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がん専門アドバイザー 本村ユウジ

50.症状と対処法

【2026年更新】がん患者さんの頻尿と夜間頻尿について解説。原因別の対処法と最新治療

こんにちは。がん専門のアドバイザー、本村ユウジです。

がんの治療を受けている方の中には、トイレが近くなったと感じる方が少なくありません。特に夜間に何度も目が覚めてトイレに行くようになると、睡眠不足から体力の低下や日中の倦怠感につながり、闘病生活の質を大きく損なう要因となります。

この記事では、がん患者さんに起こる頻尿について、その原因から具体的な対処法まで、2026年時点の最新情報を含めて詳しく解説します。


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頻尿とは何か

医学的に頻尿とは、排尿回数が通常より多い状態を指します。具体的には、日中の排尿回数が8回以上、夜間の排尿回数が2回以上ある状態が目安とされています。

頻尿には大きく分けて2つのタイプがあります。1つは尿量そのものが多いために排尿回数が増える多尿型、もう1つは尿量は正常でも1回の排尿量が少なく、結果的に排尿回数が増える型です。

膀胱は通常、300~400ml程度の尿を蓄えることができます。しかし、膀胱容量が減少したり、膀胱壁への刺激があったりすると、尿が十分にたまっていなくても強い尿意を感じるようになり、頻尿が生じます。

がん患者さんの頻尿の主な原因

がん(腫瘍)そのものによる頻尿

膀胱がんが進行すると、腫瘍が膀胱の容量を占拠するため、尿をためるスペースが少なくなります。また、浸潤性の膀胱がんでは、腫瘍が排尿筋に広がることで膀胱の正常な収縮や弛緩が妨げられ、頻尿が起こります。

膀胱やその周辺にできた腫瘍が膀胱を圧迫することも頻尿の原因となります。さらに、脳腫瘍によって脳の排尿をコントロールする部分に障害が生じた場合も、頻尿や尿漏れの原因になることがあります。

手術による頻尿

前立腺がん、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、直腸がん、大腸がんなどの手術では、骨盤内の神経に傷がつくことがあり、排尿のコントロールがうまくできなくなることがあります。

特に直腸がんの手術でリンパ郭清を行う際に骨盤内の自律神経が損傷すると、損傷の程度や部位によって尿意の低下、排尿困難、尿失禁などが起こりやすくなります。ただし、近年は自律神経温存手術が標準化されており、腹腔鏡手術やロボット支援手術による神経温存技術も進歩しています。

手術後の頻尿や尿漏れの症状は、多くの場合、手術後半年程度で徐々に改善します。しかし、症状が残る方もいらっしゃいます。

放射線治療による頻尿

下部尿路や骨盤内臓器への放射線照射の副作用として、排尿を支配する神経に影響が及び、頻尿、尿漏れ、尿閉などの排尿障害が起こることがあります。

放射線照射により膀胱が萎縮して容積が減少すると、少量の尿しかためられなくなり、頻尿が生じます。また、放射線治療の影響で膀胱炎を発症し、それが排尿障害につながることもあります。

薬剤による頻尿

細胞障害性の抗がん薬や支持療法で使用される薬剤の副作用で排尿障害が起こることがあります。

特にオピオイド系の鎮痛薬、向精神薬、抗不安薬、三環系抗うつ薬、気管支拡張薬、鎮咳薬、鎮痙薬などは、膀胱収縮力を低下させたり尿道の抵抗を大きくしたりして、排尿症状や尿閉を引き起こすことがあります。

その他の原因による頻尿

がん治療以外の要因として、次のようなものが頻尿の原因となります。

膀胱炎、尿道炎、前立腺炎などの炎症性疾患は、膀胱壁への刺激により頻尿を引き起こします。前立腺肥大症では尿を少量ずつしか出せなくなり、頻繁な排尿が必要になります。

糖尿病や尿崩症による多飲多尿、脳梗塞などによる膀胱の知覚異常、膀胱結石による膀胱粘膜への刺激、心因性や薬剤性の要因なども頻尿の原因となります。

終末期における頻尿

がんの終末期には、がんの種類を問わず排尿障害が起こることがあります。頻尿、尿失禁、排尿困難、膀胱部痛、血尿、上部尿路閉塞などが見られ、複数の症状が同時に現れることも多くなります。

