10.肝臓がん

肝臓がんと「ホルモン異常」体内へのホルモンの蓄積

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肝臓がんと「ホルモン異常」

肝臓の重要な機能の1つに、いろいろな内分泌腺でつくられた生成物(ホルモン)の分解があります。甲状腺や副腎、ランゲルハンス島(膵島。膵臓の中のホルモン分泌細胞)、女性の卵巣、男性の睾丸などの内分泌腺は、それぞれ特有のホルモンをつくって放出しています。

しかし、これらのホルモンが、役割を終えた後でいつまでも体内に残っていると、逆に障害を引き起こす要因となります。そこで、用済みとなったホルモンは、すみやかに分解しなければなりません。

しかし、肝臓がんによって肝臓の機能が低下すると、これらのホルモンをすみやかに分解することができなくなるため、ホルモンが体内に蓄積されていき、さまざまな症状を引き起こすようになります。

その例として、男性にしばしば見られるのが、女性のように乳房がふくらむ「女性化乳房」です。これは、男性の体もある程度つくり出す女性ホルモン(エストロゲン)が蓄積され、乳腺を刺激するために引き起こされる症状です。エストロゲンが強く作用すると、勃起障害(ED)になることもあります。

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