人気コンテンツ累計150,000名以上に読まれています。無料ガイドブック「がんを完治させるための5つのルール」プレゼント中です。

07.乳がん 33.化学療法レジメン

乳がん ペルツズマブ+トラスツズマブ+ドセタキセル療法の奏効率(効果)、生存率、副作用と対策

【レジメン】

・Pertuzumab(ペルツズマブ:パージェタ)
初回 840mg:点滴静注(60分)
2回目以降 420mg:点滴静注(30分)

・Trastuzumab(トラスツズマブ:ハーセプチン)
初回 8mg/kg:点滴静注(90分)
2回目以降 6mg/kg:点滴静注(30分)

・DTX(ドセタキセル:タキソテール)=75mg/m2:点滴静注(60分以上)

【前投薬】

デキサメタゾン6.6mgIV(Day1)

※Pertuzumabを単独投与した場合の有効性および安全性は確立していない


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


基本事項

【適応】

HER2陽性の手術不能または再発乳がん

【奏効率】(Pertuzumab+Trastuzumab+Docetaxel療法)

・奏効率
80.2%

・無増悪生存期間(中央値)
18.5カ月

・生存期間(中央値)
56.5カ月

【副作用】

・下痢:All Grade=66.8%、Grade3以上=7.9%
・脱毛:All Grade=60.9%
・好中球減少:All Grade=52.8%、Grade3以上=48.9%
・悪心:All Grade=42.3%、Grade3以上=1.2%
・疲労:All Grade=37.6%、Grade3以上=2.2%
・発疹:All Grade=33.7%、Grade3以上=0.7%
・食欲減退:All Grade=29.2%、Grade3以上=1.7%
・粘膜の炎症:All Grade=27.8%、Grade3以上=1.5%
・無力感:All Grade=26.0%、Grade3以上=2.5%
・末梢性浮腫:All Grade=23.1%、Grade3以上=0.5%
・便秘:All Grade=15.0%、Grade3以上=0%
・発熱性好中球減少症:All Grade=13.8%、Grade3以上=13.8%
・皮膚乾燥:All Grade=10.6%、Grade3以上=0%

レジメンチェックポイント

①休薬期間・投与量・投与速度の確認(Pertuzumab+Trastuzuma)

・Pertuzumabは前回投与から6週間未満のときは420mgを投与する。前回投与から6週間以上のときは改めて初回投与量の840mgで投与を行う

・Trastuzumabは初回8mg/kg、2回目以降6mg/kg。予定より1週間を超えて遅れた場合は、改めて8mg/kgから開始

・Pertuzumabは初回60分かけて投与。初回投与の忍容性が良好であれば、2回目以降の投与時間は30分まで短縮できる

・Trastuzumabは初回90分かけて投与。2回目以降、Infusion reactionなどのアレルギー反応がなければ30分まで短縮

②投与量の確認(DTX)

国内において承認されている乳がんにおけるDTXの用量は60mg/m2であるが、本レジメンの国際臨床試験では100mg/m2、または75mg/m2で行われ、本邦では75mg/m2で行われた添付文耆を参考に、投与量は適宜増減を行う

③延期の基準(DTX)

好中球数が1,500/mm3未満まで減少した場合、または血小板数が100,000/mm3未満まで減少した場合は、回復するまで投与を延期する

④アルコール過敏症の確認

DTX(タキソテール)の添付溶解液にはエタノールが含まれているので、アルコールに過敏な患者に投与する場合は、添付溶解液を使用せずに生理食塩液、または5%ブドウ糖液で溶解すること。アルコールで希釈された製剤ではアルコールを抜くことはできないため注意する。なお、現在はプレミックス製剤でも、アルコールを含有しない製剤も発売されている

※DTX製剤について
現在、本邦においては、アルコールを含む添付溶解液にて希釈後使用する製剤と、すでにアルコールなどで希釈された製剤、およびアルコールを含有しない液体製剤などが販売されており、濃度、アルコール含有量が異なるため注意が必要である

⑤心機能検査の確認(Pertuzumab+Trastuzumab)

定期的な心機能モニタリングにおいて、LVEF40%未満、あるいは40~50%で、ベースラインからのLVEFの低下が10%以上となった場合は、投与を延期する

※通常患者で12週間ごと、無症候性心機能障害患者で6~8週ごと

⑥減量基準(DTX)

・発熱性好中球減少症、または1週間を超えて持続する好中球数500/mm3未満の発現により投与延期した場合と、血小板減少が100,000/mm3未満の発現により投与を延期した場合、再開時に75mg/m2から55mg/m2に減量

・高度または次第に増悪する皮膚反応の発現のときに、75mg/m2から55mg/m2に減量

⑦中止基準(DTX)