終末期のがん患者さんでは、尿路感染が排尿障害の原因となるケースが多く、出血性膀胱炎の併発や尿道留置カテーテルが原因で血尿が出ることもあります。


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医療者に報告すべき情報

頻尿の症状がある場合、医師や看護師に以下の情報を伝えることが重要です。

排尿回数、1回あたりの尿量、残尿の有無と程度、夜間の排尿回数などを記録しておくと診断の助けになります。排尿日誌をつけることで、より正確な情報を提供できます。

頻尿がいつから始まったか、症状の経過、過去の病歴、現在治療中の他の疾患についても報告します。

食生活、就寝時間、睡眠時間、水分の摂取量と内容、コーヒーなどのカフェイン飲料の摂取状況、服用している薬剤についても重要な情報です。


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頻尿の対処法と治療法

原因疾患への対応

頻尿の原因となっている疾患がある場合、まずその治療が検討されます。膀胱がんに対する手術や、尿路感染症に対する抗生物質治療などが該当します。

入院中の場合は、ベッドの位置をトイレに近い場所にするなど、環境面での配慮も行われます。

行動療法(骨盤底筋体操)

骨盤底筋は、骨盤の底で膀胱、子宮、直腸などの臓器を下から支えている筋肉群です。この筋肉が緩むと、尿道を締める力が弱くなり、頻尿や尿漏れが起こりやすくなります。

骨盤底筋体操は、肛門、尿道、膣を締めることで骨盤底筋を鍛える方法です。具体的には次のように行います。

姿勢 方法 回数・時間
仰向けに寝る 膝を立てて足を肩幅に開き、肛門・尿道・膣を締めて5~10秒キープし、30秒リラックス 10回を1セット、1日数セット
椅子に座る 背もたれに腰をあずけ、肩の力を抜いて陰部全体を引き上げるように締める 短い収縮と長い収縮を組み合わせる
立った状態 日常生活の中で思い出したときに骨盤底筋を締める 1日6セット以上が目標

骨盤底筋体操は、効果が現れるまでに1~3か月かかります。継続することが重要で、毎日の習慣として取り入れることが推奨されています。

注意点として、骨盤底筋以外の筋肉(腹筋、お尻、太もも)に力を入れないようにします。他の筋肉に力が入ると腹圧がかかり、骨盤底が下がってしまう可能性があります。

膀胱訓練

膀胱訓練は、尿意を感じてもすぐにトイレに行かず、少し我慢することで膀胱の容量を増やす方法です。

たとえば、毎回100mlで尿意を感じる方が、尿意を感じてから5~10分待ってからトイレに行くと、120~130mlの尿がたまったところで排尿することになります。これを繰り返すことで、徐々に膀胱が尿をためられる容量が増えていきます。

ただし、女性の場合、長時間我慢しすぎると膀胱炎のリスクが高まるため、いつもより5~10分程度長く我慢する程度にとどめます。

薬物療法

過活動膀胱による頻尿に対しては、主に2種類の薬剤が使用されます。

薬剤分類 作用機序 主な薬剤 特徴・副作用
抗コリン薬 副交感神経を抑えて膀胱の過剰な収縮を抑制 ポラキス、バップフォー、ベシケア、ウリトス、トビエース、ネオキシテープ(貼り薬)など 口渇、便秘、排尿困難などの副作用あり。高齢者では少量から開始。長期使用で認知機能への影響が指摘されている
β3受容体作動薬 交感神経を刺激して膀胱の弛緩を促進 ベタニス(ミラベグロン)、ベオーバ(ビベグロン) 口渇、便秘が少ない。日本で開発された比較的新しい薬。継続率が抗コリン薬より高い

これらの薬剤は、症状の程度や副作用の状況に応じて選択され、場合によっては併用されることもあります。

抗コリン薬は長い歴史があり有効性が確立されていますが、口渇や便秘の副作用が問題となることがあります。また、近年の研究では、強力な抗コリン薬への長期曝露が認知症のリスクを高める可能性が指摘されています。

