06.食道がん

食道がんを発見するための検査の流れ

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「発見しにくい」といわれている食道がんですが、最近は人間ドックを受ける人々が増え、症状のない早期の食道がんで発見されるケースが増えてきました。

人間ドックなどの検診で食道がんが疑われると、精密検査となって専門の診療科を受診することになります。

ここで行われる検査は「内視鏡検査」が基本です。ヨード液を食道粘膜に散布してがん細胞を確認するのです。正常細胞は茶色に染まりますが、がん細胞は染まらないという特徴を活用してがん細胞を見付けます。

しかしこのヨード液を使う検査は、検査後に胸焼けが続くことで患者にとっては苦しい点があります。そこで、今は「NBI(ナローバンドイメージング)」という方法を用いて検査する医療機関が増えています。

NBIは光学的に特殊な操作を加えて血管の中の赤血球を見えやすくし、血管の乱れを判別することで食道がんの有無を調べる方法です。

最も見逃されやすいのは下咽頭から頸部にできる食道がんですが、そこにはヨード液をかけることができません。患者がむせて咳き込んでしまうからです。内視鏡を挿入するにも、ここでゆっくりしていると咽頭反射を起こし、やはり患者は辛い思いをします。

しかし、NBIの場合、内視鏡の画面は一瞬に変わり、問題なく確認できます。NBIで見ておいて、さらにその血管網を拡大すると非常によく分かるとされています。今日の食道がんの検査ではNBIは必須だといえます。

そして、がん細胞の深さを知るには「超音波内視鏡検査」が行われます。内視鏡に超音波装置をセットして、がん部分に超音波を当てて調べる方法です。また、リンパ節や周囲の臓器への転移の有無を調べるには「CT(コンピュータ断層撮影)検査」や「MRI(磁気共鳴断層撮影)検査」が用いられています。

食道がんの場合、早い段階から転移があるので思わぬ遠隔転移があるということも否定できないため、全身の転移状況を調べる「PET(陽電子放射断層撮影)検査」も活用するケースがあります。

以上、食道がんについての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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本村ユウジ
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