08.子宮頸がん

子宮頸がんの治療法|子宮頸がんのステージと標準治療法

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子宮頸がんの治療法

毎年、新たに子宮頸がんにかかる人は約7000人。とくに最近は、20~30代で急増しています。治療の基本は手術で、薬物療法は手術、放射線療法に続く3番目の治療法となっています。

■子宮頸がんの進行期(ステージ)分類と標準治療

・Ⅰ期
がんが子宮頸部にとどまっているもの

Ⅰa期
肉眼的には見えないがん。浸潤の深さが5mm以内で、縦軸方向への広がりが7mmを超えないもの

Ⅰa1期
深さが3mm以内で、広がりが7mmを超えないもの
標準治療:手術
Ⅰa2期
深さが3mmを超えるが5mm以内で、広がりが7mmを超えないもの
標準治療:手術

Ⅰb期
肉眼的に見えるがん

Ⅰb1期
病巣が4cm以内のもの
標準治療:手術+術後補助療法(放射線療法か同時化学放射線療法)
Ⅰb2期
病巣が4cmを超えるもの
標準治療:手術+術後補助療法(放射線療法か同時化学放射線療法)

・Ⅱ期
がんが子宮頸部を超えて広がっているが、膣壁の下1/3または骨盤壁には達していないもの

Ⅱa期
膣壁に浸潤しているが、子宮の周囲の組織(子宮傍結合織)には浸潤していないもの
標準治療:手術+術後補助療法(放射線療法か同時化学放射線療法)
Ⅱb期
子宮の周囲の組織に浸潤しているもの
標準治療:手術+術後補助療法(放射線療法か同時化学放射線療法)

・Ⅲ期
がんの浸潤が膣壁の下1/3に達するもの、または骨盤壁に達するもの

Ⅲa期
膣壁浸潤は下1/3に達しているが、子宮の周囲の組織への浸潤が骨盤壁には達していないもの
標準治療:同時化学放射線療法か放射線療法
Ⅲb期
子宮の周囲の組織への浸潤が骨盤壁に達しているもの(水腎症、無機能腎を含む)
標準治療:同時化学放射線療法か放射線療法

・Ⅳ期
がんが膀胱や直腸の粘膜を侵すか、小骨盤腔(恥骨と仙骨の間の空間)を超えて広がっているもの

Ⅳa期
膀胱や直腸の粘膜へ浸潤しているもの
標準治療:同時化学放射線療法か放射線療法
Ⅳb期
小骨盤腔を超えて広がっているもの
標準治療:全身化学療法

■Ⅱ期までなら手術を選択 同時化学放射線療法も

治療方針は、がんの進行度によって違ってきます。基本は手術ですが、放射線もよく効くので、補助的に用いられます。

・Ⅰa1期、Ⅰa2期

日本では、Ⅰa期にあたる早期の微小浸潤がん、初期浸潤がんでは、まず手術を考えます(外国では放射線治療を検討することがあります)。その際、通常は子宮をすべて切除する「単純子宮全摘出術」が行われますが、Ⅰa1期で妊娠を強く希望し、また手術で切除した断端が陰性(がんが認められない)であるなど、一定の条件がそろったときは、子宮を残す「子宮頸部円錐切除術」で経過を見ることがあります。

Ⅰa2期は子宮と周囲のリンパ節を切除する治療(準広汎子宮全摘出術+骨盤リンパ節郭清)が行われます。

・Ⅰb期~Ⅱa期

Ⅰb期~Ⅱa期も広汎子宮全摘出術と骨盤リンパ節郭清をしますが、手術後にリスク分類をして、中リスク群、高リスク群に該当したときは、術後補助療法として放射線療法か同時化学放射線療法(CCRT)をするのが一般的です。

・Ⅱb、Ⅲ期以降

Ⅱb期以降では手術単独で根治を目指すことは難しく、同時化学放射線療法が第1選択になります。Ⅳ期でも全身に転移があるようなⅣb期では全身化学療法が選ばれます。

■子宮頸がんの術後再発リスク分類

・中リスク群

骨盤リンパ節に転移がない、および子宮の周辺の組織に浸潤していないがんで、以下のいずれかの項目を満たすもの
①大きな頸部腫瘤がある
②深い頸部への浸潤がある
③脈筐侵襲陽性

・高リスク群

以下のいずれかの項目を満たすもの
①骨盤リンパ節に転移がある
②子宮の周辺の組織に浸潤がある

以上、子宮頸がんについての解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

納得できる判断をするためには正しい知識が必要です。

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たった1つの条件とは

本村ユウジ
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