人気コンテンツ累計150,000名以上に読まれています。無料ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」プレゼント中です。

02.がんについて

光免疫療法(近赤外線免疫療法)の治験の進捗状況は?

※この記事は、光免疫療法(近赤外線免疫療法)の解説+直近の臨床試験(治験)の結果について掲載しています。

2019年以降の臨床試験の進捗についてはその都度更新しています。


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


光免疫療法(近赤外線免疫療法)とは?

光免疫療法(近赤外線免疫療法)の治験の進捗状況

テレビのリモコンでも使われている近赤外線。

そのレーザー光を体の表面に照射することでがん細胞を攻撃する、新しい治療法の実用化への期待が年々高まっています。

これは「がん光免疫療法(近赤外線免疫療法)」と呼ばれる治療法で、米国国立衛生研究所(NIH)主任研究員の小林久隆医師が10年以上の研究の成果として発案され、当時のオバマ大統領が「がん治療は大きく変わる」とコメントを出したほどです。

この治療は、化学反応と免疫機能の両方を利用した治療法になります。

まず、がんだけに結合する抗体に光の増感剤を結合させた薬剤を投与します。すると、抗体ががんのところ(抗原)に増感剤を運びます。

そこに体外から近赤外線を当てると、増感剤が化学反応を起こしてがん細胞を破壊します。

壊れたがん細胞から出てきた物質が免疫を誘導すると言われています。それによって全身の免疫細胞が活性化することで、近赤外線が照射されていない部位まで効果が及ぶ可能性があります。

2018年に頭頚部がんの患者を対象にEGFR抗体に光感受性物質を組み込んだ薬剤の効果と安全性を検証する医師主導の(公募ではない)臨床試験が、国立がん研究センター東病院で行われ、2019年には食道がんにおいても臨床試験が開始されると報告がありました。

近赤外線が届くのは体表から2~3センチ

EGFR抗体は分子標的薬のセッキシマブとして、大腸がん、頭頚部がんなどの治療に使われています。分子標的薬の治療では、抗がん剤を付けたEGFR抗体が、がん細胞の表面に出ているEGFRたんぱく質に結合してがんを攻撃します。

他に、放射免疫療法という治療法でも用いられています。その治療では抗体が運んだ放射性物質が放射線を出し、がん細胞を破壊します。

それらに対し、光免疫療法においては、EGFR抗体は抗がん剤や放射性物質の代わりに光感受性物質をがん細胞に運ぶだけにとどまります。がんを攻撃するスイッチは体の外から照射する近赤外線であり、薬剤の投与量が大幅に少ないことが特徴です。

加えて、分子標的薬治療や放射免疫療法においては、抗体が抗原と結合すると自動的に攻撃が開始されるので、正常細胞が攻撃に遭うこともあります。

しかし、光免疫療法では攻撃のスイッチは医師が操作する近赤外線なので、必要な所だけを治療することができます。

正常細胞での障害が起こりにくいため、分子標的薬治療や放射免疫療法に比べても薬剤自身の副作用も少なくなります。

実際の治療は、局所麻酔したあと、がんのある部分に抗体を注射して行われます。近赤外線が届くのは体表から2~3センチメートルで、近赤外線をまんべんなく当てられるよう、色々な方向から照射していきます。

なお光免疫療法で使う近赤外線は高出力ですが、正常な皮膚に照射しても痛みなどの症状はほとんどありません。

以下、臨床試験(治験)の結果や進捗の情報です。

※新しい情報を上部に記載しています。


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


光免疫療法(近赤外線免疫療法)の2019年8月現在の状況が分かる記事

楽天メディカルが開発中のASP-1929は、1種以上の全身化学療法 (プラチナ製剤を中心とした治療を推奨)を含む、少なくとも2種類以上の治療歴を有する局所再発頭頸部がん患者さんを対象として国際共同第3相臨床試験「LUZERA-301」が行われています。

つまり、現在臨床試験が行われているのは「頭頸部がん」のみで、条件として「過去に抗がん剤治療を実施したあとに局所再発した患者さん」ということになります。まだ体幹部のがん(胃がんや大腸がん、肺がんや膵臓がんなど)には試験が行われていないという段階です。

がんの治療法の承認は「がんの部位ごと」に行われるため、体幹部のがんに対する光免疫療法の実現はまだ道のりが始まっていないということがいえますが、頭頸部がんは第三相という最終試験の段階まで来ている、ということです。

アメリカでの臨床試験の結果(2019年7月)

米国立保健研究所と契約をしている、楽天メディカル(光免疫療法の臨床研究、開発を担っている)が2019年7月に最新の臨床試験の結果を報告しました。

手術や抗がん剤などの治療で効果がなかった米国の30人の頭頸部(けいぶ)がんの患者を対象にした第2a相の治験の結果、4人はがんが消え、9人は縮小していた。この治療法と関連があるとみられる重篤な有害事象は3人にあった。

とのこと。

それを受けての私のツイートです。

少し詳しく解説します。

進行頭頸部がん30人のうち4人の腫瘍消え9人が縮小、ということは、13人には効果があり、17人には効果がなかった、という結果です。

奏功したのが半数以下、というのは化学療法(薬をつかった治療)ではふつうというか、そこそこ良い成績といえますし、対象が「手術や抗がん剤などの治療で効果がなかった患者さん」ですので、今までの常識からいえば「かなり高い治療効果」であるといえます。

とはいえ、光免疫療法は「これで人類はがんに勝てるかもしれない」というほど期待されていた治療手段です。

進行して、難治性の頭頸部がん、ということ以外は明らかでないので、具体的にどのがんが、どのくらいの治療を行い、どうなったのか(何にも変化がなかったのか?など)が分かりませんが、期待されていたよりも低調だった、といえるかもしれません。

今後はもう少し大規模な臨床が行われるはずであり、効果が出やすいがんの部位やタイプなども明らかになっていくでしょう。

アメリカでの臨床試験の結果(2019年2月)

アメリカでは頭頸部がんの局所再発進行がんに対する臨床試験が行われ、15人中14人で一定程度のがんの縮小がみられ、うち7人はCTなどでがん細胞がみえない状態になったと報告されています。

ほとんどは経過が良好で、当初数か月の余命と見なされたにもかかわらず、1年以上生存した例も報告されています。

放射線療法や凍結療法などに比べても治療成績は良好で、その背景には免疫の活性化が関与している可能性もあります。

頭頸部がんのほかにEGFRを出す大腸がん、胃がん、食道がん、胆道がんなども展開次第では光免疫療法の治療対象になる可能性があります。

EGFR以外の抗体も開発されれば適応範囲はさらに広がりますし、たとえば、内視鏡の先端から近赤外線が出るような装置が開発されれば、体表から届かないところにあるがんを治療することも可能となるかもしれません。

特に高齢者にとっては体への負担のより少ない治療法として期待が高まっています。光感受性物質はシンプルな構造なため、製造のコストは低くなる見通しで医療費を抑えられる可能性がある点も大きなメリットといえます。

 

・・・・・・・・・・

 

がんに関する情報は、世の中に溢れています。

そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

詳しくはこちらのページで。

 

がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、話題になっている「がんゲノム医療」とは何か、というテーマの記事です。 専門用語、難解な言葉が登場しやすく「いまいち、理解できない」という人が多いので、でき ...

-02.がんについて

© 2025 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