3週間を超えて投与延期しても毒性の回復が認められない場合、または下記のときは投与を中止する

・好中球減少
発熱性好中球減少症が回復しない
500/mm3まで回復しない

・血小板減少
100,000/mm3以上まで回復しない

・過敏症
高度な過敏症

・末梢神経障害
Grade3以上

・皮膚反応
55mg/m2まで減量後も高度、または次第に増悪する皮膚反応が発現

・総ビリルビン
正常値上限以下まで回復しない

・肝酵素
AST、ALT>正常値上限×1.5かつALP>正常値上限×2.5

⑧相互作用

アゾール系抗真菌薬(ミコナゾールなど)やエリスロマイシン、クラリスロマイシン、シクロスポリン、ミダゾラムの併用によりCYP3A4を阻害、または、DTXとの競合によりDTXの血中濃度が上昇し、副作用が強くあらわれることがある


【サイト内 特設ページ】




がんに関する情報は、世の中に溢れています。

「何を信じていいのか分からない」と不安なら。

こちらのページに解決策があります。

がんを治すための「たった1つの条件」とは?.


副作用対策と服薬指導のポイント

①Infusion reaction

PertuzumabとTrastuzumabは、投与24時間以内にInfusion reactionが報告されている。投与中に悪寒、発熱、疲労、悪心、紅斑、高血圧や呼吸困難などがみられた場合は、医療者に申し出るように伝える
第Ⅲ相臨床試験において、軽度のInfusion reactionが起こった場合、次回以降の投与前に副腎皮質ホルモン、抗ヒスタミン薬および解熱薬の前投与が許容された

②心機能モニタリング

PertuzumabとTrastuzumab投与により、心障害、うっ血性心不全が起こることがある。平らな道を歩いただけでも心臓がドキドキするような動悸、息切れ、または、脈が速くなったりする頻脈があった場合は、施設へ連絡するように伝える。投与中は通常患者で12週間ごと、無症候性心機能障害患者で6~8週間ごとにLVEFのモニタリングを行う

③アルコールに関する問診(DTX)

自動車の運転など、危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること

④DTXは添加剤としてポリソルベート80を含有しているため、重篤な過敏症の報告がある患者観察には十分留意を要する

⑤DTXの用量規制因子は白血球(主に好中球)減少であり、重篤な白血球減少に起因した治療関連死が認められている。患者には感染予防(手洗い、うがい、マスクの着用など)の励行を指導する必要がある。また、発熱性好中球減少症の治療として、抗菌薬の投与を迅速に行う体制を整えておく必要がある

⑥脱毛

通常、DTXの投与開始2~3週間経過後に発現し、治療中止後、半年~1年で回復することを伝える

⑦浮腫(DTX)

浮腫などの体液貯留が高頻度にみられ、総投与量が350~400mg/m2を超えると発現頻度が上がるため、足のむくみなどの症状が出れば申し出るように伝える。浮腫の発症は毛細血管漏出症候群によるもので、発症後はデキサメタゾンなどを投与する

 

・・・・・・・・・・

 

がんに関する情報は、世の中に溢れています。

そのなかで、外してはいけない重要なポイントは1つだけです。

詳しくはこちらのページで。

 

がんを治すための『たった1つの条件』とは?

 

本村ユウジ
がん治療専門のアドバイザー・本村です。

私の仕事は【がん患者さんに正しい選択を伝えること】です。

「本村さん、おかげで元気になりました」

そんな報告が届くのが嬉しくて、患者さんをサポートしています。

→200通以上の感謝の声(これまでいただいた実際のメールを掲載しています)

しかし毎日届く相談メールは、

「医師に提案された抗がん剤が怖くて、手の震えが止まらない」

「腰がすこし痛むだけで、再発か?転移か?と不安で一睡もできなくなる」

「職場の人も家族さえも、ちゃんと理解してくれない。しょせんは他人事なのかと孤独を感じる」

こんな苦しみに溢れています。

年齢を重ねると、たとえ健康であっても、つらいことはたくさんありますよね。

それに加えて「がん」は私たちから、家族との時間や、積み重ねたキャリア、将来の夢や希望を奪おうとするのです。

なんと理不尽で、容赦のないことでしょうか。

しかしあなたは、がんに勝たねばなりません。

共存(引き分け)を望んでも、相手はそれに応じてくれないからです。

幸せな日々、夢、希望、大切な人を守るには勝つしかないのです。

では、がんに勝つにはどうすればいいのか?

最初の一歩は『治すためのたった1つの条件』を知ることからです。

\ 無料ガイドブック、プレゼント中 /

がんを治すための「たった1つの条件」とは?

