16.前立腺がん

前立腺がんの治療と男性機能(勃起機能)障害、尿もれ(失禁)

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前立腺がんの治療と男性機能(勃起機能)障害

■男性機能を損なわずに前立腺がんの治療を受けられるか?

いまのところ男性機能(勃起機能)を100%残せると断言できる治療法はありません。手術、外照射治療、ホルモン薬によるホルモン療法など、どの治療法を選んでも、多かれ少なかれ男性機能が損なわれる可能性は否定できない、というのが現状です。

とくに、手術や放射線によってがんを完全に切除することや死滅させることを優先すればするほど、どうしてもその可能性が大きくなってしまいます。

ホルモン療法を受けた場合は、薬によって男性ホルモンを抑えることになり、勃起の指令が出せなくなるという影響が出てしまいます。

ただし、手術や外照射治療では、できるだけ男性機能への影響を少なくし機能を温存できるような方法が開発されてきています。

たとえば、放射線による密封小線源療法(ブラキセラピー。体内に放射線物質を埋め込む治療法)では、40~80%の人は男性機能が温存されるといわれています。低リスクのがんであれば、同じ放射線による外照射療法や手術と比べても同等の治療効果を保ち、男性機能への影響を抑えることができます。

手術では、勃起を支配する神経を温存する神経温存手術があり、ある程度の確率で、男性機能を残すことができます。

前立腺がんの治療法を選択する際には、まず、自分のがんのリスク分類を踏まえ、そのうえで選択できる治療法、それぞれの治療効果(生存率、再発率など)と男性機能の障害などの副作用について、納得いくまで説明を受けるようにしましょう。

■前立腺がんの治療では尿もれ(失禁)は必ず起きるのか

頻度は異なるものの、手術を行った場合、手術直後はどうしても尿がもれやすい傾向にあります。完全に予防するということは困難です。ただし、約1力月で回復します。

病院によって違いはありますが近年の傾向では入院期間中(約10日間)に約6割の患者さんが、生活に支障をきたさない程度まで回復することが分かっています。手術の場合は医師の技術が影響するので、施設の成績を確かめておくことが大切です。自分でできる尿もれ改善のための体操もありますので、担当の医師や看護師に相談しましょう。

また、手術だけでなく、放射線の外照射療法や密封小線源療法でも排尿障害がおこることがあります。日常生活に困るほど気になる場合には、治療も可能です。

以上、前立腺がんに関する解説でした。

がんと診断されたあと、どのような治療を選び、日常生活でどんなケアをしていくのかで、その後の人生は大きく変わります。

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