人気コンテンツ累計150,000名以上に読まれています。無料ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」プレゼント中です。

07.乳がん 33.化学療法レジメン

乳がん (ラパチニブ:タイケルブ)+(カペシタビン:ゼローダ)療法の奏効率(効果)、生存率、副作用と対策

【レジメン】

Capecitabine(カペシタビン:ゼローダ):経口(1日

Lapatinib(ラパチニブ:タイケルブ)=1,250mg/day:経口(1日1回、食事中・食事の前後1時間を避けて内服)


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


基本事項

【適応】

転移・再発症例

・HER2陽性(IHC3+またはFISH陽性)で、アントラサイクリン系薬剤、タキサン系薬剤およびTrastuzumabによる治療後増悪例、もしくは再発症例

【奏効率】

・全生存期間(中央値)
75週

【副作用】

・下痢:Grade1=27%、Grade2=20%、Grade3=12%、Grade4=1%
・悪心:Grade1=29%、Grade2=13%、Grade3=2%、Grade4=0%
・嘔吐:Grade1=18%、Grade2=6%、Grade3=2%、Grade4=0%
・口内炎:Grade1=10%、Grade2=4%、Grade3=0%、Grade4=0%
・手足症候群:Grade1=10%、Grade2=32%、Grade3=7%、Grade4=0%
・腹痛:Grade1=8%、Grade2=6%、Grade3=1%、Grade4=0%
・便秘:Grade1=9%、Grade2=1%、Grade3=0%、Grade4=0%
・胃腸症状:Grade1=8%、Grade2=3%、Grade3=0%、Grade4=0%
・皮疹:Grade1=20%、Grade2=7%、Grade3=1%、Grade4=0%
・皮膚乾燥:Grade1=11%、Grade2=0%、Grade3=0%、Grade4=0%
・倦怠感:Grade1=10%、Grade2=6%、Grade3=2%、Grade4=0%
・粘膜炎:Grade1=7%、Grade2=4%、Grade3=0%、Grade4=0%
・頭痛:Grade1=5%、Grade2=4%、Grade3=0%、Grade4=0%
・四肢痛:Grade1=8%、Grade2=4%、Grade3=<1%、Grade4=0%
・背部痛:Grade1=5%、Grade2=4%、Grade3=1%、Grade4=0%
・食欲不振:Grade1=11%、Grade2=4%、Grade3=<1%、Grade4=0%
・呼吸困難:Grade1=5%、Grade2=3%、Grade3=3%、Grade4=0%

レジメンチェックポイント

①投与量の確認

<Capecitabine:減量の目安>

・体表面積1.36m2未満:減量段階1=900mg、減量段階2=600mg
・体表面積1.36m2以上1.41m2未満:減量段階1=900mg、減量段階2=600mg
・体表面積1.41m2以上1.51m2未満:減量段階1=1,200mg、減量段階2=600mg
・体表面積1.51m2以上1.66m2未満:減量段階1=1,200mg、減量段階2=900mg
・体表面積1.66m2以上1.81m2未満:減量段階1=1,200mg、減量段階2=900mg
・体表面積1.81m2以上1.96m2未満:減量段階1=1,500mg、減量段階2=900mg
・体表面積1.96m2以上:減量段階1=1,500mg、減量段階2=900mg

※いったん減量した後は増量は行わないこと2回、朝・夕食後 30分以内に内服)

<Capecitabine投与量>
・体表面積1.36m2未満=1,200mg
・体表面積1.36m2以上1.66m2未満=1,500mg
・体表面積1.66m2以上1.96m2未満=1,800mg
・体表面積1.96m2以上=2,100mg

<Capecitabine:有害事象発現時の休薬・減量の規定>

・Grade2:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量1回目=減量不要または減量段階1、2回目=減量段階1、3回目=減量段階2、4回目=投与中止
・Grade3:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量1回目=減量段階1、2回目=減量段階2、3/4回目=投与中止
・Grade4:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量=減量、継続、再開などは事象ごとに判断

<Capecitabine:血液検査異常発現時の休薬・減量の規定>

・500/mm3≦Neu<1,000/mm3、25,000/mm3≦Pt<75,000/mm3、6.59/dL≦Hb<9.0g/dL、1.5mg/dL<Cre≦6×ULN、Ccr<40mL/min:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量1回目=減量不要または減量段階1、2回目=減量段階1、3回目=減量段階2、4回目=投与中止
・Grade4:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量=減量、継続、再開などは事象ごとに判断

<Lapatinib:有害事象発現時の休薬・減量および中止基準(駆出率低下、間質性肺炎、肝機能検査値異常以外)>

・Grade2:継続、治療再開時の投与量1/2回目=減量不要、3回目=減量不要または減量(1,000mg/day)、4回目=減量(1,000mg/day)
・Grade3:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量=減量不要または減量(1,000mg/day)して投与再開
・Grade4:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量=減量、継続、再開などは事象ごとに判断

