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08.子宮頸がん

子宮頸がん手術後のリンパ浮腫のケアと対策

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子宮頸がん手術後のリンパ浮腫

リンパ管は血管のように体中をめぐっている管で、中にはリンパ液が流れています。リンパ節郭清(かくせい。切除のこと)や放射線治療を行うと、リンパ節やリンパ管が障害を起こし、リンパ液の心臓に向かう流れが滞って、下半身がむくむことがあります。通常のむくみは一晩寝ると回復傾向になりますが、リンパ浮腫は改善しません。

患者さんの声
昨年の今頃は、抗がん剤のせいで母の体はボロボロでした

激しい下痢や嘔吐、食事も出来なくなり、最終的に輸血まですることに。

その後も医師からは異なる抗がん剤を勧められましたが、本村さんの助言を支えに、抗がん剤を中止し、食生活などの見直しに取り組んでまいりました。

今では体重も6キロほど増えました。本村さんとの出会いが無ければ、母はここにはいないと思っております。

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リンパ管は障害が起きても再生され、またリンパ液が流れるようになります。ですから、リンパ節郭清を行ったすべての人にリンパ浮腫が起こるわけではありません。ただ、いったん発症すると治りにくく、治療後何年もたってから突然起こることもあります。

リンパ浮腫は、日常生活にも支障をきたし、精神的にもつらいものです。予防を心がけ、変化に注意することが大切です。早期に治療を開始すれば、改善しやすく悪化も防げます。症状が出たら、なるべく早く対処することが重要です。

■脚を高くすることを心がけ、軽い運動やスキンケアを

リンパ浮腫の予防として、まずは日常的に家庭でできるケアが基本です。リンパの流れを助けるために、椅子に座るときや寝るときは、台などを置いて脚を高くするようにし、正座はやめて脚を伸ばして座ります。

脚に負担をかけるようなハードな運動はよくありませんが、水中ウォーキングや、自転車こぎなどの軽い運動は予防に効果的です。座っているときに脚を曲げ伸ばしするだけでも違います。

また、リンパ液の流れが悪いときには炎症も起こりやすく、炎症が起こるとむくみが悪化します。ケガに注意し、清潔、保湿を心がけましょう。肌が乾燥するとバリア機能が低下してしまいます。

日常生活でできるリンパ浮腫の予防とケア

・椅子に座るときは、脚を下げないように台を置くなどして、その上にのせる
・正座は避ける
・寝ているときにひざから下10cmほど高くする(高くしすぎてもよくない)
・立ちっぱなし、座りっぱなしを避ける
・同じ姿勢を長くつづけないようにし、足首やひざ、腰などをときどき動かす
・きつい下着やくつ下で体を締めつけない
・きつい靴や履いていて疲れるようなヒールの高い靴は避ける
・過度の運動は避け、適度な運動を心がける
・足がだるくなったり疲れたりしたときには、休憩する
・入浴や岩盤浴、サウナ、ホットカーペットなどで、長時間温めない
・脚への鍼灸の治療やマッサージは受けない
・太るとリンパ液が流れにくくなり、むくみを起こしやすいので、標準体重を保つ
・肌を清潔にしておく
・肌が乾燥しないように乳液やクリームなどで保湿を心がける
・日焼けをしないようにする
・ちょっとしたケガもしないように気をつける
・バランスのよい食事をとる

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リンパ浮腫の症状の変化

むくみは脚からではなく、リンパ節を切除した下腹部や陰部、脚のつけ根から始まるケースが多く、ほうっておくとゆっくり進行し、足先に広がっていきます。

1.自覚症状はあまりない。さわると皮膚が厚くなったように感じることも。皮膚をつまんだとき、しわが寄りにくくなる。

2.むくみがみられ、指で押すとへこむ。だるい、疲れやすいなどの症状も。脚をあげておけば改善もみられる。

3.皮膚が厚くなってきて、むくみで脚が太くなる。脚をあげても改善しない。だんだん指で押してもへこまなくなる。

4.皮膚が乾燥し、厚く固くなって、角化が目立つようになり、関節を動かしづらくなったりする。

リンパドレナージはリンパの流れをよくするマッサージ

もしも、むくみが起こったときには、スキンケアなどの日常的なケアに加えて、リンパドレナージ、圧迫療法、運動療法を組み合わせた「複合的治療」を行います。

リンパドレナージは、マッサージをすることで滞ったリンパ液の流れを促す方法です。正しく流れるようにリンパ液を誘導し、むくみを改善します。

マッサージといっても、筋肉の疲れをもみほぐすようなものとは違い、ぐいぐいと押したり、もんだりすることはありません。美容を目的としたリンパマッサージをよく見かけますが、それともまったく違う治療のマッサージです。

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皮膚に異常があるときは行わない

リンパドレナージは、リンパ液を流す方向に向かって、適切な順に適切な強さでリンパ液を誘導することが求められます。そのため、行うにはリンパ浮腫に関する専門的な知識が必要ですが、資格を持った看護師や専門のセラピストの指導を受けることで、自分でもできるようになります。

ただし、皮膚に炎症を起こしているときは避けましょう。ドレナージをする前には、皮膚の熱感や傷、発疹がないかよく確認します。皮膚に異常がないことを確認したら、手のひら全体を使って、やさしく、ゆっくりと、リンパ液を流すようにしてマッサージします。

リンパ液を流していくためには順番が大切で、むくんでいるところからマッサージを始めるのではありません。わきの下、体の側面から始め、脚のつけ根、太もも、ひざ、すね、ふくらはぎ、足先と進めるのが基本です。

リンパ浮腫と一般的なむくみはどう違う?

