05.肺がん

肺がんの一次検診の進め方(エックス線と痰を調べる細胞診)

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肺がんのタイプと分類方法

肺がんの一次検診の進め方(エックス線と痰を調べる細胞診)

肺がん検診に行ったときや、症状から受診して肺がんが疑われるときは、まず問診、胸部X線検査(ハイリスク者は喀痰(かったん)細胞診の併用または低線量CT撮影)をおこないます。

ハイリスク者とは、50歳以上で喫煙指数(1日喫煙本数×喫煙年数)が600以上の人か、または40歳以上で6カ月以内に血痰のあった人をさします。喫煙指数は、「ブリンクマン指数」ともいいます。

■肺がんの問診で確認されること

肺がん検診での問診の内容は、現在の病状やこれまでにかかった病気(既往歴)、家族のかかった病気(家族歴)、これまで検診を受けたことがあるか(検診歴)、あればその際の検診結果などです。また、喫煙歴と血痰はハイリスクの判断に必要ですので、喫煙開始年齢や喫煙年数、1日の喫煙本数、血痰の有無や時期についても聞かれるでしょう。

■胸部エックス線検査

胸部エックス線検査では、肺に異常な影(腫瘤)がないかをチェックします。異常があれば、つぎのステップで腫瘤を少し採取し、がんかどうかを詳しく調べます(生検)。肺に腫瘤がある場合、胸部エックス線画像では辺縁が滑らかでない、白い影がみえます。もちろん、種類によって場所や見え方が変わってきます。

1.扁平上皮がんの見え方

扁平上皮がんはのため、胸の中心近くに多くみられ、腫瘤のなかが空洞になっていることがよくあります。

2.腺がんの見え方

腺がんは辺縁のけば立ちが強く、また肺野型のため胸膜を巻き込んだ像(胸膜陥入)が
みられ、血管や気管支が腫瘤に向かって集まってきます(血管・気管支の収束)。

3.小細胞がんの見え方

小細胞がんは扁平上皮がんと同じく、胸の中心にある太い気道に発生し、発育速度が速いため、最初の診察の段階でリンパ節転移が発見されることがあります。リンパ節転移がある場合には、エックス線検査でも肺門部のリンパ節腫大がみられることがあります。

4.大細胞がん

大細胞がんは肺野部に大きな腫瘤が認められます。直径で6cmを超えこともあります。
ただ、同じ肺野型でも腺がんと違い胸膜陥入は少ないです。

■喀痰(かったん)細胞診

喀痰検査とは痰を採取し、そのなかにがん細胞があるかないかを調べる検査です。痰を採取するだけでできるので、からだへの負担が少なく、また医療機関に行かなくても郵送検診が可能な「肺がん検診喀痩検査キット」もあります。

喀痰検査は、肺がん検診では主にハイリスク群に対しておこなわれます。この検査でがん細胞がみつかった場合は、肺がんの可能性が高いといえます。

気管に近い肺門型の肺がんでは痰中にがん細胞が含まれる可能性が高いため、喀痰検査は感度は高くなります。一方、肺野型の肺がんでは感度が低く、がん細胞がみつからないことも多くあります。

また、1回の検査ではがん細胞が出てこないこともあるので、3回つづけて痰を採取する必要があります。このようなことから、喀痰検査で迅速に診断ができる肺がんは、一部の肺がんだけといえます。

以上、肺がんの検査についての解説でした。

肺がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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