一方、β3受容体作動薬は抗コリン作用がないため、口渇や便秘などの副作用が少なく、認知機能への影響も少ないとされています。ただし、切迫性尿失禁に対する効果は抗コリン薬よりやや弱い面があります。

薬物療法で効果が不十分な場合、八味地黄丸や牛車腎気丸などの漢方薬が併用されることもあります。これらは特に夜間頻尿に有用とされています。

生活習慣の見直し

肥満は頻尿のリスク要因となります。BMIが27以上の方は、それ以下の方に比べて頻尿リスクが1.5~2倍になるとされています。肥満により骨盤が広がって骨盤底筋の働きが低下し、また内臓脂肪が膀胱を圧迫するためです。適正体重の維持が推奨されます。

夜間頻尿対策として、夕方以降の水分摂取量を調整する、就寝前にカフェイン飲料を避ける、就寝前に排尿を済ませるなどの工夫も有効です。

ただし、水分摂取を極端に制限すると脱水や尿路感染のリスクが高まるため、適切な水分摂取を維持することが重要です。

その他の治療法

がんの手術後の重度の尿失禁で、生活に支障がある場合には、コラーゲンを尿道に注入したり、人工尿道括約筋手術を行ったりすることもあります。

難治性の過活動膀胱に対しては、ボツリヌス毒素の膀胱内注入療法が検討されることもあります。

頻尿と日常生活の質

頻尿は日常生活、特に生活の質(QOL)に影響を与えます。夜間頻尿により睡眠の質が低下すると、日中の眠気や倦怠感が生じ、転倒のリスクも高まります。

尿漏れがある場合は、尿取りパッドやおむつを上手に活用することで、外出時の不安を軽減できます。製品には時間帯や性別に特化したものがあり、体の状態や生活リズムに合わせて選択できます。

症状の原因や程度に合わせた対処方法がありますので、遠慮せずに医師や看護師に相談することが大切です。

まとめ

がん患者さんの頻尿は、がんそのもの、手術、放射線治療、薬剤など、さまざまな要因で起こります。原因を特定し、適切な対処を行うことで、症状の改善が期待できます。

骨盤底筋体操や膀胱訓練などの行動療法は、継続することで効果が現れます。薬物療法では、抗コリン薬とβ3受容体作動薬があり、症状や副作用に応じて選択されます。

頻尿は生活の質に大きく影響する症状ですが、適切な治療と対策により改善が可能です。気になる症状がある場合は、早めに医療者に相談し、自分に合った対処法を見つけることが重要です。

参考文献・出典情報

  1. 国立がん研究センター がん情報サービス「頻尿・尿漏れ」
    https://ganjoho.jp/public/support/condition/urine01/index.html
  2. 国立がん研究センター がん情報サービス「頻尿・尿漏れQ&A」
    https://ganjoho.jp/public/support/condition/urine01/qa01.html
  3. がん情報サイトAssist「がん患者さんの排尿障害」
    https://oncology-assist.jp/patient/urinary-disorder/ud01.php
  4. 日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会「過活動膀胱診療ガイドライン 第3版」2022年
  5. 日本緩和医療学会「がん患者の泌尿器症状の緩和に関するガイドライン2016年版」
    https://www.jspm.ne.jp/files/guideline/urology_pdf/urology01.pdf
  6. 大鵬薬品工業「骨盤底筋運動~頻尿・尿もれの改善に」
    https://www.taiho.co.jp/chc/brand/harncare/exercise/
  7. クラシエ「夜間頻尿にもう困らない。自分でできる骨盤底筋群のトレーニングとおすすめの漢方は?」2025年
    https://www.kracie.co.jp/kampo/kampofullife/body/?p=14800
  8. 花王「尿もれ改善 骨盤底筋トレーニング5つの方法」2025年
    https://www.kao.co.jp/laurier/health/040/
  9. 東京女子医科大学「骨盤底筋訓練」
    https://twmu-amc.jp/mce/prsurgery/contents/training.html
  10. ユニ・チャーム「薬による治療|尿もれ百科事典」
    https://jp.charmnap.com/ja/go_hospital/005.html

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本村ユウジ
本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

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