むくみには、さまざまな原因で起こるものがありますが、-般的によくみられる脚のむくみは、血液の循環が悪くなって夕方になるとあらわれやすいものです。体を動かしたり、一晩寝ることで改善します。

これにくらべリンパ浮腫は、流れなくなったリンパ液が細胞の間にたまっていって起こるもので、ごく初期の場合を除いては、休んだりするだけで改善することはありません。きちんとケアしないと、症状はゆっくり進み、ひどくなると皮膚や皮下組織がかたくなるといった変化もみられます。また、両脚同時にむくむことはまれで、片方の脚に起こるケースが多いのも特徴です。

受診してリンパ浮腫を治療する際には、ほかの原因のむくみではないか、問診、視診、触診をはじめ、必要に応じて画像検査や血液検査なども行われます。

リンパ浮腫になったら

まずは主治医に相談してみましょう。もし、その病院でリンパ浮腫に対する指導や治療をしていなければ、治療できる病院を紹介してくれるはずです。リンパ浮腫外来を設ける病院も増えてきており、症状が出ていなくても相談すれば、予防法からアドバイスしてくれます。

リンパ浮腫に対するケアの指導や治療は、健康保険の適用になっているものもありますが、自由診療で行っている施設もあります。初めに確認しましょう。

リンパ浮腫外来のある施設は、がん診療連携拠点病院内にある「がん相談支援センター」で確認することができ、「がん情報サービス」のサイトでも検索できます。

こんな症状に注意

早い段階でリンパ浮腫の治療がスタートできるように、スキンケアをしながら自分の変化を見逃さないようにしましょう。初期のうちに進行を抑えられるよう、おかしいと思ったら早めに受診するようにしましょう。

・下着やくつ下のあとがはっきりとつくようになった
・脚が重く、だるい
・皮膚がつっぱった感じがして、つまみづらくなった
・それまで見えていた血管が見えなくなった
・片方だけ脚が太くなった
・皮膚がピリピリするような気がする

むくみを改善し、その状態を維持する圧迫療法

リンパドレナージでリンパ液の流れを促しただけでは、リンパ液は再びたまり始めます。そこで、リンパ液が逆流しないよう、また、細胞間にたまらないよう、脚全体を圧迫して圧力をかけるのが圧迫療法です。むくみが軽減し、その状態を維持する効果を期待でき、肌の保護にも役立ちます。

圧迫療法では、弾性ストッキングや弾性包帯が用いられます。弾性ストッキングには、いろいろなタイプのものがあり、サイズはもちろん、圧迫力も自分に適したものでないと、十分な効果が得られません。医師に相談して選びましょう。

また、正しく履くことも大切です。弾性ストッキングはきつくできているので、簡単には履けません。履き方の指導も受けるといいでしょう。

弾性包帯は、巻き方しだいで圧を変えることができ、弾性ストッキングが履けないほどのむくみにも対応できます。専門家の指導を受けて巻きましょう。

起きているとき着用し、圧迫したまま筋肉を動かす

筋肉を動かすと、縮んだりゆるんだりする筋肉の動きで、リンパ液の流れが促されます。圧迫療法で圧力を加えながら動かすと、その効果は大きくなります。

弾性ストッキングや弾性包帯をつけたら、ひざや足首など、関節の曲げ伸ばしをゆっくり行いましょう。散歩をする、自転車をこぐといったことで、脚を動かすことは効果的です。

弾性ストッキングや弾性包帯は、朝起きたときにつけ、就寝前にとるのが基本ですが、発疹や傷など皮膚に異常があるときや、圧迫によって痛みやしびれを感じるときなどは着用をやめ、主治医に相談しましょう。

以上、子宮頸がんのリンパ浮腫についての解説でした。

さいごに

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

過去10年間で、4,300名の患者さんをサポートしてきました。

がんとの闘いは選択の連続。

間違えないためには、がんを治すための「たった1つの条件」を知っておく必要があります。

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本村ユウジ プロフィール

私はどこにも属さない、中立的な立場のがん治療専門アドバイザーです。

医者同士が「がんは放置しろ」「いや、病院で治療すべきだ」と批判しあう異常な時代。玉石混合の情報が飛び交っています。

そんななかで私は「誰とも仲間にならず」「特定の人間に影響を受けず」。

たったひとりで「どうすればがんに勝てるのか」を突き詰めてきました。

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患者さんの声
昨年の今頃は、抗がん剤のせいで母の体はボロボロでした

激しい下痢や嘔吐、食事も出来なくなり、最終的に輸血まですることに。

その後も医師からは異なる抗がん剤を勧められましたが、本村さんの助言を支えに、抗がん剤を中止し、食生活などの見直しに取り組んでまいりました。

今では体重も6キロほど増えました。本村さんとの出会いが無ければ、母はここにはいないと思っております。

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患者さんの声
「私は本村先生がナンバーワンであると信じて疑いません」

このたびは、妻のがんサポートにあたり、医学・栄養学・健康学というさまざまな分野を統合した、トータルサポートをいただき感謝の念にたえません。

おそらく、単なる病院に勤務する医師では知りえないこと、また、栄養管理士という職業の方では気づかないことなど。

貴重な数々の情報を得たことは、何よりも私たち家族にとっての貴重な財産です。

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