本村ユウジ様
はじめまして。木崎と申します。東京都在住です。
私は2012年の6月に、健康診断のX線で右肺に腺がんがみつかり、武蔵野赤十字病院で8月に上葉部を胸腔鏡手術で切除しました。
術後の経過は良く、大きさ17㎜、ステージ1Aリンパ転移なしでしたが脈管侵襲があり、10月に補助療法として、カルボプラチン(点滴)とTS-1(経口)による科学療法を4クールしました。
その後は何もせず経過を見ていましたが、2014年5月に右腎臓に30㎜の腫瘍ができました。
生検の結果、肺の腺がんの転移と診断、私はALK遺伝子がんだったので、9月にザーコリという分子標的薬による治療を開始しました。
ところが服用後3週間目に薬物性の肝炎を引き起こし、治療を中断しました。
後にわかったのですが、原因は、副作用の整腸を助けるために一緒に飲んでいた漢方薬ツムラの30番と17番のどちらかでした。(どちらか忘れました。結果の用紙を手繰ればわかるかもですが)
ザーコリはやめて、9月に認可がおりたばかりのアレセンサというやはり分子標的薬に11月に切り替え現在に至ります。
2月の健診で腫瘍は小さくならず、むしろ大きくなっているのでは、と耐性がついたとの見解で現在点滴による従来の化学療法を勧められています。(シスプラチン、アリムタ、アバスチン)
見つかったときは30㎜だった腫瘍は、治療開始までの時間もかかり、肝炎で治療を中断したりで、現在は50㎜弱まで成長しています
結論が出るまでつなぎで未だに効き目の落ちたアレセンサを服用しています。
アレセンサは病院で第一号の使用者だったので、お医者さんたちの期待も大きかったのだと思います。
ザーコリよりも耐性も長いと聞いていたので、私もショックでしたが、先生方もがっかりだったのでしょう。
主治医は若い先生で、患者の気持ちには寄り添ってはくれず、CTの画像を前に、気になる箇所や、大きさなどを次々挙げ、不安はより一層増すばかり。
その不安を訴えても、「悪いところを見つけるのが僕らの仕事だから」と、緩和ケアの先生に回されてしまいました。
緩和ケアの先生にお話しできたことはとてもよかったのですが、主治医との信頼関係は完全に崩れました。
日赤は、この程度の理由では主治医を変えることはしない方針なので、気に入らなかったら他に移って下さいという感じです。
家から近く、家族も負担が軽くなるので病院を変えるつもりはなかったのですが、今後の治療が不安です。
セカンドオピニオンも考えていて、保険会社のサービスで紹介会社を仲介してもらい、昭和大学病院に受診するための準備中です。
(準備を始めてから「5つのルール」を読んだので、良かったのかな…とちょっと思いますが)
原因が漢方なら、ザーコリをもう一度試せないかと聞きましたが、可能性が0でない限り、ザーコリは考えていないとのこと。
何より、一番納得いかないのが、
現在具合の悪いところがほとんどないのに、抗がん剤を点滴して、この先具合が悪くなることです。
腫瘍マーカーや、血液、尿検査でも、明らかにがんを示す数値はどこにも出ていないのです。(脈管侵襲に関しては、当時の執刀外科医ががなり慎重にと検査を依頼した結果でたのだそうです。)
CTでしか明白に出ていることはないのです。
肺がんといっても、今に至るまで、一度も痰や咳も出たことがなく、痛いとか苦しいとかの思いもしたことがありません。
手術後は、さすがに痛いし息苦しいこともありましたが、今は日常生活に何も支障はありません。
本村様の「5つのルール」を読んで、私のがんは、一番侵襲して転移しやすいタイプのがんだったのだと思いました。
だからラッキーにもステージ1Aで見つかったのに、普通は、この大きさのがんなら再発率は5%なのに、再発もしてしまったのだな、とこれまで「なんで?なんで?」と思っていたことが解かったような気がしました。
点滴による科学療法は最善の治療なのでしょうか?
そして、その治療により明らかに今より具合が悪くなることは、仕方がないことなのでしょうか?他に選択できる治療法はあるのでしょうか。
ダウンロードした「がんを治す生き方」参考にしたいと思います。
どうぞお力をお貸しください。
木崎