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こんにちは。17年間の活動実績を持つ、
「プロのがん治療専門アドバイザー」本村ユウジです。
がんを治すために必要なことは、たった1つです。
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子宮頸部腺がんの検査と診断の難しさ
子宮頸がんには大きく分けて扁平上皮がんと腺がんの2つのタイプがあります。このうち腺がんは全体の約20~25%を占め、近年増加傾向にあるとされています。
腺がんの最大の特徴は、診断の難しさにあります。扁平上皮がんが子宮頸部の表面に発生するのに対し、腺がんは頸管の深い部分に発生することが多く、細胞診による検査では見落とされやすいという問題があります。
細胞診の結果で「腺細胞の異常」や「腺がんの疑い」が指摘された場合、ただちにコルポスコープ(拡大鏡)を用いた組織診断と頸管内の組織診が実施されます。これは腺がんの特性を考慮した必要な対応となります。
腺がんが発見されにくい理由
腺がんの発見が難しい理由はいくつかあります。まず、がんが子宮頸部の深い部分に発生するため、表面を擦過する細胞診では細胞が十分に採取できないことがあります。
仮に細胞が採取できたとしても少量であることが多く、診断に必要な情報が得られないケースが少なくありません。
また、扁平上皮がんの場合は細胞診で正常細胞と異常細胞の区別が比較的明確ですが、腺系の細胞は正常でも多様な形態を示すため、異常を見分けることが容易ではありません。
良性の変化と悪性の変化の境界が曖昧で、経験豊富な細胞診断医でも判断に迷うことがあるとされています。
さらに、腺がんは頸管の奥深くに飛び地状に病変が存在することもあり、コルポスコープでも観察できない位置に病変が潜んでいる可能性があります。
腺系異常が指摘された場合の検査の流れ
細胞診で腺系の異常が指摘された場合、すべての症例で子宮頸部のコルポスコピー検査と精密検査が行われます。必要に応じて子宮内膜の精密検査も実施されます。これは腺がんが子宮体部(内膜)に発生している可能性も考慮するためです。
初期の子宮頸部腺がんでは、コルポスコピー検査を行っても病変の特徴を見つけることが困難な場合が多くあります。組織診を試みても、どこに病変があるのか特定できないケースが存在します。
診断のための円錐切除術について
組織診や頸管内組織診だけでは診断が困難と判断された場合、より正確な診断を得るために円錐切除術が提案されることがあります。円錐切除術とは、子宮頸部を円錐状に切除して、切除した組織全体を詳しく調べる方法です。
腺がん疑いの場合の円錐切除の特徴
腺系の異常が疑われる場合の円錐切除術は、扁平上皮系の異常の場合と比べて、頸管の奥深くまで切除する必要があります。これは腺がんが頸管の深い部分に存在する可能性が高いためです。
深めの切除を行うことで、将来的な妊娠において不妊、流産、早産のリスクが高くなる可能性があります。子宮頸部は妊娠を維持する上で重要な役割を果たしており、多く切除するほど機能への影響が大きくなります。
診断か妊孕性温存かの難しい選択
細胞診で腺系の異型、特に頸部腺がんが疑われながら、組織診でがんがはっきりしない場合、診断を優先して円錐切除術が提案されるのが一般的な対応です。
しかし患者さんの立場からすると、「検査の結果、何も異常がない可能性もあるのに、将来の妊娠に影響するかもしれない円錐切除術を受けるべきなのか」という疑問が生じます。
これは頸部腺がんの診断が難しいことによる非常に悩ましい問題です。診断を先延ばしにすれば、もし腺がんだった場合に進行してしまう危険性があります。一方で、検査のために将来の妊娠への影響を受け入れなければならないという選択を迫られることになります。
円錐切除術でも診断がつかない場合
さらに難しいのは、頸管の奥に飛び地のように病変が潜んでいる場合があることです。この場合、円錐切除術を行っても病変を完全に切除できている保証がないとされています。
そのため、診断を確実にするために子宮全摘出術を勧められる場合もあります。これは特に妊娠を希望しない患者さんや、すでに出産を終えた患者さんに対して検討される選択肢です。
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検査方針の決定とセカンドオピニオン
どこまで検査を進めるかは、患者さん自身の年齢、妊娠希望の有無、リスクをどう考えるかなど、個人の状況によって判断が異なります。主治医とよく相談し、検査のメリットとデメリット、検査をしない場合のリスクなどを十分に理解した上で決断することが重要です。
