24.放射線治療

がんの放射線治療を受けるなら。良い病院の見分けかた

更新日:

癌放射線治療病院選び

患者が安心できる病院とは

がんの場合、治療には長い時間がかかります。

長い闘病生活の時間を考えると「良い病院」とは「患者が信頼できる病院であること」だといえます。患者が安心して治療を受けられる病院かどうか。これを見分けるにはどうすればよいのでしょうか。

ここでは放射線治療を受けるにあたって、どう選べばよいのかに触れますが、病院としての基本的な部分はとても重要です。

特に自分の病状、進行具合、治療法、予想される合併症、退院後の生活など、さまざまなことをごまかしたりせず丁寧に説明してくれる医療スタッフがいることは第一条件です。

医療スタッフの仲が良い病院

医師、診療放射線技師、看護師の仲がよく、それぞれが専門的な立場で意見交換のできる病院は良い病院です。

今ではあまり見かけませんが、医師の経験や勘に沿って診療をおこなっている病院は、医療事故の発生率が高くなると思われます。過去に発生した放射線の誤照射事故のいくつかはそれが原因で起きています。

1台のリニアックで40人程度の患者数を治療している病院

1日に1台のリニアックで治療が可能な人数は最大40人程度です。

現在のリニアックには、強度変調照射法、定位放射線治療、画像誘導放射線治療、呼吸同期照射法などの最先端の治療がおこなえるような機能が搭載されています。

この機能を駆使して複雑な高精度照射法をおこなおうとすれば、自ずと治療できる患者数は制限されます。

それが「40人」という目安になるのですが中には1台の装置で概ね100人を治療している病院もあります。

そうなると計画や調整の時間があるとは考えにくく、ただ放射線を当てるような治療になってしまいます。

「良い病院」とは、リニアックの性能、患者に合った照射法、および医療スタッフの労働時間のバランスを考慮して、適正な人数の治療を実施している施設だといえます。

「あの病院は総合病院で大きいから、きっと良い病院だ」と勘違いしないようにしなければなりません。不安であれば、病院に「リニアック1台で1日何人の患者を治療していますか」と電話で尋ねるだけで、「病院の良し悪しの判断」がつきます。

がん治療で”絶対に”やってはいけないことは?

そう、がんと闘うときには「絶対にやってはいけないこと」があります。 2008年からサポート活動をしている私は、これまで3,000人以上のがん患者さんやご家族と接 ...

続きを見る

治療経験が豊富な医師、診療放射線技師のいる病院

放射線治療では、がん病巣を正確に決定しなければなりません。

この作業は医師がおこないますが、うまく決定できなければがん治療の効果を発揮できないばかりか、合併症や後遺症などが強く起きてしまいます。

いっぽう、医師の決定したがん病巣に向けて、毎日正確な照射と線量を使うことも重要です。

この業務は診療放射線技師がおこなっていますが、照射や線量が正確でなければ、治療の効果をあげることはできません。がん病巣に適切に照射できるかどうかは、医師や診療放射線技師の治療経験に関係します。

豊富な経験を持つ医療従事者に、良い治療が期待できます。

また放射線の専門医、認定技師、認定看護師がいる病院は治療水準が高く、良い病院と考えられます。

放射線治療専門放射線技師に認定されている医師(認定機構のページ)

誤照射事故を起こしていない病院

2000年頃から、放射線療法の誤照射事故が報道されるようになりました。

事故はさまざまな原因で起きています。1番大きな原因は、知識不足によるヒューマン・エラーと考えられます。また、組織が機能していないことも事故につながっています。

ほとんどの事故は大学病院や大病院で発生しています。大学病院だから医療過誤は起こらないとは言い切れないのです。

また、誤照射事故の原因を究明し、再発防止の対策を講じているかどうかが大切な問題になります。事故という嵐が過ぎ去れば、この問題は終わったとしている病院もあります。
事故防止の対策を講じなければ、このような病院は、再度、同様な医療事故が発生すると考えられます。

設備が充実している病院

がんの放射線治療は、外部照射法だけでは適切な治療を施すことはできません。

腔内照射法、組織内照射法が実施できることが必要です。たとえば、子宮頸がんは外部照射法だけでは対応できません。腔内照射法が不可欠です。舌がんには組織内照射法が必要になります。

これから分かるように、放射線療法ではさまざまな治療装置が必要です。当然ながら十分な人数の、この装置を操作できる専門の医療スタッフを備えておくことが大切です。

治療装置の始業点検をおこなっている病院

治療装置の始業点検は診療放射線技師がおこないます。

始業点検の目的は医療の質と安全を確保するためです。始業点検によって、患者の治療を開始する前に治療装置の照射精度の維持や故障を未然に防ぐことができます。45分程度で終えることができるといわれています。

毎日、しっかりと治療装置の始業点検をおこなっている病院は、医療安全が確保された良い病院だといえます。
これらの内容はホームページや病院に問い合わせることで知ることができます。自分の病気の治療に関係することなので、人の意見を鵜呑みにせずに、疑問点を自らよく調べて解消して受診するのが良いと思います。

このサイトの管理者について

このサイトはがん治療専門のアドバイザー、本村ユウジが運営しています。

プロフィールはこちら

メールレター説明

本村ユウジのメールマガジン

ブログでは書けない「がん治療」に関する本音をメールで。全15回の読み切り型のメールマガジンです。すでに38,000名の方に読まれています。↓をクリックして登録すると、すぐに届きます。

必読の書!

ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」を無料で差し上げています


本村ユウジ責任編集。「がんと闘ううえで、絶対に外してはいけないポイント」を凝縮したガイドブックです。パソコンからでもスマホからでも読める電子ファイル(PDFファイル)なのですぐに読めます。


どんなガイドブックなのかの解説はこちらのページで。

がん治療で”絶対に”やってはいけないことは?

今すぐダウンロードして読みたい方は、こちらのボタンをクリックしてメールアドレスを登録してください。

kotira010

-24.放射線治療
-

Copyright© がん治療相談・本村ユウジ公式 , 2017 AllRights Reserved.