経験15年以上。プロのアドバイザーによる徹底解説。

闘病ブログはとても参考になると思います。
にほんブログ村 病気ブログ がんへ
にほんブログ村

サポートを受けた患者さんの声

大腸がん(腹膜播種)遠藤さん|患者さんの声

遠藤です。 お世話になっております。 先週4/10(金)に両親と、妻との4人で病院へ行き、担当医に会ってきました。 本村さんが言われていたように、話がどういった展開になるか、少々心配していましたが、私たち子供が立ち会ったことも功を奏したのか、担当医は明朗に現在の状況を説明してくれました。 ガンの転移であるのかについては、今までの抗がん剤治療での経過の中で、部位が多少なりとも小さくなっていることにより、ガンであると判断するしかない、更に突き詰めるには、やはり腹腔鏡手術・開腹手術を行うしかないが、前回母が手術 ...

続きを読む

直腸がん(手術後経過)桑島さん|患者さんの声

長い間本当にありがとうございました!!! 昨年10月にご相談をしてから、早くも6ヶ月が過ぎました。 昨年1月に大腸がん(直腸)の再発に始まり、手術をし人工肛門にするか、肛門の温存又は経過観察にするべきか、悩み迷い、先生のアドバイスを受けました。 結果経過観察を選び、4月1日に6ヶ月目の検査を受診しました。 検査結果担当医より「良かったですね。肝臓に転移も無く、術後も綺麗ですね。」と先生の笑顔を初めて拝見しました。 私もとても嬉しかったです。10月の検査予約をして参りました。 本村先生へのお礼とご報告が遅く ...

続きを読む

子宮体がん(肝臓転移あり5㎜以下で2個~4個)佐藤さん|患者さんの声

(1)患者は私本人です (2)48歳 (3)北海道○○市 (4)肝臓癌 (5)10/23、CT検査。多分再発だろうと医師に言われました。 (6)2012年婦人科で「子宮内膜増殖症 異型」と診断され、ガンに移行するタイプなので設備の整っている病院を紹介され、そこで検査の結果、初期の子宮体癌と診断されました。 (7)2012年子宮、卵巣、リンパ節手術 半年位は、毎月血液検査、その後3ヵ月ごとになりました。CT検査半年ごと。今年の7月のCT検査で、微かな影(?)のようなものが認められ、10月にもう一度CT検査を ...

続きを読む

スキルス胃がん(手術前)本間さん|患者さんの声

本村さま お返事ありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通り、知識をしっかり身につけようと思います。誰に聞けば良いのかわからない質問にまで丁寧に答えてくださり、ありがとうございます。 先日両親にガイドブックを渡しました。がんのことを家族で勉強したいと思います。これからもよろしくお願いします。 本間 【続き】 こんばんは。先日はメールをありがとうございました。 本村さんのおっしゃる通りでした。 それでも諦めきれず、以前から気になっていた食事療法の本を出されている先生のクリニックへ。 検査結果の資料一式 ...

続きを読む

肺がん(ステージ4)堀内さん|患者さんの声

本村さん こんばんわ 報告ですが○○病院の緩和病棟(外来)に行ってきました。とにかく今の吐き気が辛い事などを伝えましたが、大変親切に対応いただきました。 ○○病院の話も聞きたい旨を伝えましたが、快く賛成頂きました。結果的には、新しい吐き気止めを頂きました。(本村さんのおっしゃるとおりでした。) その薬を妻が飲み、吐き気はなくなったようです。本日(金曜日)、体調が良く吐き気がないので出社して経理の仕事をこなしていました。 ただ、車で30分。会社に着いてすぐもどしました。また退社寸前まで元気でしたが、帰る車内 ...

続きを読む

人気の記事

1

私(本村ユウジ)は身内をがんで亡くしてから、プロとして10年以上活動している、がん治療専門のアドバイザーです。

このページでは、がんを治すための「たった1つの条件」について明らかにしています。

2

標準治療(手術、放射線、化学療法)を批判する意見は多く、書籍も多く出版されています。 特に問題視されることが多いのが、抗がん剤などの薬物を使う「化学療法」です。 ...

3

2019年6月1日より、がんゲノム医療に関する「がん遺伝子パネル検査」が保険適応となりました。 テレビのニュースなどでは「がんゲノム医療が保険適応に」などとテロ ...

4

日本で最初に免疫チェックポイント阻害剤が使われたのは「2014年7月にメラノーマで承認されたオプジーボ(ニボルマブ)。 それ以来、様々な免疫チェックポイント阻害 ...

5

近年、話題になっている「がんゲノム医療」とは何か、というテーマの記事です。 専門用語、難解な言葉が登場しやすく「いまいち、理解できない」という人が多いので、でき ...

-07.乳がん, 33.化学療法レジメン

© 2025 がん治療専門のアドバイザー 本村ユウジ公式サイト・ブログ