セカンドオピニオンを希望する場合は、これまでの詳細な経過や、実際に診断された細胞診の標本(プレパラート)などが必要になります。主治医にセカンドオピニオンを希望していることを伝え、必要な資料を準備してもらった上で受診するようにしましょう。
HPV非関連型の腺がんについて
子宮頸部腺がんの中でも、さらに診断が困難なタイプが存在します。それがHPV(ヒトパピローマウイルス)感染と関係なく発生する腺がんです。
HPV非関連型腺がんの特徴
一般的な子宮頸がんの約99%はHPV感染が原因とされていますが、腺がんの一部にはHPV感染とは無関係に発生するタイプがあります。このタイプの腺がんは以下のような特徴があります。
まず、HPV検査を実施しても陰性となるため、HPV検査を診断の参考にすることができません。現在の子宮頸がん検診は主に扁平上皮系の異常とHPV関連の腺がんを発見することを目的としており、HPV非関連型の腺がんは検診で発見できる対象のがんではありません。
また、このタイプの腺がんは細胞の形態が正常に近いことがあり、細胞診での判別が極めて困難です。通常の腺がんよりもさらに診断が難しいとされています。
診断技術の進歩と現状
近年、細胞診の技術向上やコルポスコピー検査の精度向上、HPV検査の導入などにより、子宮頸部腺がんの診断は以前と比べて向上しつつあります。
液状化検体細胞診(LBC)という新しい細胞診の方法や、免疫染色という特殊な染色方法を用いることで、腺がんの診断精度は改善されてきています。
しかし、それでも特に診断が難しいタイプの腺がん、特にHPV非関連型の腺がんについては、診断が困難な状況が続いています。
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子宮頸部腺がんの進行速度とステージ
腺がんは扁平上皮がんと比較して、リンパ節への転移が起こりやすく、悪性度が高いとされています。進行速度についても、一般的に扁平上皮がんより速い傾向があるという報告があります。
ステージ分類は扁平上皮がんと同じ分類が用いられ、0期からIV期まで病変の広がりによって分類されます。ただし、同じステージでも腺がんの方が予後が悪い傾向があるとされています。
腺がんが疑われる場合の受診先
HPV非関連型など、診断が特に難しいタイプの腺がんが疑われる場合は、がん診療連携拠点病院など専門医のいる施設で相談することが推奨されます。
これらの施設には婦人科腫瘍専門医が在籍しており、難しい症例についても豊富な経験と最新の診断技術を用いた対応が可能です。また、病理診断の専門医も在籍しており、細胞診や組織診の正確な判断が期待できます。
子宮頸部腺がんの生存率と完治の可能性
腺がんの生存率は、扁平上皮がんと比較すると若干低い傾向にあります。ただし、早期に発見され適切な治療を受けた場合の完治率は高く、特にI期で発見された場合の5年生存率は80~90%程度とされています。
完治を目指すためには、何よりも早期発見が重要です。しかし、腺がんは前述のように診断が難しいため、定期的な検診を受けていても進行した状態で発見されることがあります。
そのため、不正出血や下腹部痛などの症状がある場合は、検診の時期を待たずに婦人科を受診することが大切です。
子宮頸部腺がんに関する現在の課題
子宮頸部腺がんについては、診断の難しさに加えて、いくつかの課題が存在します。
現在の子宮頸がん検診は主に扁平上皮がんの発見を目的として設計されており、腺がんの検出率は必ずしも高くありません。HPV非関連型の腺がんについては、検診での発見がさらに困難です。
また、若い女性で腺がんが増加傾向にあることも課題の一つです。妊孕性(妊娠する能力)の温存を希望する患者さんにとって、診断のための深い円錐切除や、治療のための手術が将来の妊娠に影響を与える可能性があることは大きな問題となっています。
患者さんが知っておくべきこと
子宮頸がん検診を定期的に受けることは重要ですが、検診で「異常なし」という結果でも、腺がんが存在する可能性がゼロではないことを理解しておく必要があります。
特に以下のような症状がある場合は、検診の結果にかかわらず婦人科を受診することが推奨されます。
不正性器出血、特に性交後の出血や閉経後の出血、おりものの増加や異常なおりもの、下腹部痛や腰痛が続く場合などです。
また、腺系の異常を指摘された場合は、診断の難しさを理解した上で、主治医とよく話し合い、自分の状況に合わせた検査方針を決めることが大切です。不安や疑問がある場合は遠慮せず質問し、納得できるまで説明を求めましょう。

