剤）はアトピーに効果があるとして人気があります。

病気平癒を願うお守り

桐箱入りの立派な病気平癒守（1500円）が購入できます。京都の伏見稲荷は国内、海外でも有名な神社ですので特にプレゼントとして喜ばれると思います。

伏見稲荷大社の住所と所在地

住所：京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地

伏見稲荷大社の営業時間、電話番号、最寄り駅、駐車場など

癌封じのお守りが欲しいけど遠くて行けない・・・時間がない・・・という人へ

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癌封じのお守りを通販で購入、郵送してもらえる神社やお寺