<Lapatinib:血液検査異常発現時の休薬・減量の規定>

・500/mm3≦Neu<1,000/mm3、25,000/mm3≦Pt<75,000/mm3、6.59/dL≦Hb<9.0g/dL、1.5mg/dL<Cre≦6×ULN、Ccr<40mL/min:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量1回目=減量不要、2回目=減量不要または1,000mg/day、3回目=減量不要または1,000mg/day、4回目=投与中止
・NeU<500/mm3、Pt<25,000/mm3、Hb<6.5g/dL、Cre>6×ULN:休薬(最大14日間)Grade1以下に回復後は右記の基準に従う、治療再開時の投与量=減量、継続、再開などは事象ごとに判断

<Lapatinib:肝機能検査値異常による休薬・減量および中止基準>

・T-Bil>2.0×ULN(D-Bil>35%)、ALT>3.0×ULN=中止
・T-Bil上記以外、ALT8.0×ULN / >5.0×ULN(無症候性にて2週間継続)/ >3.0×ULN(症候性)=休薬(2週後に再検査)、有効性が得られている場合は1,000mg/dayに減量して再開可能
・T-Bil上記以外、ALT>3.0×ULN(無症候性)=継続(1週間ごとに再検査)、ALT>3.0×ULNが4週間継続した場合は中止
・ALT≦3.0×ULN=継続

<Lapatinib:駆出率低下および間質性肺炎による休薬・減量および中止基準>

・無症候性の駆出率低下:発現回数1回目=投与継続(1~2週後に再検査)→回復:投与継続
・無症候性の駆出率低下:発現回数1回目=投与継続(1~2週後に再検査)→持続:休薬(3週以内に再検査)→回復:1,000mg/dayに減量して再開可能
・無症候性の駆出率低下:発現回数1回目=投与継続(1~2週後に再検査)→持続:休薬(3週以内に再検査)→持続:中止
・無症候性の駆出率低下:発現回数2回目(減量前)=1回目に準じる
・無症候性の駆出率低下:発現回数2回目(減量後)=中止
・症候性の駆出率低下、間質性肺炎(Grade3、4)=中止

②併用薬の確認

・Capecitabine

ワルファリンとの併用によりワルファリンの効果が強く出てしまうため、また、フェニトインとの併用によりフェニトインの血中濃度が上昇することがあるため、併用薬の確認を行う(CapecitabineがCYP2C9の酵素活性を低下させている可能性が考えられている)

・Capecitabine

テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤(ティーエスワン)は併用禁忌(ギメラシルによりCapecitabineの代謝活性体であるフルオロウラシルの代謝が阻害され、著しくフルオロウラシルの血中濃度が上昇するため)。投与されていないこと、および投与中止後7日以上あいていることを確認する

・Lapatinib

CYP3A4、CYP2C8、P糖タンパク、BCRP、OATP1B1の基質、もしくは、これらの阻害作用をもつため,、これらの酵素や輸送タンパクに関連する薬剤との相互作用に注意する。特に抗不整脈薬は、本剤との併用によりQT間隔延長が発現、または悪化する可能性があり、必要な観察を行うなど十分に注意する


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


副作用対策と服薬指導のポイント

①Lapatinibは高脂肪食摂取後内服によりAUCが4.25倍になる(白色人種のデータ)との報告があり、食事の影響を受けやすいため、食事前後1時間を避けて内服する
服用期間中はグレープフルーツ食品を摂取しないように指導する(Lapatinibの血中濃度が上昇することがある)
Capecitabineは食後30分以内に内服となっており、服用のタイミングが異なることから、Lapatinibは起床時に内服するなど、患者の理解を得られやすい用法を相談して決める

②手足症候群

LapatinibおよびCapecitabineは手足症候群の発症頻度が高いため、手や足の裏に痛みや違和感などの症状があらわれたら、申し出るように伝える

③下痢

LapatinibおよびCapecitabineは下痢により脱水症状があらわれる可能性があるため、下痢になった場合はぬるま湯などで水分補給を行うように伝える。特にひどい場合は申し出るように伝える

④皮膚症状

Lapatinibにより発疹や掻痒、皮膚乾燥、爪の障害、手足症候群などの皮膚症状が高い頻度で認められている。主に頭部・顔部を含む上半身での発現を認めるため、予防として保湿クリームの塗布などにより乾燥を防ぐこと、紫外線を避けることを説明する

⑤間質性肺炎

Lapatinibにより間質性肺炎のリスクがあるため、息切れや呼吸困難などの症状があれば、直ちに申し出るように伝える

⑥口内炎

Capecitabineの長期間の使用により口内炎などのリスクも高くなるため、口腔内の清潔保持について説明し、生活指導も含め理解してもらう

 

・・・・・・・・・・

 

がんに関する情報は、世の中に溢れています。

そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

詳しくはこちらのページで。

 

がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、話題になっている「がんゲノム医療」とは何か、というテーマの記事です。 専門用語、難解な言葉が登場しやすく「いまいち、理解できない」という人が多いので、でき ...

-07.乳がん, 33.化学療法レジメン

© 2025 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